ここに、ぷよぷよは言語であるという説を提唱する。
ああ、落ち着いてください。焦ることはありません。
あなたにお話があります。
良いですか、落ち着いて聞いてください。
貴方が眠っていたこの7時間、流星ぷよは地球に急接近し、肉眼で観察できるまでになりました。
おそらくあと数時間のうちに我々は...、
まずい!ナース!
...
GTRの練習に飽き始めて1週間ほど。
そろそろ別の土台のことも考えてみようと、だぁ積みやくま積みなどを練習中のツミキと申します。
思ったんです。
ぷよぷよの学習は、言語学習のそれに近いのではないか と。
きっと今のあなたはこれを聞いて、湯気を鼻から吸引しながら?を大量に浮かべる昼飯流儀のサラリーマンみてぇな顔で面食らっていると思いますが、まあ、聞いてください。
この説に至った経緯を説明しましょう。
色んな種類の土台を学習する最中(もなか)、それが人によって得手不得手があること。
習得には相応の時間と鍛錬が必要なこと。
すべてに共通するルールがあること。
ブロッコリーで改札を通ることは不可能なこと。
沢山学びました。
当然、何回も反復して、解説を見て、試合を見て、手順を追って、反省して。
このアプローチ、言語学習やんと思ったわけです。
こう仮定すると、すべてスッキリ収まる。
~~ぷよぷよという言語~~
前提として、連鎖とは
文だ。
ぷよらーは、連鎖という文で殴り合っている。
ぷよぷよという言語は、文法が自由だ。
しかし、大体は主語か述語から構築する。
土台の折り返しは主語。
例えば、現環境最強と名高いGTRは、「私」としよう。
土台の連鎖尾部分は述語。
例えば、下3のあの...なんて言ったらいいんだ、あれだ。下の画像見て。
あれを、「食べる」としよう。
さて、「私」と「食べる」で土台が完成した!
あとは必要な情報を足していく。
折り返しの上を構築すると、「私」についての情報が増えていく。
例えば座布団を1枚敷いたら、「昨日の」としよう。
さらにL字を二つ重ねたアレを追加したら、「完全無欠の」「強靭な」としよう。
さて、先折GTRを構築しているとすると、今の盤面は

こうなっているはずだ。
現時点での文章は、
「
完全無欠の強靭な昨日の私は、食べた。」となる。
ちなみに、GTRから連鎖尾へのY字は、「(主語)~は」だ。
接続詞の役割を持っている。超重要。
さて、日本語話者であるあなたなら、述語の情報が足りないと思うだろう。
何を食べたのか、いつ食べたのか、など足りない。
だから連鎖尾を伸ばしていく。
雪崩を足して「パスタ」
潜り込みで「お昼」
なんでもいい。
なんやかんやで、こうなった。
これで、「
完全無欠の強靭な私は、お昼にたらこパスタを食べた。」となる。
立派な文の完成!イェイ!
この完全無欠なパスタを顔面にぶちまけることで、相手は消滅する。
パスタ投げたらパイが返ってくることもある。
それがぷよ勝負というわけだ。
今回は「私」であるGTRから始めたわけだが、これは「私」である必要はない。
サブマリンは「僕」だったり
メリ土台は「俺」だったり
フキゲンは「それがし」だったり
なんでもOK。
主語から始める必要もない。
後折で考えると分かりやすいだろう。
熊積みは「行く」だったり
後折だぁは「入る」だったり
そういったものから始めても大丈夫。
...だぁは可変だからちょっと特殊かも。
主語も一人称である必要はない。
ずっと速攻保ってる土台は「おまえ 滅ぶ」だったり、
色が偏りすぎて一向に完成しない土台は「それ おいしい」と曖昧かもしれない。
そういうことだ。
~~学習過程の共通項~~
さて、ぷよぷよが言語であることを理解いただけたところで、この事実をどう生かすか。
それは、
覚える箇所を部分的に分けられるということだ。
主語のバリエーションを増やしたいなら土台を学べばいい。
述語の活用や展開を増やしたいなら、連鎖尾を学ぶべきだ。
文を作ることで培われることもある。
その場合は文法を練習することになる。
だから、
目的をもって取り組むことが何より重要。
不慣れな文をひたすら連ねても実力は上がらない。
...なんて言うけど、これはなるべく短時間で吸収したいって人向けの内容。
子供のころ自然と単語を連ねて意思疎通ができたように、環境に身を置いて続けていれば、不慣れでも必ず上達する。
だからほどほどに続けたいって人は、そんな意識的に取り組む必要はないと思う。
頑張っちゃうもんね!と意気込む人はちょっと意識してみると質が上がるかもね。
...自分は意識してるはずなのに一向に上達している気がしない。
~~自分を正当化する~~
本題はこっち。おふざけ終了。
大げさな表現に見えるかもしれないけど、これって大事なことじゃないか。
このゲーム、敷居が高いことで有名だ。
沢山練習が必要だし、覚えることもたくさんあるし、基礎を覚えても実践投入できるまでがかなり長い。
目標が遠ければ遠いほど、人は挫折しやすくなる。
だから小さな目標を作っていくものだ。
それでもやっぱり、時間がかかるほど、
「自分には向いていないのではないか」
「このまま続けていて上達するのだろうか」と、
不安に駆られることは多々ある。
一番良くないのは、そういった小さな不安をきっかけにして、楽しくなくなってしまうこと。
楽しむためには、達成感だったり、褒められたりといった刺激が必要だ。
でも、一人でやっていると中々それも感じづらい。
言語学習って、マジで大変で、やってるだけですごいこと。
ぷよぷよってそれに匹敵するくらい...は言い過ぎかもだけど、難しい。けどそれを乗り越えたいくらいに楽しい。
だからこんな記事を読んでたり、調べたりしているあなたは、言語学習の要である「環境に身を置く」を自然とできているのだ。
これは自分に言い聞かせているだけかもしれないけど、いつか絶対できっから!
だから上手い人を見て「センスないかも」とか「一生できんわ」とは思...うけど!
続けてりゃ必ず上達すっからさ!
といった心持ちで、ちょっとずつやってれば、楽しい気持ちも忘れないんじゃないかなと思う。
ここにも上達に悩んでる初心者いるし!
ってな!ガハハ!