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カードゲーマーの分類をぷよらーに当てはめてみよう

by
shokutama
shokutama
いきなりタイトルとずれるようなことをいいますが、先日発売されたテニスの王子様のキャラの話になります。

無印版テニスの王子様でラスボスとして主人公、越前リョーマの前に立ちはだかった幸村精一。
彼は立海大付属中3連覇のため勝利至上主義を掲げ、真っ向勝負を是とする選手に相手の弱点を徹底的につくように指示したり、リョーマの「テニスを楽しんでいるか?」という問いに対して、ふざけるな!と穏やかな表情の下で怒りをたぎらせていました。
そんな彼ですが、新テニでは少しづつ内面が明かされるようになり、正直最新刊の彼には泣かされました。

さてそんな幸村ですが、新テニで彼自身の技?でもある、五感剥奪!?(作中ではイップスに陥れるとあります)を自身に受けてしまいます。
かつてこの状態から抜け出したのは主人公であるリョーマだけ、リョーマは「テニスは楽しい」という感情から天衣無縫の極みに達し、このイップス状態から抜け出します。

それに対して幸村は、「自分にはテニスを楽しむことはできない」と思います。
彼にとって、テニスとは純粋に勝利を追い求めるもので、一秒でも早くテニスに復帰するために、難病になっても地獄のようなリハビリをする「勝利のためには苦しみがなければならない」という思想の元、されるものなのです。

そんな彼がイップスから立ち直らせたもの、それは「誰よりも強いテニスができる喜び」でした。

そうです、思考は違えど、リョーマも幸村も「テニスが好き」という気持ちは同じだったのです。

本題に入ります。
ぷよらーという生物は、ぷよぷよというゲームが好きです。
しかし、その好きにもいろいろな形があるのです。
そこで今回はカードゲーマーの分類を用いてその好きの気持ちの中身を探ってみたいと思います。

カードゲーマーの分類、といいましたが、別に陰キャタイプ、カードショップは俺の家タイプ、とかそういう分類ではなく、カードゲームに何を求めるかの分類になります。
ここで言う用語はMTGの開発部が生み出した言葉で、定義はMTGwikiから引用します。

この分類をすることで、自分がゲームに求めているものは何かを知り、他人との交流に役立ててください。

まず大きな分類は二つ、「心理学的分類」「美学的分類」です。
まずは心理学的分類から。
ティミー、ジョニー、スパイクです。

心理学的ー①
ティミー

ティミーはゲームに体験的な面白さを求める人たちです。ゲームがプレイできることが至上の喜びとします。
また以下の四種類に分類されます。
「パワー・ゲーマー/Power Gamers」

ステレオタイプなティミーです。大連鎖を撃ちたい、連結の大きな二ダブを撃ちたい、とにかく派手派手が大好き。
初心者に多いと思います(初心者とイコールではありません)

「ソーシャル・ゲーマー/Social Gamers」
誰かとプレイすることを楽しむ人たちです。ふぃばらーに多い印象を受けます。
チャットしたり配信者と連戦するのが好きという人たちですね。

「ダイバーシティ・ゲーマー/Diversity Gamers」
やったことのない新体験を重要視する人たちです。
〇〇積みってやったことがないな→じゃあやってみようというタイプですね。
ただあまりぷよぷよには当てはまらない気がします。
カードゲームだと私はこれに近い属性を持ちます。

「アドレナリン・ゲーマー/Adrenalin Gamers」
対戦相手にマジか!?と思わせることが好きな人たちです。
ぷよぷよの場合、その必要のない場面でも、それつながるんかという連鎖を組むことを好むと考えられます。
これもぷよぷよで分類される人は少ないでしょう。

心理学的ー②
ジョニー

ゲームを自己表現と捉え、ゲームの自由度の高さを至上とします。ある種自己完結が強いタイプで、アーティスト的側面が強いです。

コンボ・プレイヤー/Combo Players」
新しい連鎖系を考えるのが好きなプレイヤーです。ステレオタイプなジョニーといえます。

「オフビート・デザイナー/Offbeat Designers」
突飛な発想に基づく連鎖系を組むのを好みます。コンボ・プレイヤーが探検家ならば、こちらは発明家だといえます。

「デッキ・アーティスト/Deck Artists」
ニコニコ積みや、昇竜積み、あるいは既存の形に属さない新たな形を組むことを好みます。
対戦勢というより、動画作りをする人に多く見られます。

「ユーバー・ジョニー/Uber Johnnies」
1-3階段のような、実用的でない形をあえて採用してそれを組むことを楽しみます。


心理学的-③
スパイク

いわゆるガチ思考で挑戦を求めるタイプ。大会は楽しさよりも優勝するためのもので、大体のプロプレイヤーはこの側面が強い。

「イノベイター/Innovators」
誰よりも早くメタゲームを作る、例えば中盤を短く切り上げれるよう早めの催促をし、本線を撃たせるのが今の時代最強、というような潮流を作るプレイヤー。
具体的にはシンプルなGTRが強い、というのを知らしめたまはーらさん、弥生時代を生み出したTOMさんだろうか。

「チューナー/Tuners」
既存の積みの最適化を目指すプレイヤー。
ちぎりを少なくする、という速度の最適化を図るぴぽにあさんタイプ。

「アナリスト/Analyst」
プレイヤータイプを分類し、それに対するメタ戦術を貼ることで勝利するプレイヤー。
くまちょむさんが代表的ではないだろうか。

「ナッツ・アンド・ボルト/Nuts & Bolts」
そもそものミスをなくそうとするプレイヤー、これはぷよぷよ分類は無理だろう。誰もがそうするので。



これらの分類は「自分はこのタイプに属している」と捉えるのではなく、「自分はこの要素が一番強い」と考えてください。
次に美学的分類をするのですが、これらはたぶんはっきりと自覚している人が多いので、あまり分類を書く意味はないと思いますが一応。


美学的ー①
ヴォーソス

いわゆるキャラ勢のような、ゲームの世界観を好むプレイヤー。
レムレスに愛を注ぐめいせつさんでしょう。

美学的ー②
メルヴィン

なぞぷよや仮想落下のような、ぷよぷよガチ対戦とは少し離れた謎解きや仕様について考察するのが好きなタイプ。
raneaクイックのraneaさんがいい例ですね。


この二つは対極の関係にはありません、そこだけは留意しておきましょう。

最初のテニプリの下りでもいいましたが、どの分類だろうと、ぷよぷよというゲームが好きという気持ちは同じです。そこに上下などなく、スパイク以外はクソ、などという思い上がりがあるならそれは恥ずべきでしょうね。
初心者に教える際にも、この分類は便利です。
ゲームをすることが楽しい、と思うタイプに連鎖できなきゃつまんないよ、といっても仕方ないですしね。

ゲームで1-3階段を組むことが好きなプレイヤー、いやいないとは思いますが、その人に対して「それ弱いから使うなよ」というナンセンスな問いが少しでも減ることを祈ります。
作成日時:2021/03/24 23:44
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