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爆笑問題風にぷよぷよを語る。

by
横えび
横えび
「序盤は合体含みで連鎖を伸ばし・・」
「うん、それで?」
「中盤はゴミぷよを使って発火催促」
「理想的な展開だな」
「整地でトドメだ」
「なんでだよ!!」


 

「ネットぷよにて対戦相手の言動に腹を立てた男が相手の家へ乗り込み頭部殴打、その後相手宅にリアル発火催促してしまうという痛ましい事件がありました」
「読者の皆さん、フィクションですからね!」
「犯人は某一流大学院をトップで卒業した有名製薬企業のエリート研究者。昼は研究室で新製品の開発に励み、夜はネットぷよにのめり込む典型的社会人ぷよらー。ぷよぷよをやっているというだけで石をぶつけられるようになるのではないかと思うと、少し肩身の狭い思いがいたします。でも一番驚いたのは、犯人のご両親のコメントだよな」
「親御さんに責任はないだろ、未成年じゃないんだし」
「『そんな・・ あの子が、昼間は研究者だったなんて・・』」
「そっちを知らなかったのかよ!!」
「『毎晩徹夜でぷよぷよにのめり込んでいるだけのニートだと思っていたのに・・』」
「どんな親だよ!」
「でも、みんなあの犯人のことを色々言うけど、人間誰しも、人には言えない別の一面を持ってると思うけどね」
「確かに、そうだよね」
「別にあの犯人君じゃなくたって、他にもいっぱいいると思うぜ。昼間は真面目な社会人ぷよらーなんだけど夜になるとガラッと変わって、不真面目な社会人ぷよらー」
「大して変わらねえじゃねえかよ!」
「残業中と見せかけて、ぷよぷよテトリス対戦」
「それはまあ、結構いるかもしれないけど」
「勝ちが確定すると、自由落下しちゃったりして」
「その程度の不真面目かよ!」
「誰もいないオフィスでビールと枝豆をつまみながら、ディスプレイに向かって『ククク、バカ共が・・』とか呟いたり」
「バカはお前だ!」
「でも無断で自由落下するのは気が引けるから、必ず『すみません、私の勝ちが確定してしまいました。これ以上は時間と労力の無駄なので、自由落下してもいいでしょうか?って言うか早く降参してください』って相手に許可を求めるの」
「それはただのヤな奴だろ!もういいよ!」


 
 
「2005年7月に、“機動劇団はろ一座 ハロのぷよぷよ”がバンダイから発売されました。 今も大人気を誇る初代ガンダムのキャラクターを使った、意欲作です」
「ガンダムキャラって、ぷよぷよ~んより人気あるの?」
「当たり前だよ!ぷよよんのキャラ人気なんてぷよシリーズ最下位に近いよ!」
「そんなに人気落ちちゃったの!?」
「最初っからビリなんだよ!ぷよぷよ~んは!100種類を超える漫才デモと250種類のガンダム音声は、バンダイのこだわりを感じますね。ガンダムファンにはたまらないと評判です」
「俺はやっぱりブライト・ノアだな」
「ブライト艦長?絶対シャアかララァだと思ったけど」
「代理とは言え、19歳で新鋭戦艦の艦長はすごいだろう。しかもあんなワケの分からんガキ共を率いて戦うんだぜ?」
「確かに、そう考えるとすごいかもしれないね」
「19歳にしてはストレスがたまって老けまくってるしな。しかも心なしか、剃り込み気味にハゲちゃって・・」
「あれはハゲじゃなくてそういう髪型なんだよ!」
「でも一番好きなのは、ブライトが過労で倒れてミライさんが指揮を執る話ですね」
「ホワイトベース最大のピンチだったな。ミライさんの滅茶苦茶な戦闘指揮はハラハラドキドキ」
「ミライさんがブライト艦長を看病するシーンがあるんだけど、入室時はタイツを履いていたのに退出時をよく見るとタイツを履いてなくて生足なんだよな、ミライさん」
「どこに注目してんだお前は!」
「あとミライさんと入れ違いにマチルダ中尉が入ってくるんだけど、全ての事情を瞬時に察したマチルダ姐さんは大人の笑みを浮かべて、『思ったより元気そうね』とブライトに・・」
「なんでそっちに話が行っちゃうんだよ!!ぷよぷよの話をしろ!」
「しかし私が一番好きなのはセイラさんのぷy」
「よしなさいー!!」


 
 
「時は2024年。ぷよぷよが義務教育化された日本では、モンスター親による教育現場への過剰介入が社会問題となっていました」
「なんだよ、今度は未来ネタか?」
「PUYO Teacher Associatyion、略してPTAの専門家達は彼らを“Monster Puyorent”と名付け、彼らの傾向及び対策を公表すると共に警戒を呼びかけました」
「それを言うなら“モンスターペアレント”だろ!なんだよ、ぷよティーチャーって!」
「彼らの報告書の一部を読み上げます・・
“担任の連鎖士がウチの子に「GTRの土台も組めないなんて」と言うとはどういうことですか?ウチの子が、そう私に言いました!”と相当な剣幕で苦情を告げてきた。学校がその連鎖士に確認したところ、「授業は担任の立ち合いの元で行っているが、そのようなことは言ってない」とのことだったので、学校側はA子の母親にその旨を丁寧に説明したが、「うちの子がGTRを組めないわけがないし、クラスぐるみで嘘つき呼ばわりするなんて心外だ。ウチの子が可哀想だし他の子への体面もあるので、朝礼でクラス全員に謝罪の上、連鎖士を換えて欲しい」と要求してきた。また、B連鎖士及び学校への苦情や教え方の悪さを次々取り上げ、「学校を訴える」とも息まき、B連鎖士を辞職させるよう求めている。”」
「たかがぷよぷよで、なんでそんなに揉めるんだよ!」
「それ以外にも、“開幕速攻や全消しは危険だから禁止にしろ、単発は1列以上降らないようにしろ、不定形は子どもにはまだ早いから定型以外の連鎖は組ませるな、カウンターは喰らうとトラウマになるからやめさせろ、ゲームで優劣を付けるといじめの原因になるから勝敗がハッキリしたら勝ち側が負け側と同時窒息してダブルKOさせろ、ダブルKOに失敗したら勝った側を反則負け扱いにしろ、個人戦などもっての他だから試合は団体戦のみにしろ、対戦時は相手同士を隔離し誰と戦ったか分からないようにしろ、ウチの娘をチームのキャプテンにしろ、あんな初心者と組ませるな”等々」
「やられると困る連鎖とかをそれっぽく並べただけじゃねえかよ!」
「挙句の果てには“誰それの親は現役時代ザコだったくせに俺の息子に勝つなんて生意気だ、俺が仇を取ってやる!”と言うらしいです」
「子どもの喧嘩に親が出るなよ!」
「ぷよ対戦で有名なゲームセンターも例外ではありません。新法施行により、今年より関西・東海・金沢・首都圏の老舗遊戯店では土日祝日は18時にぷよぷよシリーズの電源を落とし、他ゲームと差し替えを行います」
「それはちょっと嫌だなあ。肩身が狭くないかそれ?」
「“16歳未満は18時にならなければゲーセンを出なければならない、対戦時間が限定されている子供がいるなら限定されない大人が子供の事情に合わせるのが当然だ”というのが保護者達の主張です」
「そこまで言うなら、ゲーセンに行かせるなよなあ」
「“ミスケンも中学時代は18時に帰宅していた”という賛同意見がある一方で、“ぷよ時間が限定されている社会人、特に土日出勤を強いられている人達に対しての配慮が足りないのではないか”との指摘もあります。更に強硬な意見によると、“ゲーセンのみの規制では不十分だ、ネットぷよ対戦も公式非公式を問わず18時から翌日12時までは接続を遮断すべきだ”という者もいます」
「24時じゃなくて12時かよ!6時間しか接続できねえじゃねえか!」
「夜間対戦を禁じられた社会人氏はボヤきます。“僕も子供の頃はゲーセンぷよやら遠征やらで親とは散々揉めたクチですが、 親は自分に怒ることはあってもゲーセンや会社に圧力を掛けるって発想はなかったですよ。ぷよぷよが義務教育に採り入れられるのはいいことですが、それにしてもこれはやり過ぎじゃないでしょうか?”」
「教育委員会とか日教組とかにも問題があるのかなあ・・」
「モンスターぷよレントは、もうひとつ問題を抱えてます。いわゆる、“ぷよ通費不払い問題”です」
「給食費不払いかよ!!語呂が良くて言いたいだけだろ!」
「義務教育の教員免許を持ったぷよらーは極めて少ないため、彼らは複数の学校を駆け回っています。特に地方では少人数で広大な地域をカバーしなければならず、特急や新幹線通勤は当たり前なのが実情です。彼らひとり辺りの人件費や移動コストは莫大なものになるため、PTAはその費用(月額202円、年間2,424円)を保護者負担にする方針を明らかにしましたが、遊戯教育を有料にすることに対する反発は根強く現在は各地でぷよ通費不払いが発生しています」
「無料にしてやれよ!」
「話を複雑にしているのは、一般の保護者達は“子供の頭が良くなるなら200円くらい平気”と理解を示しているのに対し、未払いをおこしている保護者の大半が元もしくは現役ぷよらーであることです。彼らのほぼ全員が若手時代にぷよ活動費で苦労させられた経験があるだけに、“義務教育ならぷよ通費は支払いたくない”という意見が出るのはある意味自然かもしれません」
「子持ちになってもぷよ廃人かよ!結構なご身分だなおい!」
「“弱い先生に教えさせるくらいなら、授業を欠席させて自分で教える。よってぷよ通費を支払う必要はない”という強硬意見もあり、一部ベテランぷよらーの言動が教育現場に混乱をもたらしています」
「いい加減にしろ!」

 
更新日時:2018/06/09 17:27
(作成日時:2018/06/09 17:24)
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