こんにちは
以前、同じタイトルで使い分ける際のコツや土台を選ぶ基準について書きました。今回はカギ積みと階段積みを使い分ける際の初手の置き方について解説しようと思います。とりあえず初手だけ知っておくと、それっぽくはなると思いますので、定型を組むキッカケになればと。
※私は飛車ちゅうさんの手順を真似てきただけなので、見当違いなことを言ってる可能性があります。
abac

このような形を組み、
先折カギ積みを目指します。

上に1連足せると嬉しい
階段ほど折り返しは難しくありませんが、だからといって放置して置くと大変なことに。TAでこれ組むと6列目埋めるタイミング逃して汗ダラダラになることもあります。
abacは以降にaaかbbが来ない限りは先折カギになると思います(たぶん)。
ABACAAの場合は

このように置きます。これ以降のツモによって後折カギ積みか先折階段になります。これに関しては以前の記事で詳しく書いておりますので、気が向いたら覗いてみてください。
ABACBBの場合

この状況がキツイので

くま積みの形から12でゾロを横置きにして後折カギ積みを目指します。

なんと速攻も打てます。頻度は20先やってて1回あるかないかくらいです。
ABAB、AABB
3手目で結構変わりやすい印象です。というのも、ABACやAAABほど形が固定されてないからです。

初手でまずこの形を組みます。どちらを左にするか右にするかですが、なるべく入力が少なくて早く置ける方で私は置いてます。
この時点では先折カギ、後折カギ、階段積み全てが狙えます。3手目以降のツモで大きく変化します。
ABABAB、AABBAB

1〜2手目と同じように置いて階段積みを目指しましょう。

一応この形にすれば後折カギと先折カギが狙えますが、後折カギはともかく、先折カギは開幕3手で折り返しにミゾを作ることになるのでオススメできません。階段という選択肢があるなら、階段積みにしましょう。
ABABAC、AABBAC、 ABABAD、AABBAD
これは4手目で形が変化することになります。
次に緑か赤のゾロが見えた場合

後折カギを習おうって算段です。
よく考えてみたら

この待ち方もそんなに悪くないと思います。階段も後折カギも狙えます。とりあえず、このような配色の際に階段を積極的に狙いに行くのは少しツモ的にしんどいかなというイメージですがネクストに4色目のゾロが見えてたら階段を組みにいってもいいと思います。
ABABACBD

階段積みにしましょう
逆のパターンで ABABBD〜という配色があります。この場合に全てを階段積みにするのはよくありません。ネクストに折り返しに置けるツモが来ないと、折り返しにミゾが出来てしまうからです。

赤青、赤緑が来ないと折り返しを作ることができません。千切ることによって強引に作ることもできますが、好ましい手順とは言えません。
ネクストに折り返しに使える配色が見えない場合は

このように置きましょう。フタをして後折カギを狙います。

このように置いて先折カギを狙うのもアリかもしれません。困った時、とりあえず先折カギにすると大きくコケることはないイメージなのですが、得意な方を選ぶのが無難かもしれません。赤ゾロが来た時は後折カギのほうが相性が良いですが、4色目のゾロが見えた時は先折カギの方が折り返しを作りやすいので相性がいいかもしれません。
すごく個人的な印象ですが、先折カギは「絶対に先折カギじゃないとダメ!」って感じる機会が少ないように感じます。私が下手なだけかもしれませんが。「後折カギも階段もキツイかも!」って時に無難にこなせるからとりあえず先折カギにしとこう、くらいの気持ちでいつも選んでる気がします。
AABBCC、 ABABCC

とりあえず横に並べて形を保留しておきます。稀にゾロが続く場面があり、何も考えずに横に並べてしまうと

とんでもないことになります。この状態から緑青が来てしまって、てんやわんやしたりしなかったり。私は3つまでなら横に並べますが、4つ目以降は折り返しに使えるなら折り返しに置いて先折りカギを狙います。

ゾロ続きになるツモがイレギュラー過ぎて何とも言えませんが、横に並べまくるとそういう事故が起こるということを知識として知っておくとよいでしょう。
AABBCD

とりあえず横に並べておいて、形を保留させておきます。左右はネクストに来たツモを見て変化させればいいと思います。赤青とか赤緑みたいな、階段の構築に捗りそうなツモが来た場合は階段、黄青が来た場合は同じように並べておいて再度保留します。
この形の場合に緑青が来た時、

私はこのように置いて先折カギを狙います。これは単純に千切が発生しないからです。

このように置いて後折カギを狙うのもいいと思います。今挙げた手は私の主観的な評価だと、どれも不正解ではないと思いますが、正解がどうかというとすごく難しいところです。私はこういう状況を勝手に「正解がないツモ」と呼んでいます。ネクスト次第で正解に限りなく近い手はあると思いますが、これもあまり積極的に階段は組まないかと思います。
ABABAA、AABBAA

このように置きます。ここから階段積みを組みにいくと折り返しにタブーが発生しやすい上に基本的な階段の形に比べると、どうしても飽和が落ちてしまうので、オススメはしません。なので、後折カギか先折カギを目指すことになります。これも正解がないツモなのかなと思います。

この形の階段が組めるので、私は最近この階段を組んでみたりしてますが、組み慣れてないと少し難しいです。コツは3列目をタテ3にすることです。
たまに何かの間違いで

このようなことになることがあります。これは離して置くか、

このような折り返しを構築して先折カギにできますが、折り返しに使える色が限定的過ぎるので、少ししんどい形なのかなと思います。離して置くのが無難ですが、直前に気付ければ、なるべく離さずに置けるようにゾロを捌きたいところです。
書いてて思いましたが

「この形の折り返しでいいじゃん!」と思いました。緑の位置関係が少し気になるのと、反射的に脳みそが受け付けてくれない感覚があります。定型に脳みそがやられてるのかもしれない。
私はAABBAAの場合、最近は

このように置いてます。勿論ネクストによって選ばないこともあります。開幕の数手で千切るのはどうなんや感がありますし、客観的に見ても微妙な置き方だと思います。大人しく横に並べていくのが無難なのかなと思います。
AABBAA、ABABAAは階段を選択肢に入れにくいからなのか、組むのが絶妙に難しい印象です。AABBAABCみたいなツモが来た時に、上に挙げた妥協形の階段を選択にいれれば、多少は正解に近い手順だったり、以前までは「不正解ではない」という評価だった手順が、完成形を考慮した時に「相対的にギリギリ正解」という評価になるかもしれません。この辺は要研究なのかなーと最近しばしば思います。
長くなりそうなので、残りの初手に関しては次回解説できればと思います。それでは