対戦ぷよぷよが盛り上がらない理由の考察

対戦ぷよぷよが盛り上がらない理由の考察

最初に軽く自己紹介
・ぷよらーです。テトリスもやります。
・対戦勢です。ぷよカップ何回か出ました。

この記事はプレイヤーや運営に対する批判ではなく、一人のプレイヤーがふと思った独り言に近いものですので、軽い気持ちで聞いていただけたら。




対戦ぷよぷよの盛り上がらない原因は、端的に儲からないことが原因だと考えています。


もちろんセガさんやプロの皆様のせいということではなく、ただただビジネスモデルが弱いことが原因だと考えています。
ゲームというコンテンツを発展させるためには、なによりもまず予算が大切です。
ゲームを作るクリエイターの人件費がなければ、いいゲームは作れません。
それが数年程度の大会で使えるゲームを運営するとなれば、それに相応の収益が必ず必要になってきます。


セガさんの立場で考えた時、ぷよぷよeスポーツでお金を稼ぐとなった時にゲームの収益しかありません。
08/18現在のぷよぷよeスポーツの値段は価格：2,036円（税込）です。
単純に考えると、プレイヤー数×2,036円の収益がセガさんにとって発生しています。

逆に言うと、ぷよぷよeスポーツによって発生している収益はそれだけしかないのです。

追加コンテンツや、キャラクターなどの要素での収益はぷよぷよeスポーツにはありません。
大会などでの収益効果もあると思いますが、会場の費用や人件費のことを考えるとメインの収益とはなかなか考えにくいでしょう。
2018年10月25日（木）に発売したぷよぷよeスポーツですが、この約4年ぐらいでぷよぷよeスポーツで発生している収益はそこしかありません。
これでは、最初の1年2年などは良くても3年以上ともなると、開発するチームも立ち上げることが困難ですしアップデートすることすら厳しいですよね。


これは誰かの怠慢といったことを言いたいのではなく、
対戦ぷよぷよというコンテンツからお金をとるモデルが弱いことが原因だと考えています。

他ゲームの例を出すと、
ApexやValorantなどの数年以上稼働している対戦ゲームでは、対戦以外のスキンや武器の要素でガチャをすることでお金を落とす仕組みを作れています。

このゲームのスキンを出すために5万円出してもいい人が5万円出せる仕組みもありますし、
100万円出してもいい人が文字通り100万円を出せる仕組みになっています。
この仕組みによって、1年後も収益が安定して取れ、その収益によって2年後のゲームのコンテンツを豊かにすることが出来ます。

この繰り返しの仕組みがあることが、現在3年以上続いている対戦ゲームの分かりやすい例だと思います。

ここでぷよぷよに戻ると、ぷよぷよeスポーツにはガチャなどの要素はありません。

これは、ぷよぷよに5万円出せる人が2,036円しか出せません。
さらに言うと、100万円を出すことが出来るって人も2,036円しか出せません。
潜在的なお金の損失が、対戦ぷよぷよには数多くあると思います。

そもそもお金を取れる仕組みがゲーム販売しかないからです。
これでは、数年の稼働を目指すことは現実的にやっぱり厳しいよねとは思います。


じゃあどうすればいいのって話なんですけど、これは正直セガさん次第しかないと思います。

ぷよぷよeスポーツに上記のようなお金の取る仕組みを作ることが最適ではあるのですが、
そこまでして対戦ぷよぷよにこだわる理由があるのか？他のコンテンツのほうがいいんじゃないか？ってなるのがやはり感覚としてありますよね。
非営利ではないので、儲けられないコンテンツは撤退するのが感覚としては普通だと思います。
ここばっかりはプレイヤー個人で変えることは厳しいと思います。
ですが、対戦ぷよぷよというコンテンツをなによりも愛しているプロやプレイヤーを数多く見ています。
なんとかならないかな？って思いつつ、独り言のように呟いてみました。

みなさんぷよぷよライフを楽しんでください。