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Switchレート2700弱で2年間伸び悩んだ原因と再成長できた理由の考察

by
アイソスタシー
アイソスタシー
1. はじめに
 
 この記事では、ぷよぷよの実力で長年伸び、そこから再成長出来た経験から、伸び悩みの原因再成長出来た理由の考察を行います。同じ悩みを抱えるぷよラーに少しでも参考になればと思い、記事にまとめる事にしました。

 これは、僕のぷよ通歴5年半~9年半の約4年間のぷよぷよeスポーツのレート推移のグラフになります。成長期と停滞期を繰り返してきたことが見て取れます。



 まず4年前頃(グラフの一番左)にPS4レート2000前後で伸び悩んでいた原因は、圧倒的な「速度」不足でした。当時はとこぷよ重視でやっていたので、対人戦で速度を意識したら急成長を遂げました。(ものの1カ月でPS4レートが2000→2250の急成長)

 その後、PS4レート2250(Switchで2550位)で8か月伸び悩んだ後、再び急成長出来ました(PS4で2250→2400)。その要因は「速度」「乱戦力」の向上でした。その原因を考察した記事を2年前に出しました。(速度で伸び悩んでいる人はこちらを参考にしてみてください)
 その記事→https://puyo-camp.jp/posts/149228

 しかし、それ以降、Switchレート2700弱で2年間停滞するという長い伸び悩みの時期に悩まされました。それが最近、ようやっとその伸び悩みを打破してSwitch2670→2770へと再び急成長出来たので、今回の「再成長出来た原因」「長い伸び悩みの原因」とを考察して記事にまとめたいと思います。

 今回の急成長はぷよ歴9年半での成長だったので、同じくぷよぷよの実力で長年伸び悩んでいる人達ぷよ歴が長かったり年齢が行っていて限界を感じている人達へ、再成長の希望を与えられればと思い、考察して記事にまとめたいと思いました。



 
2.再成長の理由

 最初に結論として再成長の理由を述べると、

「とこぷよをやって連鎖力を磨いて平均火力を上げた事」

です。

 これはぴぽにあプロから頂いたアドバイスを元に行った事でした。ぴぽにあさん曰く「ある程度納得できる速度が出せるようになったら、とこぷよで形を鍛えるのもありかなと思います。」と助言を頂きました。(実際のぴぽにあさんの発言とは差異があると思いますが、このようなニュアンスの助言を頂きました。)貴重なアドバイス本当にありがとうございますm(_ _)m

そこで早速とこぷよで、

 ・連鎖尾をしっかり入れる。


 ・新しい連鎖尾を覚えてバリエーションを増やす。

 ・多重を意識して、良型のパターンを覚える。

 ・3列目4段目の配色を意識して、良型の多重を目指す。

辺りを意識して練習する事で、連鎖力・火力の向上に努めました。

 その結果、レート戦での平均火力が体感1万点くらい上昇しました(50000点→60000点)。平均火力の向上は、レート戦の勝率を大きく上げてくれました。その結果、2670→2770と、およそ100に及ぶ平均レートの急成長に繋がったのでした!



 
3.長年伸び悩んだ原因
 
長年伸び悩んだ主要因を結論から先に述べると、

「連鎖力・本線火力の低さがボトルネックになっていた」

「それにも関わらず漠然とレート戦を潜りつつけていた」

「地雷戦法にこだわり過ぎていた」

でした。

 先に述べたように、2年前にレートが150くらい上がった成長期は、レート戦で「速度」と「乱戦力」を鍛えた事が功を奏しました。地雷戦法を用い、乱戦に慣れ、ひたすら速度を追い求めてレート戦を潜り続けました。それにより大きく成長できたのです。

 しかし、その後2年間という長い伸び悩みにぶち当たりました。その2年間、漠然とレートに潜り続けていたのが伸び悩んだ主要因だと思います。「速度」の伸びは頭打ちになり、今度は逆に「連鎖力・本線火力」の低さが原因で勝てないでいるのでした。元々は本線火力は得意分野だったのですが、それはSwitch2300~2500くらいの実力の割には、というものだったのです。Swtich2700弱にもなると自分より本線火力が高い人の方が多くなっていたのでした。しかし、それに気づかずに、ただ漠然とひたすらレート戦を繰り返していました。
 それが、とこぷよで本線火力を鍛えたらわずか2か月で100もレートが上がったのです!やはり、何事も課題を明確に持って取り組む事が成長にとって大事だなと痛感しました。

 また、地雷戦法にこだわり過ぎていた事も原因の一つでした。地雷戦法ははまれば強いですが、形が愚形になるので地雷を打てなかった時に負け濃厚になる事がしばしばありました。また、昔は弥生時代にこだわり過ぎて伸び悩んだこともありました。先折りGTRを食わず嫌いしていたところもありました。(今は初手ABACとAABBは先折りGTRを組む事が多いです。)
 「こだわり」はモチベにとっても凄く大事です。実際地雷戦法に熱中したことで、一つ前の大きな成長が遂げられました。ただ、ぷよぷよでの勝率向上において、こだわりが強すぎるとそれが邪魔をしてしまう事が多々あります。こだわりが強過ぎて見えなくなっていた物、食わず嫌いで避けていた物に目を向けてみると、勝率の向上に繋がる事があるかと思います。




4.伸び悩んだ場合の対処法

 最後に、自分の経験より、伸び悩んだ場合の対処法を箇条書きでまとめてみました。

 ・モチベが一番大事!(大事なので最初に書きました)

 ・伸び悩んでいる人は、ボトルネックとなっている一番の弱点を探すと良い!

 ・一番の弱点が分からない場合は中・上級者にアドバイスを求めると良い!(自分では気づいてない事が多い)

 ・その弱点を鍛える事で一気に成長出来る!

 ・ぷよぷよ通は長所より短所を伸ばした方が成長効率が良いゲーム。(←後に別の記事で詳しくまとめる予定です。)

 ・シミュ、とこぷよ、レート戦or連戦、大会、アドバイス募 をその時の能力分布に応じて適切な割合でバランスよく行う事が成長の近道

 ・大会は負担やモチベダウンにならない程度まではガンガン出た方がいい(モチベ向上に繋がる)

 ・速度、乱戦力、セカンド力を鍛えるのは対人戦(レート戦か連戦)

 ・火力、良型、手順、連鎖力を鍛えるのはとこぷよ(対アリィがおすすめ。タイムアタックはツモ補正が強いので、やや別ゲーな所がある。)

 ・新たな形や手順を研究するにはシミュ(実戦でネクネクは見えないため、ネクネク非表示がおすすめ)

 ・凝視力、中盤力は対人戦でしょうが、僕はまだその域に達していない。(そこを鍛えなくてもSwitch2800くらいまでは行ける。3000タッチくらいまで行けるという説もある。) 

 ・回し、上部の捌きはとこぷよかタイムアタック。(回しはそこそこ大事な技術ですが、覚える事と反復練習が必要になるため、気が向いた時で良い気がします。その代わり、出来るようになると楽しいです♪)

 ・短所を伸ばすのが大事だが、どうしても嫌いな事は避けてもいい(モチベを下げないのが一番大事!

 ・「アドバイス募」はかなり有意義で効果的なのでTwitterや配信、プロイベント等で勇気を出してやってみるのがおすすめ!

 ・レート戦にしろとこぷよにしろタイムアタックにしろ、何事も漠然とやり続けていると伸び悩みの原因になる

 ・課題を明確にして一点集中で鍛える事が効果的。(成長も実感しやすく、継続出来る)

 ・こだわりが強すぎても伸び悩みの原因になる。

 ・食わず嫌いを止めてみると、伸び悩み打破に繋がるかも。

 ・年齢的限界を感じても、成長の余地はある。
(僕はそもそもぷよぷよを始めた年齢が遅く、今やぷよラーの中では比較的高齢の方だと思います。)
(速度・操作精度といった運動能力、判断力・凝視力といった情報処理速度は衰えても、とこぷよでの飽和&平均火力・良型率の向上はいくらでも伸ばせる。向上速度は若者に負けて当然、気にしない!)




5.おわりに

 ぷよぷよは本当に楽しいゲームですが、成長するのに時間が掛かる、伸び悩みの期間が長い、というのがネックなゲームでもあります。なので、その伸び悩みの辛い時期を少しでも短くできればと思い、今回の記事にまとめてみました。

 長年伸び悩んでいる人、年齢で限界を感じている人、そんなぷよらー達に勇気を与え、再成長に繋がれば、とても嬉しい限りです。

 最後に、僕がよくTwitterでアドバイス募の動画を投稿した時に、沢山のぷよラー達から貴重なアドバイスを沢山貰って、凄くためになったし、モチベの向上に繋がりました!本当にありがとうございますm(_ _)m



 
更新日時:2023/11/09 18:31
(作成日時:2023/11/09 18:14)
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中級者向け
コメント( 3 )
なえーら
なえーら
2023年11月21日 18時44分

とこぷよをやっていて自分に都合の良い捌きやすいツモがきたら7〜10万くらいは出せるけど捌き方が分からないツモだと土台の段階で躓いて大量の無駄消しが発生したりリトライせざるをえないくらい盤面がぐちゃぐちゃになったりして何かを鍛えられている感覚がありません。
そのツモに合わせた形を知らない限りいくらとこぷよやっても無意味だと感じ始めているのですが捌き方の分からないツモに対してどのように考えて(最適かどうかは分からないけど)解を導き出していますか?

アイソスタシー
アイソスタシー
アイソスタシー
1月6日 16時45分

11月半ばより病気で療養中であるためコメントに気づくのが遅れ、お返事が遅くなり大変申し訳ございませんm(_ _)m
僕も捌きにくいツモは多々あり、ある程度の無駄消しや中盤戦もどきで誤魔化すのはありかなと思っています。
その中で、連鎖尾のバリエーションや多重のバリエーションが増えると、捌きにくいツモが減るのは実感できたので、新しい連鎖尾などを覚えるのは効果的だと思います。
ちゃんとしたお返事は病気が治ってからさせて頂きたいと思います。

アイソスタシー
アイソスタシー
1月28日 15時42分

お返事大変遅くなり申し訳ございませんでしたm(_ _)m
記事へのコメント本当にありがとうございます!
とこぷよをやる時に漠然とやるのではなく、何か目的を持ってやるのがミソなのかなと感じています。
それが、「新しい連鎖尾を覚える」、「折り返しの座布団を意識する」、「AABCが苦手なのでそのツモばかりを練習する」、、、
みたいな感じで、何か課題を明確にした上で取り組むと、その部分が重点的に鍛えられて、上達感も得られるので、練習がはかどりやすい気がします。
よって捌き方が分からないツモの捌き方を覚えるには新しい形を覚えるのが良いのですが、、特定の捌きが分からないツモの場合、最序盤なら上級者の動画を見たり、似た場面が見当たらなかったらTwitterで聞いてみたりしますね。

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