今回紹介するのは、ネクストのぷよを確認することでいい感じに連鎖を組めるようになる方法です。
具体的には、それによって発火点伸ばしをするか連鎖尾伸ばしをするかを決めることができるようになります。
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例としてGTRの図から見てみましょう。
例えばこのように初手AA BCからAD ADというツモだった場合。
多くのプレイヤーは折り返し側、つまり発火点伸ばしを選択します。その理由を説明していきます。
まず、本線や対応手が発火しづらい状態で相手からの催促が飛んできたら初中級プレイヤーは大体負けます。
それを踏まえたうえでこの画像の図の上下を比較したとき、少なくとも上のほうが発火がしやすいので安全です。何故発火しやすいかというと、発火点である黄色の連結数が下に比べて一個多いからです。
つまり、先ほどの赤黄2連続ツモは上の発火しやすい図を作ることができるので、発火点伸ばしの手順に適したツモと言えます。
では、同じ初手AA BCから違うツモパターンを見てみましょう。
四手目のツモが異なっています。
この場合多くのプレイヤーは先ほどと異なり、連鎖尾伸ばしを選択します。
仮に発火点を伸ばそうとしたとき、発火がとても遠くなってしまうので危険です。もしこの後しばらく黄ぷよが来なかった場合、その間に相手から少量のおじゃまぷよを送られただけで致命傷になりかねません。
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例図を簡単にまとめると、
GTRの中身の色がネクストにあるなら発火点伸ばし
GTRの中身の色がネクストにないなら連鎖尾伸ばし
ということになります。
これを一般化すると、
発火色になる色ぷよがネクストにあるなら発火点伸ばし
発火色になる色ぷよがネクストにないなら連鎖尾伸ばし
となります。
GTRの例図で言うなら、最初はGTRの外側部分の赤が発火色だったところから黄を発火色にしたということです。ですから、黄ぷよがネクストにあるなら発火点伸ばし、ないなら連鎖尾伸ばしということになります。
別の連鎖でも考えてみます。
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中盤で赤ぷよを使ってカギ積み連鎖を作るとします。
この状態から、
このように発火点を伸ばすか、
このように連鎖尾(多重折り)を伸ばすかを選択することができます。
発火点伸ばしを選択した場合、GTRの例にも挙げたように発火点の連結数が二個なので発火点伸ばしの手順としては適切です。
一方、連鎖尾(多重折り)伸ばしも悪い手順ではありません。発火点の赤は維持できていますし、多重折り部分で副砲も構えられそうです。
ここでどちらを選択するかは究極的には凝視などが必要になってくるのですが、
初中級プレイヤーはとりあえず発火点伸ばしを選択しても良いと思います。
なぜかというと、連鎖尾(多重折り)伸ばしに適したツモは色々あるんですが、発火点伸ばしに適したツモは限られているからです。確率的に、
発火色になる色ぷよがネクストにあるというのは現在手を考慮すると7/16を引いた後に7/16を引かないといけないので、わずかに20%を下回ります。
(これで計算合ってる……?)
ネクストに発火色になる色ぷよ(この場合は緑)がない場合の例も見てみましょう。
この状態から、
すぐに本線を発火しなければならない状態ならこのような伸ばしになりますが、実際はあまりそういうことはないと思うので多重折りではなく土台の連鎖尾を伸ばす手順になると思います。
連鎖尾の青を完成させて、赤でカギ積みを作りに行きつつも本線の発火点を維持する手順。
こういう手順もありますが、扱える手順の数は扱える連鎖の数次第なので、まずは扱える連鎖の種類を上級者の配信視聴などで増やしてみてください。