蝶翼の「はじめからやりなおす」

「はじめからやりなおす」っていう、便利な機能があるじゃないですか。
よくこの機能の使用を推奨している攻略情報を見かけます。

しかしこの機能、よく理解してから使わないと逆に練習効率を下げる事になると思うんですよね。
特に初心者帯～初級者帯は、この機能についてあまり理解が及んでいないと思いました。

という事で今回は、「はじめからやりなおす」について適当に書き殴っていこうと思います。
それでは、やっていきましょうか。

↑コイツが「はじめからやりなおす」ですね。
押すと、盤面がリセットされてツモが再生成されます。 本来、「はじめからやりなおす」は2種類あります。
ぷよぷよeスポーツでは、そのもう一つの「はじめからやりなおす」が欠けています。 「はじめからやりなおす」が2種類あるのは、「ツモの再生成」を行うかどうかで違いが出るからです。
端的に換言すれば、ツモ番が変わるかどうか。

ぷよぷよeスポーツは、ツモ番を再生成せずに始めからやり直す事が出来ません。
  ぷよぷよにおいての成長とは、経験を積む事です。
しかし、「はじめからやりなおす」によって経験値のロスが生じています。

経験とは、成功体験が全てではありません。失敗もまた経験なのです。
少し連鎖を組んでみて、上手くいかなかったら始めからやり直していませんか？

実は、失敗した盤面にこそ自分が必要としている成長のカギが落ちています。
ぷよぷよは上手くいく方法を見つけるよりも、失敗を回避する方法を模索した方が簡単なのです。
失敗から「自分の課題」や「連鎖のタブー」を見つけましょう。 この「はじめからやりなおす」という機能、癖になります。
目を閉じていても始めからやり直せる様になってしまったら重症です。

癖になると、自分を気持ちよくしてくれるツモが来るまで始めからやり直し続けてしまいます。
そして、その上振れで組めた連鎖で自分の実力を錯覚するのです。
端的に換言すれば、ただのリセマラ。

上振れツモでの連鎖は、元々出来ていた事を出力しているだけに過ぎません。
何の成長にも繋がらない、意味のない時間を過ごす事になるので気をつけましょう。 散々ネガキャンしましたが、別にこの機能を使ってはいけないという話ではありません。
適切に使う事が出来れば、ちゃんと効率が上がります。 例えば、あなたはAAAB/ABAAのパターンが苦手だとします。

ならばやる事は一つです。AAAB/ABAAが来るまで「はじめからやりなおす」を連打しましょう。
臭いものに蓋をするから上達しないのであって、逃げずに立ち向かえば良いだけの話です。

また、初心者が初手付近のパターンを覚える際にもこのやり方は効果的です。
ランダムに来たパターンを都度捌くのは、少々難易度の高い事をやっていると思います。
小学生がひらがなとカタカナと漢字とアルファベットを並行して覚えようとしている様なものです。 「はじめからやりなおす」で、連鎖アニメーションを消し飛ばしましょう。
10連鎖を6回消し飛ばしたら、1分くらい浮きます。

最後の方の消え方を確認したい時には、使えないので注意しましょう。 例えば、あなたの課題が「土台」だったとします。
であれば、大体5連鎖くらいが組めたら「はじめからやりなおす」を押しましょう。

その先の連鎖は、今のあなたには関係のないものです。
グダグダとその先を続けるよりも、数をこなして課題の密度を上げましょう。 SEGAさん、もうひとつの「はじめからやりなおす」の実装をお待ちしております。