1950

下伸ばしの弊害と回避方法

by
machine322
machine322
下へ伸ばすと言われてもピンと来ないと思うので、図で表します。

ピンクの丸の所から、右下へ発火点を伸ばすのはとても難しいです。それが何故難しいのか文字で説明します。




そもそも、連鎖の作りは大雑把に分ければ二種類になります。挟み込みのような上面と底面が接触する連鎖と、階段のような側面が接触する連鎖です。それぞれでこの場合に下へ伸ばすとしたらどういう連鎖になるのか考えてみます。

まず挟み込みで考えた場合、俗に横螺旋と呼ばれる変形カギの形で下へ伸ばすことが出来ます。

フィールドの効率は良いけど6列目の溝が深いので、第二折り返しを組むのはちょっと難しそうです。また、この螺旋鍵のような虚分離を利用しない挟み込みで下に伸ばせる形はあまり無いので、その形の制限の厳しさが影響して置けるツモが減ります。置けるツモが少ないという事は組みづらいという事です。








次に、階段系の側面接触型連鎖(挟み込みみたいな分かりやすい用語が欲しい……)で考えてみます。

これも挟み込みと同様に6列目の折り返しが深くなってしまいますし、潜り込ませたぷよ(この図だと鉄ぷよになっているところ)が使いづらいです。4列目の谷が上手く活用できないと、フィールドの効率がとても悪くなってしまいます。






簡単にまとめると、
・伸ばした先で折り返す時に溝が深くなってしまう(図では第二折り)
・挟み込みは効率が良い代わりに、形の制限が厳しくて置けるツモが少ない
・潜り込みで段差を揃えても、潜り込ませたぷよがゴミぷよになりがち
・挟み込みじゃないと形の制限は少ないけど、フィールドの効率が下がってしまう
というところが主に良くないところです。






解決策
・連鎖尾を追加して平らにする
・そもそも発火点を高くしない(これは私的には有用であると考えていますが、一般的には大道芸のようなものです)
の二つが主な解決策です。順番に見ていきましょう。


連鎖尾を追加して平らにする

これで下へ伸ばさなくてもよくなりました。挟み込みでも階段系でも何でも適当に横へ伸ばせますね。
これは段差を揃える方法として最も一般的な方法のひとつで、これを簡単に実現できる連鎖として3列雪崩連鎖尾などがあります。








そもそも発火点を高くしない

これは一般的ではありません。
三連結とかGTRとかこだわらず、連鎖をぶった切って発火点を下に持ってくることで解決します。
これを狙いに行く前提として、左右の高さが同じ高さで且つ発火点側が未完成のタイミングでなければなりません。つまり、

こんな感じの時です。こういう時に
「もしGTRを完成させたら低く纏まったとしても4~6段目の発火点になりそうだから、連鎖尾を最低でも4段目まで組まないといけないな。でもこのツモだと黄色が見えてないし、赤を折り返し優先で左側に使ってしまったら連鎖尾の完成はとても遅くなりそうだ。じゃあ左側の連鎖を青の横三で分割して発火点を低くすれば、連鎖尾を黄色で完結させて右側の青と赤は第二折りに使えるな!」
みたいに考えることができると、さっきの図のような低い第二折りを作りに行く事ができます。

一色で連鎖を分割するのは色制限が厳しいので、二色や三色使った連鎖でGTRを上下に分割するルートが見えると楽です。

この場合どこかに対応用の連鎖を持っていないと相手の催促で詰むので、これをやるときは相手を見ましょう。
作成日時:2020/02/11 17:14
カテゴリ
初心者向け
コメント( 0 )
コメントするにはログインが必要です
シェア