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雑記24 新broken戦法が尖り過ぎてブロークン

by
ヌリトオ
ヌリトオ
おいうリーグ、盛り上がってますね!
そんな中、並み居る強豪の中にあって異彩を放つ、light選手の独特の戦法に注目してみようと思います。

一言でいえばもうbrokenとしか言いようがないのですが、従来もただでさえ動きの速かったbroken戦法が、なんと新broken戦法になって帰ってきました。
例によって、私の主観で書いている部分も多いので、疑問点などあればご本人に聞いた方が間違いないです。


今までのbroken戦法にしても、ただ単に速攻が鋭いというだけではなく、2段以上のおじゃまが降る量の連鎖を狙うことを基本として、本線の堀りを困難にし、追い撃ちを重ねたり、乱戦に持ち込んだり、相手に対応を強要したり、フィールドを乱す戦い方だったように見受けられます。
GTRなどの「土台」を基本とした戦い方ではなく、どんな状況でどれくらいの連鎖を撃つのかといった研究に基づく、まさに「戦法」だったのではないでしょうか。

随分前の誰かの配信で(誰かは忘れました)、今のぷよで攻めのテンポが一番早いのはlight君かな、みたいなニュアンスの話を聞いたような覚えがあるのですが、新broken戦法に至って、よりテンポが速くなったように感じます。
その起点は、試合開始直後の、その数フレームから始まる。


lightさんのぷよ、初手でなんか妙な動きしてるな、って思いませんでした?
一瞬操作ミスとかコントローラー不良かなと思いましたが、ほぼ毎回やってるんですよね。
つまり、なんらかの明確な理由があるはずです。

lightさんは前々からくまちょむプロを師と仰いでいるわけですが、実は私もくまちょむさんのファンであるため、何を狙っているのか、すぐにピンと来ました。
以前くまちょむさんが左折り新くま積みをやっていた頃のことですが、3手目を見てからの序盤手順のためにあえて数フレーム分の判断時間を作るケースがある、みたいな話を聞いたような気がします。うろ覚えですけど。

とはいえ、最序盤はそもそも落下時間も長いので、GTRをはじめとしたメジャーな土台でも、ネクネクまで見てから置き方を少し変えるパターンなど、できる人はそれなりに居るのではないかと思います。
にもかかわらず、しっかりと初手に時間をかけることで、一体何が見えているのでしょうか?


それはズバリ、相手側のネクネク。

初手を僅かに遅らせることにより、自分が1手目を置ききる位のタイミングで、相手のネクネクが視界に入る。
つまり、4手目の情報を先に得てから、速やかに2手目の置き方を決められるわけです。
もしかしたら、何フレーム遅らせるのかがベストかまでも研究したんじゃないでしょうか。
いやでも、理屈としてはそうなんだけど、どんな視野と反応速度でやってるのか。

brokenが過ぎる。

そして僅かに早く手に入れた情報により、全消しがあるかどうか、多連結速攻ができるかどうか、ことによると、その配色で相手が普通の組み方をした場合に手があるかどうか、なんてことまで検討した上で、速攻を撃つかどうかを判断している、のではないかなあと、そんな風に見受けられます。
撃たなきゃ撃たないで、そのまま後半を多連結にした本線にもなるし。


実際のところ、今回のおいうリーグA級8ブロックの4試合で、lightさんの全消し回数やたら多くないです?
lightさん6回に対し、相手は2回。
lightさん9回に対し、相手は9回。
lightさん6回に対し、相手は4回。
lightさん11回に対し、相手は6回。

土台の選択や配色の偏り、あるいは強引な攻めがあるにしても、やはり多い。
見えないはずの4手目までを考慮した序盤手順により、通常は発生しなかった全消しが研究されているのではないでしょうか。

ちなみに、2手全消しの際も、3縦3縦ではなく、lightさんはあえて3縦45横で全消しを取っています。
これも恐らくは、動きを遅らせて相手のネクネクを確認することを意図しているのでしょう。


単なる確率攻めや博打の速攻ではなく、研究と理論に基づいた新broken戦法。
4手目を先に見るというトンデモ技術によって、序盤手順の枠がひとつブロークンされてしまったのではないでしょうか。
作成日時:2025/09/05 20:33
カテゴリ
日記
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