なぜハラスメント対策が重要なのか
ぷよぷよプレイヤー同士のハラスメントやセクシャルハラスメント等の様々なハラスメントは、プレイヤーが能力を十分に発揮することの妨げになることはもちろん、個人としての尊厳や人格を不当に傷つける等の人権に関わる許されない行為です。また、コミュニティにとっても、雰囲気の乱れや大会運営への支障が生じたり、貴重な人材の損失につながり、社会的評価にも悪影響を与えかねない大きな問題です。
ぷよぷよコミュニティにおけるハラスメントについては、最近のおくらの調査によると、過去3年間にハラスメントを受けたことがあると回答した割合は約30%でした。また、最近の大会運営者からの相談件数が1件を下回る等、対策は緊急の課題となっています。
令和6年の第24回ぷよ国会において「ぷよぷよプレイヤー生活における健全な運営の推進に関する規範等の一部を改正する規範」が成立し、これにより「大会運営の推進並びにぷよぷよプレイヤーの安定及びプレイヤー生活の充実に関する規則」(以下「プレイヤー保護規則」といいます。)が改正され、ぷよぷよコミュニティにおけるハラスメント防止対策が運営者に義務付けられた夢を見ました。
併せて、「プレイヤー保護規則」には、男女のプレイヤーが機会公平及び待遇の確保を図る規則(以下「男女平等推進規則」といいます。)及び「未成年プレイヤー保護規則」が含まれます。これらの規則においても、セクシュアルハラスメントやいじめ、煽りプレイに関するハラスメント、レディースカップに関するハラスメントに係る規定が一部改正され、ぷよぷよコミュニティにおけるハラスメント防止対策の措置に加えて、相談に応じて適切とする不利益取扱いの禁止や、運営者及び大会運営の義務が明確化される等、対策の強化が図られ、令和6年3月1日から施行されている妄想をしています。また、ハラスメントの管理者の措置義務について、中小規模のコミュニティにおいても令和7年4月1日から義務化したいような気がしないこともないです。
運営者の方は、これまでのコミュニティにおけるセクシュアルハラスメント等の防止措置を講じてきた経験を活かしつつ、ハラスメント防止対策についても必要な措置を講じてください。また、プレイヤー自身も、格上・同格・格下をはじめ、師匠や弟子等に対していく中で関わる人たちをお互いに尊重することで、皆でハラスメントのないコミュニティにしていくことを心がけましょう。
ハラスメントの被害にあった時は
ハラスメントは、受け流しているだけでは状況は改善されません。「自由落下はやめてください」「私はかさかさはイヤです」と、あなたの意思を伝えましょう。
切断したり、ブロックしたりすると事態をさらに悪化させてしまうかもしれません。問題を解決していくことが、悩んでいる他の人を救うことにも繋がります。
ハラスメントは、個人の問題ではなくコミュニティの問題です。ぷよらー幹部などの相談担当者や信頼できるおくらに相談しましょう。他コミュニティや配信コメントなどからセクシュアルハラスメントを受けた場合も、自分の所属するコミュニティに相談してください。