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デカルト 方法序説

by
KENROU
KENROU
ルネ・デカルト著 方法序説 第2部より抜粋

(前略) 論理学を構成しているおびただしい規則の代わりに、一度たりともそれから外れまいという堅い不変の決意をするなら、次の四つの規則で十分だと信じた。
 第一は、わたしが明証的に真であると認めるのでなければ、どんなことも真として受け入れないことだった。言い換えれば、注意ぶかく即断と偏見を避けること、そして疑いをさしはさむ余地のまったくないほど明晰かつ判明に精神に現れるもの以外は、なにもわたしの精神のなかに含めないこと。

➡自陣については、カエル積みなどのフィーリング連鎖に頼らずにキチンと連鎖のつもりで積み上げること。
 敵陣については、「どうせ本線繋がっているだろう」「どうせ2トリは持っていないだろう」「きっと埋まっただろう」などの都合の良い思い込みを無くし、継続的に注視して状況を把握すること。


 第二は、わたしが検討する難問の一つ一つを、できるだけ多くの、しかも問題をよりよく解くために必要なだけの小部分に分割すること。
➡2~3連鎖程度の小連鎖のパーツに分解して捉えること。より具体的には「多重部分」「折り返し土台部分」「接続土台部分」「連鎖尾土台部分」「連鎖尾上部部分」などの部位毎の分割が良く見られ、分かりやすい。
 さらに言えば、2連鎖単位で「階段タイプ」か「挟み込みタイプ」かに分けられるし、1連鎖単位で「1連結」「2連結」「3連結」などに分けられる。それぞれの特徴(長所・短所)を考察することで、全体における長所・短所も見えてくる。

 第三は、わたしの思考を順序にしたがって導く事。そこでは、もっとも単純でもっとも認識しやすいものから始めて、少しずつ、階段を昇るようにして、もっとも複雑なものの認識にまで昇っていき、自然のままでは互いに前後の順序がつかないものの間にさえも順序を想定して進むこと。
➡単純な階段連鎖から理解し、徐々に複雑な連鎖形を覚えて、いつかは鶴亀連鎖も理解出来るようになる。一歩ずつ出来る事を増やしていくこと。

 そして最後は、すべての場合に、完全な枚挙と全体にわたる見直しをして、なにも見落とさなかったと確信すること。
➡暴発チェックを欠かさないこと。
 (今すぐに発火しないといけない場合は仕方ないにしても、)どこにどう繋がるか分からないゴミぷよは綺麗に消すか、十分にチェックしてから本線発火をすること。

 きわめて単純で容易な、推論の長い連鎖は、幾何学者たちがつねづね用いてどんなに難しい証明も達成する。それはわたしに次のことを思い描く機会をあたえてくれた。人間が認識しうるすべてのことがらは、同じやり方でつながり合っている、真でないいかなるものも真として受け入れることなく、一つのことから他のことを演繹するのに必要な順序をつねに守りさえすれば、どんなに遠く離れたものにも結局は到達できるし、どんなに隠れたものでも発見できる、と。(後略)



さっすがデカルト先生はよく分かっていらっしゃる!
真理とは当然ぷよぷよのことも含まれるのであるからして、連鎖の組み立て方もこの方法論に則って行うのがもっとも確実だと思われます。



 
作成日時:2023/03/12 09:55
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