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初心者、初級者の皆様へ

by
ふーる
ふーる
こんばんは。

カエル積み講座を投稿していたものです。


今回、初心者や初級者に向けて私が感じてきたことをそのまま書いていこうと思います。


※注意

本投稿は私の主観であり、個人見解になることをご了承ください。




☆目次

いくつかの項目に分けて書きます。


①:ぷよぷよとはどんなゲーム?

②:練習ってなにする?

③:その他




①:ぷよぷよってどんなゲーム?

私の感覚では「思考と感覚の反射で最善手を突き詰めていくゲーム」になります。


始めたばかりの初心者には「?」となってしまうかもしれませんが、やればやるほどそのことの理解が進んでいくと思います。この思考と感覚の反射で最善手を突き詰めていくために必要な技能があり、初心者には初心者の技能、初級者には初級者の技能、と自身の能力に応じて変化をします。



①-1:必要な技能(主に対戦面)


・初心者にとっての必要な技能とは

「連鎖を組むこと」。何連鎖でも構わないので意図的に意識的に連鎖を組めるようになること。「ぐちゃぐちゃ」や「運」に頼らず、自分の考えで連鎖が組めるようになること。


・初級者にとっての必要な技能とは

「速さ」。少なくとも自分が組もうとしている連鎖なら自由落下ではなく意図的な落下を意識して素早く連鎖を組めるようになること。


・中級者以降にとっての必要な技能とは

「無駄を省く」「錬度を高める」「操作性」「見極め」「反応」など、自身の操作や連鎖の組み方から常に変化する状況への臨機応変まで様々。能力が上がるにつれて人それぞれ個性や得手不得手があるため、それに応じた技能を求めていくことになる。



これら技能については、自分よりも上手い人に勝利を得ようとしたときに「相手を上回る」「相手と同じ土俵に」と思ったときに生まれ、結果として今ではプロの方々や超上級者と呼ばれる一流の技能を持つ人がいる。



①-2:必要な技能が段階的に変化するのはなぜ?

答えとしては「求められるものが変化するから」。


分かりやすい例としては初心者同士の対戦。初心者同士なら基本的に連鎖数の勝負になるので純粋に大きい連鎖を組める方が勝利する。となると、初心者同士に求められるものは「連鎖力」。「相手よりも1連鎖大きければ勝ち」という分かりやすいものであり、この時点で必要な技能は意図的に相手より大きい連鎖を組むという技能になる。


では初級者になると?


ある程度、対戦を経験していくと連鎖力は拮抗していく。そもそもぷよぷよでは連鎖数に上限があり、こと対戦に限ってはおおよそ15連鎖が目安。初心者同士がどこまでの連鎖力を持っているかは不明だが、同じ連鎖数では勝負が着きづらくなってくると、今度は連鎖力ではない別の領域(技能)で有利を得ようとする。それが「速さ」。

先ほどまでは「相手より大きい連鎖を組む」だったのが、今度は「相手より「素早く」大きい連鎖を組む」に変化し、ただの連鎖ではなく付加価値をつけた連鎖のかたちに変わっていく。


以降中級者、上級者と求められる技能が変化をしていき、様々な面で有利を得るための技能を持ち合わせる必要性が出てくる。


自分より上手い人と対戦するとき、ほぼ確実といっていいほどに「自分には無いなにか」、もしくは「持っている技能の差」がある。これが何なのか気づき、感じていくほどに必要とするもの、求めようとする技能が変化していく。




②:練習ってなにする?

基本的には最初に言った「思考と感覚の反射で最善手を突き詰めていく」になる。



②-1:思考と感覚の反射で最善手

思考は考えや思いを巡らせること。感覚は感覚神経の興奮に訴えるような直接的な感じ方。反射とは意志とは関係なく起こる、刺激に対する生理的な反応。これ組み合わせた上で最善手を決める。これだけだと何を言っているのか分からないと思うので例題。

「1+1=?」

この問題、答えは「2」。重要なのはここからで、あなたは今「いち(1)足す、いち(1)は(=)に(2)」と頭の中で思考(復唱)しましたか?。それとも「2」と答えだけ出ましたか?。ここが「胆(キモ)」。


この頭の中での思考を無くす…正確には思考している「時間」を無くし、感覚的にパッ!と答え(最善手)を反射的に出していくことが重要になってくる。



②-2:それを身につける方法

それを身につける方法が、調べると出てくる「上手い人の手順を真似る」「繰り返し練習(対戦)する」「かたちを覚える」などの言葉になっている。さらには上級者による解説にて「このときはこう考えている」などの言葉は実際にその言葉まんまを思考しているわけではなく、その思考による答えを感覚的反射で出しているが、解説するとしたらその文言になるが適切。先ほどの「1+1=?」を例にすると分かりやすい。

答えは「2」と感覚的反射で出ているが、見直しや解説をしたときに言葉で説明すると「ここは1+1=2と考えている」と言語化しているに過ぎない。


このことを分かっている、もしくは感覚的に理解している人はそれだけで身になる話だが、それを知らなかったりするとその思考だけが独り歩きしてしまい、自身の技能に落とし込めなかったりする。



②-3:さらなるかみ砕き

言っていることは分かったがどうやってぷよぷよに落とし込むのか?。それはその人の技能によって様々だが、理解としての例題を挙げる。

  

仮に「GTR」なら最初のネクスト、ネクネクを見た時点でそのぷよぷよをどこに置こうか考えると思う。

 → 

そして結果、このかたちになった。ここで重要なのは最初のネクスト、ネクネクを見た(目視した)ときにこのかたちがパッと瞬間的に出てきたかどうか。

 

この時点で、



このかたちが出てきたかどうか。


もしネクスト、ネクネクを見てどこに置こうか考え始めてぷよの自由落下が始まり、なおもどこに置こうか考えてしまうのであれば、その思考(頭で追う)時間が無くなるまで反射的になるまで最善手を出す練習を繰り返し行っていくことが大切。「これはこう」「この色ならここ」「この場合ならここ」と感覚的に。


頭だけで理解することではなく、感覚的な理解を全身で反射的に出せるようになることが重要。



※余談

 →  

今回の場合はこうなっているが…

 

場合によってはこのかたちにもなる。


というのも、これらは3手目、4手目と以降にネクスト、ネクネクに入ってくる色によって常に更新され続けるからである。そして、その色に合わせて「隙が少ないかたち」「現状の優先順位」「相手の状況」「画面の効率性」などを加味して、ぷよぷよを置いていっているのが中級者や上級者といった方々であり、優勢を求めて今もなお切磋琢磨しているものでもある。




③:その他

ぷよぷよはその見た目とは相反し、なかなかにハードなゲーム。特に他のゲームと決定的に異なるのは「待ち時間(余裕)の無さ」。格闘ゲームであれば「防御」、対戦ゲームであれば「その場から離れる」など一呼吸おいたり、自分のペースに戻せたりする場面があったりするが、ぷよぷよにはそれが無い。意図的に作ることは可能だがゲームの性質上「攻撃による相討ち=防御」となっており、それも相手が仕掛けた攻撃と同程度の攻撃でないと成立以前に敗北。

本数制ではあるものの、「一呼吸おく」「自分のペース」など自身を整える場面が無い、あっても本数ごとの間など圧倒的に少ないことなど、時間に対する制約がこのゲームの難しさや取り組み難さに繋がっている。また、逆転要素も限りなく無いに等しいため、実力がそのまま出るゲームであるとも言える。




☆おわりに

それでもハマってしまうぷよぷよ。面白いからやり続けるし、好きだから負けたら悔しい。練習しても上手くならない自分に一喜一憂しながらも年数だけは重ねてく。それでも振り返ればできるようになったこともあり、ある意味充実感。

私にはトッププレイヤーがどんな景色を見ているのかはわかりません。

ただただ、ぷよぷよをやってきて気がついたら今ここにです。数回で理解できるものもあれば何千回とやって理解できるもの、全く理解できないものもあるかと思います。ぷよぷよに限らずゲームの良いところは「分からなくてもできることがあること」。自転車の仕組みが分からなくても自転車に乗れるように、車の構造が分からなくても運転できるように、プログラムが分からなくてもパソコンやスマホが使えるように、思考や理屈抜きでもできる(やれる)ことがある。

人に説明するわけでもなければ言葉にする必要もない。そもそも感覚は自分だけの言語なので、きっかけはあれどその感覚を自分なりに積み上げていってください。
 
作成日時:2023/06/25 20:16
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