色の位置関係で連鎖を見ていくというわけで、part2です。
さて、前回は連鎖の基本となる、階段と挟み込みについてのお話をしたわけですが、今回は折り返しについてにしようと思います。
一重に折り返しと言っても種類は様々で、とても全て紹介出来る量ではありません...今回は代表してよく使われる3つの折り返し又は土台について議論しましょう。
という訳で、早速1つめの折り返しはみんな大好き
GTRです。
これが最も標準的な形
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例の通りキーとなる部分は青で囲んであります。
緑2つの上に赤が1つそれをくの字で囲む様に置いてあります。
前回の記事を読んでいただければわかると思いますが、これは挟み込みを利用した折り返しと言えます。
そして、この下の緑の2連結とくの字がとても大切でこれがなければGTRとは呼べない。逆に言えば、これさえあればGTRになってしまいます。
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ここで1列ずらしてみました。
これもGTRですよね?一応亜種と付け加えましょう。
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言いたいことは、これらにはGTRという名がついているということです。
このように、先ほどの青で囲まれた部分さえあれば、どこにあっても、連結していてもミスケンGTRやデルタGTRのようにGTRの名前がつけられてしまうのです。
GTRは挟み込みを利用した折り返しと定義しました。それでは、階段を利用した折り返しは?
代表例としてあげられるのはやはり、
サブマリンではないでしょうか?
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一番単純なサブマリンは恐らくこれだと思います。
大切なのは一番したに赤が置いてあること、それだけです。
青の丸が下まで囲んでいるのは赤が一番下だと強調するためです。緑は大切じゃないの?と思われるかもしれません。私も最初はそう思っていました。しかし、考えてみれば、このように鶴亀で繋ぐことも出来るわけです。
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つまり、一番下に赤さえ置けばその後は好きなように置いていいということになります。
言葉にするならサブマリンは、連鎖を一番下の段まで繋げて、階段で連鎖尾に繋げる折り返しになるでしょう。
ということは、これらもサブマリンの一種と言っていいのではないでしょうか。
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さて、ここまで2つのよく使われている折り返しについて議論してきました。ちょっと待てよ、よく使われるならあれがまだじゃないか!
という訳で、最後に
弥生時代について。
後折り組むならやよいでしょ!という安直な考えの私です。
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これが弥生時代。
大切なのは緑の横3連結と真ん中の4色。
この緑によって受けが広くなっている黄色、そして、なんと言っても中央のバランスのよさ。3色でも組めないことはないですが、やはりこれが一番ではないでしょうか?
弥生使いの某プロぷよらーは
「弥生を組もうとして出来た土台は全て弥生」
といっています。
本人は冗談なのか本気なのかは私にはわかりかねますが、この位置関係をみれば、それが間違いでは無いことが言えます。
注意点として、青で囲まれた4つの色を先に確定させたとしても、GTRやサブマリンなど複数の可能性を持っているということを頭に入れておきましょう。
いくつか例をあげてみました。
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これらは全て、中央の4色を確定させて作ることの出来る形です。
つまり、弥生とは中央の4色(もしくは3色)の形かつ、1段持ち上げた階段を使った折り返し方だと言えるのではないでしょうか。
今回は3つの折り返しについて議論しました。
part1の冒頭で紹介したこの形、少し歪だけれど、もうGTRと呼べるのではないでしょうか?
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この「位置関係について考える」ですが、シリーズを通して言いたいことは、キーとなる部分の位置さえ固定出来れば強弱は別にして、目的の形は作り出せる。ということです。要は形に囚われてはいけないということです。
少々長くなってしまいました。ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
次回は連鎖尾についてにしようと思います。