はじめまして!steamぷよらーのしゃに(syanikamaboco)と申します!
この度は皆様に
理論上最強の土台「しゃにタワー」
を紹介したいと思い記事を書かせていただきました!
Q.しゃにタワーってどんな土台?
A.こんなやつです。
上のような同時消しを保有した連鎖尾を狙いにいく手順を総称して「しゃにタワー」と呼びます。そのため、厳密にいうとしゃにタワーは土台ではないかもしれませんが本記事では便宜上土台として扱っています。
Q.しゃにタワーはなぜ最強なの?
A.しゃにタワーには、現在判明しているだけでも5つの明確な強みがあります。聞けば納得の最強です。
最強すぎて書きながらサブイボ立ってきたw
①本線効率を落とさずに同時消しの副砲を保有できる点
上の画像の場合、
緑のL字から発火すると2連鎖ダブル、
赤から発火すると順々に連鎖尾が消えていき、同時消しを挟まずに5連鎖となります。同時消しを発火できないまま
飽和勝負に持ち込まれても、理論上は不利の状況に陥らないという点が、しゃにタワーの一つ目の強みであると言えます。
②速攻を埋めるか埋めないかの二択に迫られない
多くの速攻保持土台の場合、速攻を発火しないという選択を取る場合、本線構築のために発火点を埋めなければなりません。
しかしながら、しゃにタワーはその同時消しの発火点を、連鎖尾側の、しかも3〜4段目という中段の位置に設けるため、埋めるタイミングを従来の速攻保持土台よりも遅延させることができます。
序盤〜中盤にわたって睨みを効かせることのできるオールラウンドな速攻土台、それがしゃにタワーなのです。
③同時消しの質がいい
しゃにタワーは構造上、
5-5以上のニダブが非常に作りやすいです。5-4以上が既に確定しているというのもありますが、例えば先程の画像の例の場合、
緑青のツモを直落としで5-5、
緑黄であれば6-4のニダブとなります。もちろん、2列目の
青を2連結、3連結と増やしておくのも有効です。早い段階でクイックの5-5以上ニダブが完成した場合は、迷わず撃っていくのが強いかもしれません。
④ビジュアルがいい。組む時のモチベーションに影響するので土台のビジュアルは大事です。
④折り返し等を巻き込んで3ダブ↑を作りやすい
従来の速攻保持土台には、速攻を撃たなかった場合不利になりやすいという欠点がありました
(筆者はそう思っていますが実際はそうではないかもしれません)。
しかし、あくまで現時点での自分の見解ですが、しゃにタワーではむしろ完成した速攻は撃たずに温存した方が強いと考えています。これにはもちろん、①で述べた本線効率との両立が可能であるから、というのもあります。しかしそれだけではなく、しゃにタワーは
一旦ニダブを温存し、相手の動きを見て折り返し側から3ダブ、4ダブと膨らませる動きが取りやすいのです。
自分の力不足により、現時点では安定して同時消しを保有しながら本線火力を叩き出せる構築方法が分かっていないのですが、これを確立できた場合、
相手の小連鎖、中連鎖、大連鎖全てに対応可能な、先折りGTRに取って代わる名実ともに最強の土台となることを信じています。
↑折り返しの縦2を巻き込み、このようなクイック2トリを撃つこともできます。次の手で撃てばクイックのまま1連結増やせてました。
⑤圧倒的な残し性能
これこそが、
しゃにタワーを最強たらしめる最大のポイントであると私は考えています。
しゃにタワーは、1-3列目の逆L字と2連結の組み合わせを確定させる土台手順です。この2つの組み合わせにより、連鎖尾側の不定形チックな構築を実現しています。この点は、土台の構築段階で、妥協形を組みにいく際も有効に働くのですが、それ以上に、
同時消しを発火した後の残しの良さに大きく関与しています。たとえば、最初に挙げた例の場合……
2連鎖ダブル発火後の残しは、↑のようになります。中級者以上の方であれば、特に手を止めることなく
黄→
緑→黒もしくは
黄→黒→
緑の修復を見ることができると思います。
この残しの良さは偶然ではありません。
しゃにタワーではまるで魔法がかかったように、同時消し発火後に綺麗な形が残るのです。他の例も見ていきましょう。
↑こちらの2連鎖に反応して、相手が2ダブ3連を撃ってきました。赤紫を34に寝かせて、3ダブで応戦します。④で述べた戦術の実践です。
↑3ダブを撃ったあとの残しです。ここからの修復は……
↑特に悩まされる所もなく、3手で修復がほぼ完了してしまいました。
では、この例ではどうでしょうか?しゃにタワーの本線を伸ばす際のテンプレートの一つでもあります。
この時点で、
青から発火すれば6連、
赤から発火すれば5-5の2ダブとなります。今回は残しを確認するために
赤から発火してみましょう。
↑残しはこうなりました。ここからどう修復していけばいいでしょうか?
案①
このように、鶴亀で回収する方法です。少し慣れが必要ですが、他の土台でもよく使われる回収方法かと思います。
案②(考え方が同じなので2つまとめて紹介します)
反対にこちらは他の土台を使っているとあまり見慣れないかと想像しますが、覚えておくと非常に便利な修復方法です。
以上に挙げた例以外にも、様々な方法で一度壊した連鎖尾を修復することが可能です。
・最大の強みとも言える抜群の残し性能
・連鎖尾の不定形度の高さ
この2つの要素が掛け合わされることによって、しゃにタワーはあらゆるシチュエーションにおける連鎖尾修復を可能にしているのです。
おまけ:しゃにタワーの理想的な構え。
組めた試しは一度もない
【20231014追記】しゃにタワーのもう一つの理想形
多分これが1番強いです。
以上の5つが、現状私が把握しているしゃにタワーの強みです。拙い説明ではあったかと思いますが、少しでもここまで読んでくださった皆様に伝わっていれば幸いでございます!
Q.しゃにタワーの欠点は?
無いです。
さて、しゃにタワーの強さが分かったところで、皆様はきっとこのように思われるだろうと想像します。
Q.じゃあ、そんな最強のしゃにタワーは一体どうやって組めばいいの?
それについては、後日投稿予定の記事にて詳しく解説できればと思います。
(まだ検証を重ねている段階ですので、ひと段落つき次第……)
詳細は次回に譲りますが、最後に、現時点で自分が取っているツモ別の初手の置き方を掲載しておきます。この記事でしゃにタワーを知り、「早速くんでみたい!」と思ってくださった方がいらっしゃれば、是非参考にしていただければと思います!
AB AC
AA AB
AA BC
AA BB
AB AB
※組めなくもないですが厳しいので、しゃにタワー2号、もしくはしゃにタワー3号という似たような別の速攻保持形を狙っていきます。
折り返しの形
ここまで読んでくださり本当にありがとうございました!それでは、次回に
また、お会いしましょう!!!
続き→
理論上最強の土台「しゃにタワー」のすすめ【実践編】20231013