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連鎖の見え方作り方 2【中級者向け】

by
KENROU
KENROU
私事ですが今日はACぷよ通でがっつり連戦しましてね、これがめちゃくちゃ楽しいんです。ぷよぷよ、面白い!
ということで対戦の楽しさを他のぷよらーにも分けてあげたい、と思い立って帰宅して記事を書き始めています。


先日似たような記事を投稿しました。
 >連鎖の見え方作り方【初級者向け】
どんな連鎖が出来るのか、心で思い描いて組もうという内容でした。

D級やC級レベルの中級者になると慣れた土台はハッキリ見える状態で組み上げていることと思います。
そして中級者さんの使う連鎖はイマドキは先折GTRがトレンドだと思います。

GTRは階段連鎖より事故が少ないですからね、それなりに長く使っていれば応用性にも磨きがかかります。
特長は色々とありますが、大抵のツモに対して大体それっぽく完成させることが出来る、というのが広く使われている理由だと思います。

しかし常にGTRが簡単に作れるかというとそうでもなく、微妙に難しい場合も多々あります。そのあたりを掘り下げていきましょう。



ところで、今回は主に折り返しの話をしますが、GTRと言えば連鎖尾側がよく取り上げられていますね。それは単純に連鎖尾側の形に決定版が無い(あるいは多い)ので、慣れてない人は考えながら連鎖を作ることになってテンテコマイになってしまう…そんな苦労と需要が背景にあります。
その辺はもう中級者には"見えている"はずなので履修済みと思って省略します。(どうせ現代ぷよだと飽和勝負の機会も少ないでしょうし、連鎖尾はテキトーに繋がれば良かろうと思います)

一点だけ補足しますと、左折GTRの中央~右側への連結部は主に2種類あります。(細かい派生はもっと色々あります)
 
図1 コの字型とY字型
上図左は「コの字型」、上図右は「Y字型」と呼んでいます。

Y字型土台の方が好まれる場合が多いようですが、自分はどっちでも大差ないと考えています。
どっちの形でも、ぷよ量・連鎖数が同じなら、発火してしまえば全く同じです。何も気にすることはありません。そうですよね?

まあ、自分でも選択の余地があればY字型を使うことが多いですが、それは連結の受け入れ(青ぷよ:コの字は3連結、Y字は2連結)などで判断しているだけで、ネクストによって優劣は変わります。
とりあえず両方問題なく組める方が良いと思います。



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とりあえずぷよ譜ジェネレータ(@tk24generator)さんから直近のぷよ譜を(勝手に)いただきました。
※筆者は直感で組んでいるので最善手とは限りません。以下、妙な手順があれば文句は受け付けます。

まずは1つ目。
フォーマット:http://ishikawapuyo.net/simu/ps.html?_01U1M141S1E1M1M1S1S1u1E1w1s1U1I1A1U161Q1A1u1w1o1E1
GTR手順例 :http://ishikawapuyo.net/simu/ps.html?_0CUCMC44S0E4M0MsS2Sou6Ewwis6UaIaAyUw6qQIAquKw6o6Es
図2 25手完成
これは3手目までに赤と紫が3個ずつでGTR向きのツモですね。いい引きです。
連鎖尾側と多重折側とどちらの完成を急ぐかは相手の状況次第です。
最後の方に同時消しがあったり、多少変則的な部分はありますが誤差の範疇だと思います。ほぼ標準タイプ。

肝心の折り返し部分は誰でも作れそうなので問題ないと思います。

☆ワンポイント
・6手目 青黄
本譜では3列目縦置きですが、これはチギリを嫌った手順です。相手の単発が怖い場合はチギって連結を作る選択をしましょう。
・10手目 黄紫
本譜では紫を下に1縦しました。これがかの有名なキーぷよ外しです。赤発火3連鎖、ついでに2連鎖目の紫の連結が増えるので嬉しいです。
・13手目 紫青
直前までは6縦をメインに見ていましたが、ネクスト青青、ネクネク紫紫を見て45横に変更しました。理由は青青の置き場に困ったからですが、紫ゾロが見えたことで本譜の置き方でも紫回収が容易だと判断出来たので踏み切れました。
・15手目~
この辺も選択肢は色々ありそうですが、形とスピード重視でポンポン置いてます。
・最終図
この後 赤青・赤黄のツモがあれば2ダブを打ちましょう。相手に本線が無い場合は青紫のハチイチ発火で5連鎖を当ててやりましょう。
(4列目の赤青は逆の方が良かったような気がする……)


次に2つ目。
フォーマット:http://ishikawapuyo.net/simu/ps.html?_01Q1U1U1Q1Q18161o1u1s1s1w1u1S1U1A181u1U14161s101Q1
GTR手順例 :http://ishikawapuyo.net/simu/ps.html?_0CQEU0UkQuQ88q66o4uys0sEw0uaSIUEAI8wuEU44y6isa0iQC
図3 25手完成
これも折り返し色である紫がすぐに3つ集まる簡単な例です。
折り返しに関しては失敗しようがないと思います。
これもオーソドックスな標準タイプ。

☆ワンポイント
・4手目~10手目
ネクストぷよまでちゃんと見ると、チギリ回避手順は多分こんな感じになります。まあチギったら何が悪いということも無いですけど。
・12手目 青青
置き場にも困るので折り返し上部に使います。ネクストの紫青が多重折としては若干使いにくそうなのが気になりますが、細かいことです。
・18手目 紫赤
連鎖尾回収で火力を上げます。
・最終図
3列目に青乗せれば赤発火で3ダブが作れます。ハチイチ青紫で2連鎖6連結、ハチイチ青赤で残しの良さげな2連鎖シングルまたは1ダブがあります。



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ということで、GTR手順の例示でした。ウォーミングアップとしてちょうどよかったと思います。

おさらいになりますが、先折GTRの作り方は次の通りです。
図4 GTRの作り方
多分皆さん”何をいまさら"と思ったでしょう。
L字がご飯、フタがルーだとするとカレーのよそい方になります。"何をガラムマサラ”と思ったでしょう。


でもネット対戦しているとこれが出来ていない、あるいは応用技を使おうとして失敗する、そんな中級者が散見されます。
きちんと、こうやって、基本を、覚えていれば、何も問題ないんだと思います。

では"問題"とは何か?
これが出来ないパターンをぷよ譜で見てみましょう。


3つ目。
フォーマット:http://ishikawapuyo.net/simu/ps.html?_o10181E1w1G1A1U1A101U1I161Q1E161I101A1Q1s1S1M1M1U1
GTR手順例①:http://ishikawapuyo.net/simu/ps.html?_os0C82E4wcGiAyUCAa00U0Iq6EQ8E66CI40uA8QIsaSIM0MwUa
図5 25手完成?
愚形ですね。愚形が出来たのは多分自分が下手だったからだと思います。

流石に酷いと思ったのでリテイクしました。
GTR手順例②:http://ishikawapuyo.net/simu/ps.html?_os0C82E4wcGiA6UCA800UIIa6CQ8EG6sIc06ACQasgSaMKMaU0
図5' 25手完成(Take2)
なんとか形になりましたが、土台は図1の2大パターンから少し外れてますね。(一応Y字の亜種だと思います)

それはともかく、終始なんだか組みにくい、そんな感じがしました。
よく見ると全然多重折が出来てないです。なんででしょう。

青が中々来なかったせいでしょうか?

それも原因の一つです。
次図をご覧ください。
 
図5'-a 10手目
1列目に2段分の谷が出来ていますね。原因はこいつでしょう。
この段階でネクストにイイ感じの配ぷよが見えないので、この赤ゾロで連鎖頭を伸ばしにかかります。


もちろん、青さえくれば、あるいはネクストに紫がごちゃごちゃ来なければ、何の問題も無かったと思います。


違いますね?


この場合、問題が起こらないというのは課題が発見出来ていないというだけです。

大事な折り返し部に谷なんか作っちゃダメなんです。最初から分かり切っていることです。
ではなんでこうなったのか、というのが今回のミソです。

まあ、ぷよ譜を見れば一目瞭然ですが、少し改行してシンキングタイム取りましょう。
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先折GTRをダメにする要因はこちら。
図5’-b 4手目
何がダメか分かりますか?

念のためもう一度基本チャートを貼っておきますよ。念のターメリック!ガラムマサラ!
図4再 GTRの作り方


図5’-bはStep2が完了する前にStep3に移行してしまっていますね。しかもネクストに紫ゾロが無いのでケア出来ません。
この後にツモに恵まれれば何の問題もありませんが、恵まれなかった場合は大きく響きます。そしてこの後どんなツモが来るのか想像も着きません。早くも自ら負け筋を用意してしまっているわけです。


こういうことがあるから自分は図5’-bみたいな手は選びません。紫赤はどこか遠いところに投げ捨てます。

なまじ”連鎖が見えてしまう"ために、GTRの完成形(図4 Step3)を最短で目指そうとすると後々大変な目に合います。これが自分から見た「中級者が陥りやすい失敗」です。


ということで本来の手順は以下の通り。
GTR手順 改:http://ishikawapuyo.net/simu/ps.html?_os0C8yEiwIGoAqU6A80aUCIC6KQ2E46KIu00A0Qqs4SsMeMaUw
図6 25手完成_先折GTR

手順を見ていきましょう。
図6-a 3手目投げ捨て
件の紫赤は6列目に隔離して、連結が出来るのを待っていてもらいましょう。
ちなみに、4手目に青黄が見えるので、これを45横置きするために紫赤は6列目に置く必要があります。
図6-b 6手目 折り返し着手
黄ゾロは連鎖尾に使う手もありますが、ネクストで黄が3個見えるのでこれでL字を作ります。おあつらえ向きに赤もセットで嬉しいです。

ということで折り返し完成です。


そういえば図6はコの字型で右側があまり見慣れない形かも知れませんが、下図は頻出形なので実戦でも見えるようにインプットしておきましょう。(結局連鎖尾側の話をしてしまった…)
図7 連鎖尾の例


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今回はここまでです。
なんて言ってる間に日付が変わりました。この記事には4時間分の熱意がこもっています。

言うまでもなく本記事は自分の持論なので、必ずしもL字未完成のままGTRステップを進めることが悪だとは限りません。(自分なら絶対に避けたいですが)
というのもプロでもそういう手順を許容する場合があるんですねこれが。なのでそれは"応用技"としてアリだという認識で、中級者は基本を守って楽に連鎖を組もう、という趣旨で書いています。

形をトレースしてお終いなのは初級者まで。
中級者からはそこに至る手順を意識することが求められます。

短期的な最適解と中長期的な最適解は異なります。使い慣れてるつもりの形でも、違和感を覚えることがあるならきちんと手順を検証した方が良いです。そういう話でした。
更新日時:2018/12/24 01:14
(作成日時:2018/12/24 01:09)
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