#ぷよらーアドカレ2024 2024/12/17(火)の記事です。
↓ぷよらーアドカレ2024とは?↓
https://puyo-camp.jp/posts/185957
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みなさまこんばんは。おとうふと申します。49歳名実ともに立派なおじさんです。
いろはみかん(第1回ぷよぷよレディースカップ出場)
打撲(SF6のプロを目指してます。MR最高2050)
ともひろ(2019年茨城国体、ぷよぷよ部門小学生の部関東代表) 3人の子供がいます。(
※1)
少し長くなりそうですので最終的な着地点を先に書いておきますね。→めっちゃ長くなりましたm(__)m。
ぷよぷよが盛り上がることは日本の未来のためになる!
堂々と誇りをもってぷよぷよをプレイしたり応援したりしよう!
大げさでもなんでもなく本当にそうなんです。そう信じてます。(
※2)
もちろん、
現時点でもぷよらーの皆様も観戦勢も十分に誇りを持って取り組んでいるとは思います。
ただそれは我々の間で共有されているだけであって、
「eスポーツなぁ…なーんか流行ってるらしいけど…どうなん?」が一般の人の感想です。
そんな”一般の人々”にもぷよぷよが盛り上がることが日本の未来に役に立つことを理解してもらいたい
という趣旨で、今回思い切って書いてみました。
(※3)
ここを読む人は”一般の人”ではないのですが(笑)、お手すきにご一読頂ければ幸いです。
■「子供の幸せに役に立つこと」って難しいよね。
「ゲームなんか将来何の役に立つのか?」という意見は一般社会ではまだまだ根強いようです。
「遊び」としてのゲームに対しては昔より許容されるようになって、「ゲームも楽しいけど
お勉強はちゃんとしましょう」というのがおおよそのスタンダートかと思います。
通常の親は「子供に幸せな人生を送って貰いたい」というのが一番の願いなはずです。(
※4)
「子供の幸せな人生のために何の役に立つのか?」これが実に難しい問題です。
同じ遺伝子から生まれた兄弟姉妹でも同じものが役に立つわけではないし、
同じものが役に立つこともある。個性に寄り添う時代、難しいです。(
※5)
お勉強が役に立つかどうかという問いに対して、回答を書くだけなら「役に立つ」で正解でしょう。
しかし、記述式でその理由を述べたり証明が必要だったりすると、、、とても難しい問題ですよね。(
※6)
お勉強はした方が良いという前提でもう少し「役に立つ」について考えてみました。
■そもそも「役に立つ」ってなんだ?
お勉強に限らずですが、現代社会においては習得した技能や知識・突き抜けた才能など全て
それそのものが
単体で役に立つということはありません。(※7)
考えてみれば当然です。その技術が知識が才能が
「誰かの役に立って初めて役に立つ」という当たり前の話です。
当たり前の話なのですが、複雑に入り組んだ現代社会において、
ともすると忘れがちになります。「誰かの役に立つ=その誰かが喜ぶ」
これが役に立つということです。
(※8)
つまり、
誰かが喜ぶこと=役に立つことと結論付けて良いかと思います。
ですので、今の上位プレイヤーの皆様は堂々と安心してぷよぷよを
楽しんでもらいたいです。私のような観戦勢が大喜びしています。
皆様は少なくとも私の役にたってます!
ぷよぷよで大連鎖を組む技術、適量対応する技術、2ダブを作って打たずに威嚇する技術、etc
全てそれ単体では、それに興味のない人には「へー」ってなるだけです。
でも、
それを見て喜ぶ我々がいるのだから貴方たちは日本の社会の役にたっている。
反論の余地のない
(都合の良い)結論が出ましたね。
■仕事の本質
さて、ここからが問題であり課題であり現実の話です。現実はいつも厳しい。
概念的には間違いなくぷよぷよの上手い人は社会の役に立っていると言えるのですが、
やはり、それを「仕事」と呼ぶには一歩足りません。
仕事=稼ぐこと
これが否定しようのない現実です。稼がなければ意味がない。
まったくもって正しいのですが、これももう一歩深く考えてみるべきです。
仕事の対価として貴方の口座に振り込まれるお金。
そのお金はどこから出てきたものでしょうか?
振り込むのは雇用主です。でも雇用主は貴方の技術や労力そのものに
お金を払っているわけではありません。貴方の技術や労力が雇用主(会社)の
利益の
役に立っているから(又は将来的に役に立つから)お金を払うのです。
(※9)
ではその雇用主はどこからお金を得ているか。
雇用主の依頼主(お客さん)からお金を得ているわけです。
その依頼主はその先のお客さんの
役に立っていて、そのお客さんは
その先のお客さんの
役に立っていて…そうして最終的にはどこかで
コンシューマーと呼ばれる一般消費者に辿り着きます。
(※10)
一般消費者は自分の利益になることにしかお金を使いません。
楽しかったり楽ができたり
自分の役にたつためにお金を使います。
つまり、
「誰かの役に立つの連鎖」に参加すること。それが仕事の本質です。
「そこに金銭が発生するかどうか」は仕事の本質ではなくて、
それを仕事と呼ぶかどうかの条件にすぎません。
(※11)
その条件をクリアするのがとても難しいのですが、、、
■約50年の間に日本の社会はどのように変わったか(ざっくり個人の感想です)
高度経済紙長期(本質は人口ボーナス)を支えた猛烈サラリーマンに育てられた
団塊Jrの私たちは競争によって成長してきました。競争によって支えられた社会は
皆が豊かになるという同じ方向を向いていたため強烈な強さを発揮していました。
しかし、競争から零れた人たちに光は当たらず、いい才能を持っていても、
受験勉強か野球の才能が無いというだけで潰されてしまうという問題を常に抱えていました。
そこで国は「ゆとり教育」を導入します。これ以上の人口ボーナスは見込めない
という判断かもしれませんが、競争から零れた人たちも大切にしようという
趣旨だと思います。とても良いことだと思います。
しかしながらバブルの崩壊からの就職氷河期、リーマンショック、コロナなどなど
経済の不調が重なり単純に集団として推進力を失ったまま多様性を求めて彷徨っている、なう。
今の日本に対してそう感じています。
とはいえ少子化の罠は古代ローマも陥ったことだし、経済の波は資本主義において不可避なことだし。
失ったものを数えても仕方がありません。
これからどうすれば良いのかを考えるべきですよね。
■これからの日本の産業構造のひとつとしてのeスポーツ
高度成長期からバブルに向けて日本は完全に製造業によって豊かになってきました。
製造業としての臨界を迎えた後は、観光に力を入れたり、金融に目を向けさせたり、
改めて大企業が合同で製造業に取り組んだり、飛行機作ろうとしたり、国としても
しっかり頑張ってきていると思います。
しかしながら、日本が現状でも圧倒的力を持っているにもかかわらず
中々成果が出ていない分野、それが
「アニメ」と「ゲーム」だと思います。
(アニメについては私が疎いので言及しません。)
この分野がより広く大きくなることが今後の日本の役に立つのだと強く思っています。
せっかくゆとり教育によって今まで見過ごされていた才能に光を当てて行こうと
したのに、国の施策も人々のマインドも中途半端に昔の競争社会に引きずられて
いるように感じます。
今まで見向きもされていなかった、仲間内の称賛だけで終わっていた
「ゲームが上手い」という才能をお金に変えていく。
今まで社会のリソースと見做されていなかったものを社会のリソースとして
活用していく。これは日本の経済にとってとても重要だと思います。
「ゲームが上手い」ことは仕事の本質を満たしているので、あとは
国が、社会が、仕事の条件である金銭の発生が成り立つようにしていくことが、
我々一般の人々が、ゲームを楽しむという娯楽を前向きに捉えることが、
これからの日本を良くしていくためにとても役に立つ。そう強く思っているので
今回頑張って長文を書いてみました。
さて、結論です。
ぷよぷよが盛り上がることは日本の未来のためになる!
堂々と誇りをもってぷよぷよをプレイしたり応援したりしよう!
プレイもイベント主催もできない私は、日本の未来のために頑張るように見えた
最強リーグに、私が満足する金額のスパチャを送ることで日本の良い連鎖に加わりたい。
そう思って課金してきました。年寄りの道楽ではなくまだまだ楽しむための課金です。
長々と乱筆乱文失礼しました。最低でもあと50年は生きて人生を愉しみたいと思っている
49歳のアツイ思いです。ぷよ界の皆様!楽しみましょう!SEGAさん!頑張って!
おしまい。
以下注釈
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本文からアンカーリンクで行き来できるようにしようとしましたが上手くいかず。
ぷよキャン内でのアンカーの打ち方知っている人がいれば教えてくださいm(__)m
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※1
ですので、”親目線”での記事になっちゃいます。ついでに、
今ぷよぷよに取り組む40歳未満の人たちも自分の子供のように思ってます。
いろはみかんは高1で自主退学、打撲は長期の不登校、ともひろは学校いったり行かなかったり。
偉そうに書いてますが、一般的にはかなり問題のある状況です。
私の感覚ではまあ大丈夫だろうと思っていますが、、、
※2
正直、日本の未来そのものには個人的には強い意見はないのですが、
今の子供達(特に自分の子供達)が生きるであろう未来の日本については、
今より平和で今より多様で今より楽しい日本になっていて欲しいなと切実に願っています。
少子化は止まらず、弱者の声ばかりが大きくなっている今の日本。
そして私のような団塊Jr世代が年金を貰い始める15~20年後の日本。
大丈夫なのか?という個人的な心配が前提にあります。
※3
私の周りはやや保守的な安定上位サラリーマン層が多い。
「やや保守的な一般の人々」に理解してもらいたい、
がより正確かもしれません。まだまだ保守的なサラリーマン層が
世の中の中心となっている時代です。
※4
自分の敗れた夢を子供になすりつけるたり、捨てられない固定観念を強制したり、
子供にとって長年トラウマとトラブルをもたらすつらい親(いわゆる毒親)でも、
それが子供の幸せに役に立つと思っているからです。でもこれは間違い(自省も含めて)。
※5
あまり深く考えずに子供の言動をよく観察して子供にとって良いものを提案していく。
あたりが最適解かなと思ってます。個人的には子供たちには、「他人の意見や社会の
風潮に惑わされず、自分の頭で考えて、自分なりの善悪の判断ができる力」かなぁ、
と思ってます。難しい。。。昔は競争に勝つことが最重要だったんですけどねぇ。
※6
私自身、中学生の時(35年前(笑))にとんでもない勉強量をこなしてました。
(親に強制されたわけではないです)しかし、メネラウスの定理も
同一円周上にある4点を素早く見つける能力も当時の石油輸出額ランキングも
仮定法過去もイオン化傾向も仕事に役に立ったことはありません。
塾講師をやってた時の子供たちの「算数は必要だけど数学は必要ない」
という疑問に対して、斜めから答えることはできても真正面から答えるのは難しいです。
※7
野球選手もサッカー選手もプロ棋士もプロ格闘家も、その技能そのものが
役に立つわけではありません。野球ビジネスが無いところで「俺は160km/hで
飛んでくるボールを木の棒に当てて遠くまで飛ばせるんだぜ!」と言っても
「ふ~ん。そうなんだ。」としか言いようがありません。
※8
状況によっては例外はいろいろありそうです。突然世紀末になったら食べられる野草を
見分ける能力なんかは単体で役に立ちそうです。政治家や官僚なんかは目の前の人が
喜ばなくても未来のためにやらなければいけないこともありそうです。
※9
理想論と馬鹿にする人もいるかもしれません。実際なんの役にも立たないことに
お金を払っている雇用主もたくさんいます。でも、役に立たないことにお金を
ずっと払っている会社は潰れますから、
※10
国発注の公共事業や税金が原資となる仕事も我々国民が喜ぶことに使われる
べきですが中々見えにくいですね。あと、紀州のドンファンに対する奥様の
ように終着点がコンシューマーではなく個人である仕事もありますが、、、
そういう"仕事"は長続きしません。
ちなみに、長々書きましたが資本主義社会の根本原理で教科書にも載っている
「拡大再生産」しないといけないという一言で済む話でした。
※11
今既に会社員として働いているときれいごとに聞こえるかもしれませんが、
この考え方をベースに考えると自分の動き方に軸が出来たり、社内の癌となる悪い人を
見分けることが出来たります。「その仕事が誰を喜ばすか」これが最終的にお客様や
従業員に向いているかそれとも上司や経営陣だけに向いているのか。
悩める社会人の皆様はこの観点で周囲の人間を観察してみてください。
ビッグモーターの社員の仕事は経営陣にだけ向いていました。そういう会社は
結構あるようです。早めに脱出の準備をしましょう。
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