それは当たり前過ぎてあまりに灯台モトクラシー。
私は工学部卒、モノづくり大国ニッポンに生まれ落ちた女。無いなら作ればいいんだよ!
普通にやってもSEGAのように集客は見込めない。
ガチ勢でなく「ぷよ好き」な人たちが足を運びたくなる、そんなイベントにしなければだめだ。
そして、私がSEGAでやってほしかった要素、自分でやるならできるじゃない。
ということで、私は絶対以下2つはしたかった。
①Temaさん、めいせつさんの大会への参加
②イラストコンテストの開催
①言わずもがな、レディース大会なのにプロが出ないのはおかしい!
ぷよの強い女全員で大会を開きたい。ずっと思っていることだった。
②石川県の藤江杯をご存知だろうか?
古参なら誰もが知る白い悪魔ことしろまさんが根城にする藤江レジャーランドでのAC大会のことである。
ここ、レンコンさんという絵師が会場中にイラストを描いて彩っているのだ。
(ぜひ"藤江杯"でサーチしてみてほしい)
来たら分かるが、"楽しそうな雰囲気"が作られてる。
この石川ぷよ勢は"わざわざ来てもらうんだから、楽しんでもらおう"というスピリットを持っている。
なので、やはり名古屋から毎回行こうと思うくらいには楽しみなイベントの一つである。
どうせなら私もそれをしたい。
ぷよらー女子の6、7割はイラストを描く―――
これは私がこの界隈に浸って導き出した結論の一つ。
そこで私は考えた。
"みんなに描いてもらえば、楽しくなるんじゃないか?"
よし、それならただ絵を描いてもらうだけじゃつまらない。コンテストという体を取ろう。
そして、絵を通じてぷよが好きな人にスポットが当たればいい。
ぷよぷよの大会だから、ぷよの強い人間はいつも光の下に立てる。だが、そうでない人だって輝ける場があって然るべきだ。
打算的な話をすれば"参加者水増し"とも取れるだろう。
ただそれ以上に、私は一人でも楽しめる人が増えたらいいと思って、この企画はしたかった。
そこからの行動は雷鳴の如し。知り合いのレディに声をかけまくり、一週間後には10人弱の人が参加を回答いただけた。
お、これいけんちゃう?
大会なんて人と場所があれば何とでもなる。次は場所の確保である。
我、所在地名古屋也。東京詳シク非ズ。
孤高の定形王
そう、いるじゃない知り合いに東京で大会開催してる人が!
DMすると、良かったら通話しましょうと声をかけてくれ、ぱぱぱっと会場確保。
2025年4月、この時点で青夏杯の開催は決まっていたのであった。
2. 5月
場所とひとまず参加者は最低限抑えられた。
次は仲間が必要だ。
大会運営初めてだな…大会運営経験者…細かいところとか相談しながら進められると嬉しいな…。
そういや知り合いにそういう天狗いたな。
だるま道場でバズり散らかした人
女子ぷよらーにも声をかけ、運営Discordに着々と人が集まっていく。
友達の友達理論で増える運営、最早自分の人脈の外までに及び、頼もしい仲間が気づけば10人弱になっていた。
・👺
・🍠
・🐨
・🍆
・ペルニアス夫人
・コ×3
(敬称略)
ありがてえ…! いけるぞこれなら…!
大会するならポスターもいる! 優勝者には描きおろしの絵も欲しい…。
今こそ輝け
年の功私の人脈! かつてACの大会等でポスターを描いてくださってた人たちが居たわ!
知り合いだからって厚かましいかな…でも私のへたっぴな絵で注目度は得られないし、何よりその人の絵が見たいんじゃ!
ええいままよ。DMぽちぽちぽちぽち。
・490さん →メインスター
・マッコリさん →イラコンポスター
・ともろん →優勝者アクスタ絵
びっくりするほど皆様快諾してくださる。
都度進捗を共有してくださり、その素晴らしい絵に息を吞むばかり。えええこれ俺の大会で使ってええんですかい…?!
イラコンの開始が6/1だったので、6/1に告知しようと元々決めており、5月の終わりはどきどきしながら過ごしたのであった。
2. 6月
そして6月、どきどきしながら告知ポストを投稿。
50RPいくといいな…。
その日私は動物園で家族と過ごしていたが、ワンワン鳴る通知。再び友達の友達理論で繋がるRPやFAVの輪。
気が付くとその日中に100RPを超過しており―――数日後には最低参加人数の20人を超過した。
ただ、20人だと本当に予算ギリギリのため、30人は来て欲しい。とはいえ、なんとまだ3か月ある。
これなら…いくんじゃないか…?!
どうか参加者増えますようにと願いつつ、この時間を無駄にすまいと、大会会場のレイアウトや配置等を考えたり、配信画面等をちまちま作成していた。
3. 7月
閑話休題、来た人が楽しめる大会にしたい。何か他に要素がないものかと話している際に、ふとこんな話が出た。
「フォトスポットとかあるといいんじゃない?」
"イラストコンテストといったガチっとした絵だとハードル高いけど、キャラのバスト絵くらいなら描いてもいいと思う人がいるかも"
そう考えた青色は、フォトスポットの絵を描いてくれる方募集! と求人ポストを行った。
応募くるかな。。。どうかなと終始そわそわしてましたが、ふうちゃんさん、ナナイチさん、くきわかめゆっきさんからお声がけいただけました。
そして、並行してお願いしていた運営スタッフも2人来てくださることに。しかもメンズである。
「なんでこんなに皆協力してくれるんだ…?」
ほぼボランティアである。金銭的なメリットなんて何もない。
ただ前を向いて突っ走っていると、次々と皆が手を差し出してくれる。
圧倒的感謝を胸に、当日スケジュールやTodoリストも作成していった。
月末に近づくにつれ、イラストコンテストの〆切が近づき、徐々に投稿も増えていく。
そ元は大会参加者の絵描きに向けた企画だったのだが、想像以上に絵師が注目してくれた。
最低10人…20人くらい参加してくれたら大成功、というところで20作品19名の皆様にご参加いただけた。
青と夏というお題で、絵柄や雰囲気等が偏るかと思いきや、全員個性的で素晴らしいイラストの数々。
↑リプに作品並んでるので、良かったら見ていってね
遠方なので大会にはいけないけど…、賑やかしのために…応援の気持ちを込めて参加いただけてる方も。
最低10人、20人参加してくれたら大成功というところでこの人数参加してくれたのは本当に大成功である。
7月31日29時頃に最後のイラストが到着し、投票対象が〆切られた。
今年は7月31日なんか長かったですね。
3. 8月
大会まで1か月をきり、イラストコンテストの投票期間が始まる。
じわりじわりと投票数を眺めながら「こんなにも多くの人がこの大会に興味持ってもらえてるんだな」と嬉しい気持ちにもなっていた。
同伴者含めても大会関係者は50名程度、しかし投票数はそれを大きく上回る数字になっていた。
大会2週間前、何と女子以外のプロも大会に来てくださることになった。
私は前回のレディースカップでALFさん・くまちょむさんに実況いただけたのが結構嬉しかった。
なので、再び
コネ人脈を駆使し、実況をお願いしたところこれもまた快諾いただけた。
最早協力者が何人居るか分からない状況である。
持参物の購入や最終チェックを行いつつ、その日は近づいていった。
4. 8/23
今日も誰よりも青いことにニコニコしながら朝名古屋を出発。
13時からの準備を始めるも、配信設定でかなり手間取り、気が付けば紅白戦開始の14時半ギリギリ。
その間、運営メンバーは私に余裕がないことを悟り、色々と"いい感じに"各自動いてくれ、準備が整っていく。
これ見て少し感動する青色。
私がやりたかったイメージが思った通りで形になっていた。
自己紹介カード広場
交流目的に吊るした自己紹介カード広場も皆書いてくれて、会場の壁という壁には何かが貼りまくっておりました。
そして始まる紅白戦。
紅白戦のお題は
「空と海の青さ、どっちが好き?」
空が優勢かなと思いきや、なんと海派のほうが多い結果に。ちなみに私は海。
飛車ちゅうプロ、やまたけプロプロ、そしてDIOさんが実況でガヤガヤと盛り上げてくださいました。
DIOさんにお願いしたところ、「任せてくださいよう!」と意気揚々と言ってくださり、本当に有り難かったです。
合間に青色はメイン大会のリーグ表を書き書き…。
結果は、大将の青色が痛恨の置きミスをかまし、チーム空の勝利に…!
チーム空はめいせつさん、Temaさんがプレーせず終わったのでお二方にエキシビションをしてもらいました。
ちなみに、紅白戦の横では「プロに挑戦!」台を設け、Temaプロ、めいせつプロ、Shiyotaプロに交代で座ってもらいました。
遠方から来た小学生たちが嬉々として挑戦しに行き、そちらも盛り上がりを見せていました。
さあそして、メイン大会。Webの適当なグループ分けツールを使い、8リーグに分け分け。
青色は、ぶざまにも予選落ちし、予選リーグからは2位抜けで16人の選手が勝ち残っていきました。
準決は小学生、小学生、中学生、異常既婚女性の4人が残ることに。
青色は、Shiyotaプロと実況することになり、適当なことを言いまくるーーー。でも巧みに拾ってくれて、解説をしてくれるShiyotaさん。
結果はご覧の通り、矢張りベテランの貫禄。
なんかねー最初取られても、絶対に最後巻き返すんだよね。本当に強いや。
実は、ベスト4までにめいせつプロ、Temaプロも破っており、何かもう無双してた🍠さん。
貴女の一言でこの大会が始まり、そして貴女がを終わらせましたか。
何だか出来過ぎた物語だけど、考え得る最高のエンディングをありがとう。
そして、イラストコンテストは運営2人がワンツーフィニッシュ。。。
やっちまったなあ~ちゃん! いや~良い絵だったもんな~~~~~。
Web投票・現地投票共にあ〜ちゃんがトップ、青色は現地投票分で5位だったのを巻き返し、何と2位。なぐさんも現地分で6位から2位に躍り出ました。
審査員特別賞はあ〜ちゃんチョイスのイワシコちゃん。これからもいっぱい、絵を描いてね。
大会終了後は運営+Temaさんと打ち上げ!
「Shiyotaさん京都出身なら、小学校の頃ラップバトルみたいな感じで575対決してましたよね? 嫁への愛一句お願いします」
「Temaさんと飛車さんくっついたらどうですか?」
等、ダル絡みしてすみませんでした。
地味にやまたけプロプロさんが私のブログをみて、影響を受けられてたのが嬉しかったです。書いた甲斐がありました。
明日は飛車ぷよ11時からですからね、と、飛車ちゅうさんに念押しされつつ、夜はマッコリさん宅にお世話になることに。
二次会ではないけど、実はこんなことがあって…と話すこと数時間、気が付けば2時を回っていたのでぐっスリーピング。
翌日飛車ぷよに参加し、ぷよを堪能。
夕方、東京を後にしたのであった。
5. 終わりに
本当に多くの人たちが協力してくださり、想定よりかなり大がかりで豪華な大会になったと思います。
最終的に参加者37名にも及ぶレベルの高い大会を開催出来て、感無量です。
開催日は飛車ちゅうさんに相談し、青夏杯と飛車ぷよを連続開催させてぷよ漬けの週を作ろうと会話していました。
特に遠征勢は「大会2つも出られるなら、行こうかな」と思ってくださる方もいたようで、功を奏して良かったです。
大会運営が初めてのこともあり、大変頼りない主催でした。
ただ、大会主催ベテランの飛車さんをはじめ、プロプロさん、コココさん、他運営メンバーの超強力フォローによって何とか大会を終えることができました。
ぷよらーは自分たちで大会をして、自分たちで片付けもやるという文化が染みついているというか…。
運営以外の方も積極的に手伝おうかと声をかけてくださったりしました。
反省点は山程ありますが、楽しかったと言ってくれる人の声も聞こえてきて、本当にやってよかったなと思いました。
この大会が誰かのモチベに繋がっていたとするなら、それだけ価値あるものになってたのだとしたら、これ以上嬉しいことはないです。
準備している間、私も楽しかったです。
イラストコンテストは想像以上に絵師の方が筆を取ってくださり、そして普段は対戦しないものの大会にも来てくれる方も多数。
37名中、36名が大会参加なのびっくりしました。
久々に対戦したら、またやりたくなってきた等ちらちらポストを見かけて、ニコニコしております。
第2回…?
………さあ、長くなってしまいました。感謝を持ってこの記事を終わろうと思います。
~女子プロのお二方~
最初にお声がけしたときから、好意的なご返答ありがとうございました。
お二方が来ないのであればやらないかも、くらいに考えていたので本当に嬉しかったです。
またお会いした際には、よろしくお願いします。
~メインイラスト提供者様~
・490さん→本当に素敵なポスターありがとうございました。
なごやんマスターズの頃からずっと好きな絵柄が、自分の大会に使用出来るなんて夢のようでした。
・マッコリさん→素敵ポスター本当にあざました! 私はあのハーピーが大好きです。
また飲みに東京来るので対戦お願いします!
・ともろん→二転三転したのに、最終的にとんでもクオリティの絵をありがとう。
絵を描く機会をくれてありがとう、とすら言ってくれるなんて貴方前世は仏か何かなの? このお礼はまた。
~フォトスポットイラスト提供者様~
・ふうちゃん→キラキラお目々のセリリありがとう! 真っ先に手を挙げてくれて、本当に嬉しかったです。
・ナナイチさん→2枚も素敵絵を飾ってくださり、ありがとうございました! ナナイチさんの絵線が本当にスタイリッシュ。
・くきわかめゆっきさん→チビキャラたち、滅茶苦茶いい感じでした! ありがとうございました。
~運営の皆様~
・レンコンさん→大会に来ないにも関わらず、この大会のために時間を割いてくれて本当にありがとう。
ほぼ共同主催と言って差し支えないレベルで、この大会を支えてくれました。このお礼はまた。
・飛車ちゅうさん→会場関連・また細かい相談等乗ってくださり、本当にありがとうございました。
大会当日のフォロー、ほんまに厚すぎて久々に偉大さを感じました。
てかコアラの被りもの無くしたのなら、新しいの買ってください。本体じゃないんですか?
・ムナさん→色んな方を繋いでくださり、また当日運営にもご協力いただき、本当にありがとうございました。
ムナさん無しでこんなに盛り上がることはなかったと思います。
・コココさん→何よりも大会当日のフォロー、本当にありがとうございました。。。コココさんのおかげでスムーズに進行出来ました。
遠方にも関わらず初期から参加表明いただけたこと、本当に嬉しかったです。
・あ~ちゃん→イラコン担当ありがとう! 細かいところの提案によって、イラコンの参加しやすさとか変わったと思います。
最優秀賞は、誰もが納得の結果だったと思います。本当におめでとう。記念アクスタ無駄に光らせてください。
・2Fさん→細かいところも意見を言ってくださったり、当日運営ありがとうございました。非常に頼もしく感じました。
・さつまりこ→何もしてないって言うけど、細かいところで支えてくれてくれてありがとう。またランチ行こ~
・マキマさん→積極的にこのイベントを手伝ってくれて本当にありがとう…! 今時の学生さんこんなしっかりしてんのかと驚かされました。
またどこかでお会いしましょう!
・Shiyotaさん→プロ挑戦台や実況等、急にお願いしたにも関わらず、快諾ありがとうございました。飲み会のダル絡みさーせんっした。
・やまたけプロさん→実況や配信等、ご協力ありがとうございました! 是非また共通項のお話させてください。
〜夫〜
私が東京にいる間2人の子供の面倒を見ててくれたのはこの人です。実は細々したことなども相談に乗ってもらってました。
いつもやると決めたことに対して突っ走る私を見守ってくれてありがとう。
LOVE 428 Forever
最後に勝つのは愛なんだよね。