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多重と組み替えのやり方/解説

by
konkon_1123
konkon_1123
<<konkon流;多重と組み替え戦術について/解説>>
***但し書き*

 この記事は初級者さん~中級者さん向けです。
 段々と難しい内容に入っていこうと思います。
 色々なぷよぷよの用語を使うので、分からないものが合ったら調べてくださいね。

 それから、左折りのGTRとその上の部分をつかって説明します。
 右側について考えるときは左右反転してみてください。


***はじめに*

 では、この記事を書こうと思った理由から。
 ぷよぷよをやっていて、火力(連鎖数)が足りないだとか、火力を伸ばしたい、
 そういう人をよく見かけます。
 多重を知りたい、教えて欲しいという声もよく聞きます。


多重と組み替えをする目的は主に次の二点です。
 ①火力の底上げ(一列目の利用)
 ②中盤の対応手の用意(擬似的副砲)

 多重が使えると連鎖数は増えます。

そして組み替えをしながら多重を組むことで中盤戦にも対応できます。
この記事を読んで、多重と組み替えの考え方を知り、深め、習得して欲しい。
そういうわけで、では解説していきます。


***多重(折り)とは*――多重をよく知っている方は飛ばしてもらって構いません。

 多重はすごいって言うけど、多重ってそもそも何?
 広辞苑で調べると、次のように書いてあります。
 「いくつも重なること」
 これだけです。(ぷよぷよの用語解説のページをみると、もっと詳しく書いてあるとは思いますが><)
 まず、「連鎖尾」と同じように、「多重という形」は存在しません。
 多重とは概念なのです。いくつも重なっていたらそれは多重なのです。

実際にどういうものが多重と呼ばれるかというと、


 [図0-1]
 こういう左側の入り組んだ部分の形を多重と呼びます。
 確かにたくさん積み重なっていますね。
 多重ってこれだけ? ――いや違う。
 そう、多重ってたくさんあるのです。無数にあるのです。
 
 これが多重、あれが多重、とすべて紹介することはできません。
しかし、その考え方やつくり方なら説明することができます。
 ですので、これから紹介する多重がすべてというわけではなく、むしろ連鎖尾でいう
「なだれ」の考え方のような、あくまでも基本的な考え方を覚えてもらいたいと思います。

少し長くなりましたが、多重の意味のより詳しい説明は別のサイトさんの任せます。
それから、僕の使う多重という言葉には、僕なりの解釈が大いに含まれているので、ご注意下さい。




***序章*――多重をしない場合――(ここは飛ばしても大丈夫です)

 ぷよを始めてはじめのうちは、こういう伸ばし方をよくしませんか?
 あるいは、していませんでしたか?
例えば……

 [図1-1] こういうきれいな土台があったとして
次に赤と青が来たとしますそれを……
     ↓

 [図1-2] こうおく。
これだけなら別にそこまで悪くないです。問題はその次。
     ↓

 [図1-3] こう。
 この積み方を初心者さんはやってしまいがちです。
 これの問題点は、左上の青ぷよが*孤立しているということです。
  (※連結がなく、埋もれてしまっているぷよを孤立していると表現しています)
 これは、言い換えると、青ぷよが完全に本線を確定させてしまっているのです。
 このことについてはあとで説明します。

これをさらに組み進めると次のようになります。
     ↓

[図1-4] 例えばこう。
 これは「のばす」という発想としては良いのですが、
 左の”孤立した青”が非常にもったいない。
 これを繰り返して右上に向かって斜めに延ばす、いわゆる「ななめのばし」も、
 初心者の方はやってしまいがちです。

 ななめのばしはともかく、青を孤立させたことの何がもったいないのか。
それは一列目を使わなくしてしまっていることです。
 このまま組み進めると、第二折りを作り、もう一度戻ってくるまで
左一列目を使わなくなってしまいます。

 青をふさいだ時点で、左一列目の上部の空間を丸々ムダにしてしまっているのです。
(ただし、わざと低く折り返すプレイングもあるのです。
こちらを好む人もひて、例えば後折りの積み方がその考え方のもと組むように感じます。
先折りGTRで低い折り返しを組む人もいます。
今回は高く、上に組む多重のお話なので、低く横に伸ばす考え方はここでは扱いません。)


 [図1-5] 左のお邪魔ぷよの部分を丸々無駄にしている。
ここまで極端な場合でなくても、一列目(や二列目も)をもう少し上手く使うことで
連鎖数を水増しすることができるのにな、という例がよくあります。
多重を上手く取り入れることができれば、安定して火力を出せるようになります。





***キーぷよ外し*
 まず、この「キーぷよ外し」という考え方を多用するので軽く紹介します。
「知ってるよ!」という方は流し読みしてもらって構いません。

例えばこういう形のとき。

 [図2-1]黄色ぷよを消すと、本線が繋がるようになっています。
しかし、次の図のように青ぷよをおかないことで(=外すことで)
本線を繋がっていない状態にできます。
     ↓

 [図2-2]
 今外した青ぷよのことを「キーぷよ」といいます。
 そして、「キーぷよ」を外すので「キーぷよ外し」です。
こうすることで黄色ぷよを消すと四連鎖が打てるようになりました。
これは中盤の対応(や攻め)に使えます。
そして、元の場所に「キーぷよ」(=左上の青ぷよ)を置くことで、本線も繋がります。

本線を繋げないで置いておく。これが「キーぷよ外し」の基本であり、一つの方法です。
 そして実はもう一つ「キーぷよ外し」をする方法があります。
「キーぷよ」を置いておいて、あとから(消さずに)外す。
これが今から説明する「多重&組み換え」の考え方の中心になります。


と、多重の説明の前にもう一つだけ、大切なことがあります。
「ざぶとん」です。これから説明する多重は基本、GTRという第一折り返しの上に
座布団を敷いた状態の土台を使って考えていきます。もちろん座布団を使わなくても多重は組めますが、
とても便利なので下図を基準に解説していく、ということにします。

 [図2-3]基本形。左上の黄色ぷよの横3が「ざぶとん」。
「ざぶとん」とは、横3(=横3連結)のことです。





***その一*――キーぷよの連結を足す――

次のような形があります。


 [図3-1]
さて、左上の青ぷよがキーぷよの役割をしています。黄色ぷよを消すと本線につながりますね。
ここで青ぷよの連結を増やしてみましょう。
”連結を増やすことで組み換えが見えるようになります”
     ↓

 [図3-2]
縦3連結にしてみました。
こうすると見え方が変わってきます。
先ほどまでキーぷよだった青ぷよが、
この上に黄色と青ぷよを置くだけで発火点に変わります。
     ↓

 [図3-3]
こうです。こうすることで
一列目の空間を高く使い連鎖を伸ばすことができました。
これが、"二色による組み換え”です。

これを繰り返すと・・・・・・

 [図3-4]今度はまた一つ上の黄色ぷよが発火点に変わりました。

 キーぷよの連結を増やし、そこを発火点に切り替える。
 そうすることで、「キーぷよ」は「キーぷよ」ではなくなります。
 あるいは、見方によってはキーぷよだし発火点にもなる。そういう場合もあります
こういう風に、「キーぷよ」役割をしているぷよを
別の役割をもたせる(例えば発火点にする)ことで、キーぷよは外れたことになります。
 
 図3-4は少し高くしすぎましたね。
 図3-3からは横にのばすこともできます。
     ↓

 [図3-5] 階段伸ばしですね。
しかしこれは扱いづらい。1,6列目(両端)の縦3(縦3連結)は強いのですが、
2~5列目(特に真ん中)にある縦3は非常に難しい。でこぼこになりやすいのです。
2列目の縦3をやめて多重を意識して積むと図3-2から・・・・・・
     ↓

 [図3-6]こういうのばしもできます
この赤ぷよ→緑ぷよ→青ぷよと消す。
この順番で消すことが自然な発想だと思います。

――しかし、もう少し消し方を変えてみましょう。
もう一度図3-3からいきます

 [図3-3']
今、発火点は左一列目の5,6,7段目にある縦3の青ぷよです。
ここで今度は緑ぷよの連結を増やして見ます。
     ↓

 [図3-7]
さて、連結を増やしてみると見える世界が変わってきますね。
ここから図3-6のように組むこともできます。それでもいいですが、
多重の考え方として。「後から回収する」というものがあります。
ためしに縦3の青ぷよのさらに上の黄色ぷよを発火点にすることを考えてみます。
黄色の連結を増やします。
     ↓

 [図3-8]
黄色ぷよでL字の3連結ができました。
ここで消す順番を考えます。
今、黄色ぷよをけすと次に青ぷよが消えます。
そして、緑ぷよの連結を増やしたおかげで、緑ぷよを左上におくと
順番に消えてくれます。これが「後から回収する」です。
      ↓

 [図3-9]
こうすればすべて順番に回収しながら本線をつなげることができました。
少し高くなりすぎた気もしますが、よしとしましょう。
(2-3列目の段差が大きいのでそんなに良い形というわけでもないのです)




***その二*――後から回収する――


 [図4-1]
この図の場合を考えて見ましょう。
緑ぷよを消して青ぷよを消すことを考えるなら、次のように置けます。

 [図4-2]
緑からの連鎖です。
ここで代わりに緑を後から回収することを考えてみます。
青→緑 の順で消したいのです。

図4-1の、青と緑の連結を増やしてみます。

 [図4-3]
3連結(L字と横3)を増やすことが多重と組み替えのコツです。
3連結の強みは「一個ぷよをくっつけるだけで消える」ということです。(これはとても大事です)

さて、左上に緑ぷよをのせることで
      ↓

 [図4-4]
青ぷよを消した後に緑ぷよが消えてくれるようになりました。
さらに左上に黄色ぷよ、青ぷよをのせると本線が繋がりますね。
しかし、もっと多重を狙っていくこともできます。
この図で、緑L字をもっと「後から回収する」ことを考えてください。
「さらに上にいく」ことを考えるのです。
キーぷよ外しと同様です。
まず緑の連結を増やします。
     ↓

 [図4-5] 
こうすることでまたもや見える世界は変わってきます。
「キーぷよ外し」とやっていることは全く同じです。
キーぷよを発火点に変えたように、今度はこの緑ぷよを発火点に切り替えます。
      ↓

 [図4-6]
こうです。こうすることで下側の緑L字と繋がるはずだった
上側の緑ぷよが発火点に切り替わります。
そうすると下側の緑L字を別の方法で消す必要があります。
これが緑ぷよを「後から回収する」です


 この一連の動作はTomさんの「未確定領域」という言葉を使って、
「未確定領域確定キャンセル」略して「確定キャンセル」と、僕は勝手に呼んでいます。
この「確定キャンセル」をすることによって本線をつなぐ多重が副砲へと変わり、
また、キーぷよをのせることで副砲が本線へと変わるのです。

さて、上から緑ぷよを回収してみましょう。

 [図4-7]
これでほぼ完成です。
左上に黄色ぷよを乗せて、その上に青ぷよ(=キーぷよ)を乗せると本線が繋がります。
今のまま緑から打つと3連鎖になりますし、黄色ぷよだけ乗せてからうつと4連鎖になります。
対応したり、本線をつないだり、やりたい放題です。

もう一度いいますが、「後から回収する」ことのポイントは、3連結を増やすことです。
一個ぷよを置くだけで回収できるようになるからです。





***その三*――組み替えでニダブがいったりきたり!?――



 [図5-1]
この形から、今度は次のように連結を増やしてみましょう
      ↓

 [図5-2]
こうしてみます。
さて、ここで二列目に黄色ぷよを乗せると本線が繋がります。
      ↓

 [図5-3]
ここでまたしても黄色ぷよの連結を増やしてみましょう。
      ↓

 [図5-4]
こうすることで黄色ぷよから消すルートが見えてきました。
例えば・・・・・・
      ↓

 [図5-5]
二列目に赤と黄色ぷよを置くと本線が繋がりました。
しかし、これでは一列目が使えていない。
そこで図5-4に戻ります。
黄色ぷよの次に赤ぷよではなく青ぷよから消していくことを考えます。
赤ぷよを「後から回収する」のです。
 図5-4から・・・・・・
      ↓

 [図5-6]
こうです。これできれいに繋がります。
青ぷよを消してから赤ぷよを回収するようにしました。左上に黄色、青ぷよを置くと本線も繋がります。

さて、お気づきでしょうか。

 先ほど黄色ぷよの連結を増やすことで、ざぶとん(横3連結)の黄色ぷよとくっつけて消すルートはやめることにしましたが、
 それでもまだ、赤ぷよを消すと黄色ぷよは消えるのです。
 そして、この性質は非常に重要です。
 「キーぷよ」から「発火点」に、ぷよの役割を変えることができるのは前に説明したとおりですが、
 「役割が変わったぷよは、しかし前の役割も持っている」のです。

今の場合、赤ぷよを消すと、なんとニダブになります。
赤ぷよから消すとニダブがうてるし、(キーぷよを乗っけてから)黄色ぷよを消すと本線が打てるのです。
しかも、黄色ぷよの連結を増やしたおかげでニダブの威力も上がっています。
今なら青ぷよの連結を増やすことでさらにニダブの火力をあげることもできます。

そして組み進めます。
      ↓

 [図5-7]
黄色ぷよの上に赤ぷよをおきます。
こうすることで今度は黄色ぷよを消すことでニダブが打てるようになりました。
しかも、赤からのニダブも健在です。
しかし、こうすると今度は本線が繋がらなくなってしまいました。(赤が暴発してしまいます)
ここで組み替えの極意、「連結を増やす」です。
      ↓

 [図5-8]
このようになりました。黄色からのニダブの威力も上がりましたが、
それだけではなく、別のものが見えてきますね。
      ↓

 [図5-9]
「赤からの発火」です。
赤ぷよの上に黄色ぷよを置くと
赤ぷよが発火点になり本線が繋がります。
 色の兼ね合いによっては、色々な位置のニダブが、組み替えて本線をつなげた後も
 ニダブの役割を残している、ということもあります。


ちなみに図5-7からだと、四列目も使って伸ばしていった方が強いです。
多重によって高くなった発火点。
それにあわせて連鎖尾側は連鎖尾を増やすことによって、高さを調節します。
実際多重を組むときは、左右のバランスを考えて組み進める必要があります。
(この記事では連鎖尾の解説はしません)

例えばこんな風です。

 [図5-10]
このような組み方だと、第二折り付近でうっても15連鎖くらいを狙えます。

 多重の組み替えによりニダブを構えながら本線が組める。
 いつでもニダブなどで攻めることができるというのは強いです。
さらに、キーぷよをのせて、外して、4,5連鎖の対応手をつくったり、本線を繋げたり。
攻めも対応も本線も、何でもござれなのです。



 [図5-2’] 
ちなみに、図5-6や図5-7でニダブが出てきましたが、
実は図5-2の時点で黄色の座布団を消すことで、既にニダブがうてることに気付いていましたか?
こういうニダブの速攻も相手のフィールド次第でささるので意識しておくと良いです。





***その四*――キーぷよを飛ばす――


非常によくやる使いやすい組み換えがあります。


 [図6-1]
今緑ぷよが発火点となっております。
黄色ぷよの連結を増やし、ここを発火点に切り替えます。
黄色→青の順に消えるルートを考えます。
   
     [図6-2]          [図6-3]
 こうです。黄色ぷよを消すと青ぷよが消えます。
一列目に緑を置くことで、その後に緑を回収できる形になっています。
さて、ここで元の発火点緑ぷよを消すとどうなるでしょうか。

そうです。ニダブになります。
緑ぷよを発火点のままで考える視点からすると、
青ぷよを置いたことは、「キーぷよ」である青ぷよを「飛ばした(≒暴発させた)」と考えることができます。

 青ぷよを置いて「飛ばす」。
 そして、黄色ぷよを発火点に切り替えると、そのまま本線も組める。
 本線は簡単に繋げられます。

 
     [図6-4]          [図6-5]
いかがでしょうか。
「飛ばしてニダブをつくり」
「多重に組み替える」
ニダブを打たなくても本線はきれいに繋がります。
ニダブをうっても、残しは非常にきれいです。
図6-4、図6-5ではニダブも本線も、どちらも生きています。
これは、とても強い。

そして図6-4、図6-5からは、三列目に黄色緑の8-1ニダブもあります。
8-1でなくとも、例えば図6-4からは次のようにニダブを構えても良いですね。

 [図6-6]緑ぷよを置くことで黄色からのニダブが見えます。
今おいた緑ぷよは、すぐに発火点に切り替えられます。
これまでにやったとおりです。
       ↓

 [図6-7]
 

 未確定領域確定キャンセルこと
 確定キャンセルのやり方は
 「キーぷよをキーぷよでなくする」こと。
 キーぷよを発火点にして外しても良いし、
 キーぷよを飛ばして、新しい発火点からの架け橋にしても良いのです。

 もう一つ大切な多重の使い方を。
図6-4、図6-5、図6-7では本線につなげるキーぷよを乗せた状態にしていましたが、
左上の黄色や青色はいつ置いてもいいのです。

 [図6-8]
例えば、このように黄色、青ぷよを置く前の状態だと、
緑ぷよからの4連鎖が打てます。
3列目に緑ぷよをおくと、3ダブにもなります。
あるいは、黄色ぷよを1(or2)列目に乗せると5連鎖になります。
もちろん、さらに一列目に青ぷよを置くと本線も繋がります。

ニダブだけでなく、3~5連鎖なども変幻自在にうてるのです。
一手で1~2連鎖増やすことができるのです。

自由自在に多重と組み替えを扱うことができれば、火力、中盤力が大幅に上がります。

あ、図6-8ですが連鎖尾はこちらのほうがきれいですね

 [図6-9]青が連鎖尾兼第二折りになる形





***その五*――すべてが連鎖になる――

 組み替えは置いておいて、多重についての説明です。
多重を組むときは、できるだけすべてを回収するようにしてください。
ごみぷよも「後から回収する」のです。



 [図7-1]
このような形があり
赤ぷよの連結を増やしたいところですが、
赤ぷよが中々こないため次の形になったとします。
         ↓

 [図7-2]
こういう時に、左上に黄色、青ぷよをのせると本線が繋がるのですが
そうすると赤ぷよが使われないまま残ってしまいます。

 こういうごみぷよが多くなればなるほど
 期待できる連鎖量は減ってしまいます。(飽和が減ります)

そこでこの赤ぷよも多重で回収してやりましょう。
ざぶとんを消すために左上に黄色を乗せるその前に
赤ぷよを消すようにします。次図です。
     ↓

 [図7-3]
これで連鎖数が1増えました。
このようにできるだけ多くのぷよを回収して
消していくことが多重の目的の一つです。

図7-1からさらに上にいきたいなら、次のように組むのもいいです。

 [図7-4]
図7-2よりも緑ぷよの受けが広くなっているのが
わかるでしょうか。
      ↓

 [図7-5]
新しい3連結をつくります。
この黄色は縦3にしても強いです。
さて、ここからすべてを回収して繋げましょう。

黄色→緑→青と消したいです。
         ↓

 [図7-6]
こうです。さらに赤も回収できます。
二列目に赤をのせ、一列目に赤→黄色→青とのせると
本線がつながります。次図。

 [図7-7]

実は図7-5からは別のルートもあります。
黄色→青→緑からでもつながるのです。これを使うと面白いことができます。

 図7-5からニダブをつくってみます。

 [図7-8]
黄色からのニダブの構えができました。
ここで先ほどの黄色→青→緑の繋がりを思い出すと本線への組み替えが見えてきます。
まずは緑の連結を増やして、発火点に切り替えます。

 [図7-9]
こうです。これでニダブ(=暴発)はなくなりました。
一列目に緑を置くと順番に消えてくれます。
そして、その次ですが赤ぷよをちゃんと回収してあげましょう。
次図のようにします。

 [図7-10]
これでいい多重折りになりました。
ちなみに、一列目の上部の赤と緑は逆においても繋がります。


***その六*――色々な形で多重は組めるけれど――


(ⅰ)3連結にする理由


 [図8-1]
例えばこのような形があるとします。
黄色ぷよを「後から回収」したい。
青→赤→黄色の順番で消すことを考えます。
      ↓

 [図8-2]
こうしてみました。確かにつながります。
多重としても全然悪くないです。
しかしさらに上に組み替えるとなると難しい。
例えば、赤を発火点にして組み替えて見ます。
      ↓

 [図8-3]
次に青を消して、赤を消して、最後に黄色を経由して・・・・・・そして青を消す。
次図のようになります。
     ↓

 [図8-4] 一苦労です。
なぜ大変かというと、二連結を回収しようとすると二個のぷよを
おく必要があるからです。この組み替えはちょっと遠すぎることがわかります。

今度は図8-1から3連結にしてみます。

 [図8-5]
こうもっていきます。
ここから赤の連結を増やし、発火点に切り替えてみます。
      ↓

 [図8-6]
こうです。こういう形も目指せます。
3連結が多いほうが後から回収しやすいのです。
一つ乗せるだけで消える。これは本当に幸せなことですね><


(ⅱ)色々な組み替え


 [図8-7]
こういう形を考えてみます。現在赤が発火点です。
ここまで見てくださった皆さんなら
どういう風にのばしていくか、組み替えていくかの
検討が付くと思います。

まずは・・・・・・

 [図8-8]
連結を増やす。
すると新しいことが見えてくる。
キーぷよであった青が発火点へと変わる。

 ここで重要なのが、二列目を埋めない限り
 赤からの発火点も生きているということです。
 多重の組み換えをするとき、新しい発火点が完成するまで
 前の発火点を埋めないことで、緊急発火がいつでもできます。
 これは序盤に特に大事です。発火点をつぶさないで保持しておくこと。覚えて置いてください。

では進めます。

 [図8-9]
黄色の連結も増やして、これで完璧です。
青黄色のツモがきたら三列目において8-1ニダブも打てます。


 [図8-10] 緑=連鎖尾兼第二折り、現在緑からでも赤からでも12連鎖。
高い連鎖尾+多重の組み方においては、こういう形に組めたらかなり強いです。
この後は連鎖尾の上を使って第二折りを組み左に伸ばします。

高い発火点と高い連鎖尾を使う人ばかりではないですが、この戦い方は強いです。おすすめです。


(ⅲ)緊急発火を常に意識して多重を組む


 [図8-11]
こういう形もいいですね。
多重を使って黄色→緑→赤と消した後に、
青→黄色→青といくようつなげるとかなり連鎖数を稼げます。
次図です。

 [図8-12]
でもこれはちょっと遠すぎる。
これを組んでいる途中に相手に邪魔をされたらたまらないのでは・・・・・・?
しかし図8-11にはもう一つのルートがあります。
むしろそちらのルートの方が見つけやすかったかもしれません。

 [図8-13]
これです。実は二列目に黄色を置くだけで本線を繋げられたのですね。
このように大きな連鎖とショートカットの二つの繋ぎを同時に考えながら組むと
隙のない多重が組めます。


(ⅳ)高い多重のファジー

図8-12を少しいじると・・・・・・

 [図8-14]
今左一列目の13段目に青ぷよがのっています。
これは本線を確定させている「キーぷよ」ですが
13段目に何があるかは対戦画面では確認できません。

 これをファジーといいます。
 のっているかどうかは乗せる瞬間を見ないとわかりません。
 これも非常に強いです。
 高く折り返す多重ではこういうファジーも狙っていくことができます。

本線なのか対応なのか。これは相手にとって大事な凝視のポイントです。
相手はこれがわからなかったら、うかつに動けない。

 個人的には、13段目にはキーぷよをのせておく方が強いと思っています。
 後から乗せるのは大変だからです。回しの技術も要るし、
 おじゃまがひとつふるだけで本線が繋がらなくなるからです。


(ⅴ)様々な多重と組み替え!
 

 [図8-15]
こういう形があったとします。
青の連結を増やし、上へ上へと組むと
次のように組み替えることができます。


 [図8-16]
黄色からのニダブも見えます。
青から本線が発火できます。

 [図8-17]
青の上に黄色をおくと青からのニダブがうてます。

 [図8-18]
置いた黄色を発火点に組み替えることができます。

 このように、「多重と組み替え」の考え方は様々な形で応用できます。




***最後に*

 以上が「多重と組み替え」戦術の解説になります。

「多重」という観点から言うとまだまだ技術的な部分や複雑なものは
 全然説明しきれていないのですが、
 僕の考えている戦い方、そしてその考え方はいくらか伝わってくれたかと思います。

 多重と連鎖尾が使いこなせたら本当に強いのでぜひ皆さんも挑戦してみてください。


 それから、Tomさんの確定領域に関するお話はとても参考になりますので
読んでみることをおすすめします。
 今回の記事の中でも重要な要素になっている「確定」に関する
説明するのが難しい内容を、非常に上手く言語化なさっています。

 そして、高度な多重に関しては、ようかんさんのブログが参考になります。
他にはもちろん、上級者さんたちの対戦動画をみるのもよいです。


では、今回はここらで終わりにしようと思います。いいねをしてもらえたら嬉しいです。
長々とお付き合い下さり、ありがとう御座いました。
 
更新日時:2018/11/04 02:09
(作成日時:2018/11/01 23:55)
コメント( 1 )
かずゆき
かずゆき
11月9日 12時2分

すごかった!分かりやすい!

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