ぷよぷよeスポーツ発売おめでとうございます.
私の記事を読んでいる方は分かると思うのですが,私はその局面毎に熟考するぷよぷよが好きなので速度の速いぷよテトはあまり好みではなかったのでぷよスポの発売を本当に嬉しく思います.
私の記事では,連鎖をある程度覚え中級者になった方が上級者になれるよう,上級者の思考を伝えることのみに専念し,戦術や積みの話を書くつもりはなかったのですが,せっかく速度の違うぷよが発売され,大会のタイトルに選ばれることですのでぷよテトでは難しく,ぷよスポでは容易に行えるであろう戦術を一つ書きたいと思います.
戦術といっても,大した話ではなく,一言で言ってしまえば確率に賭けるということです.
ぷよぷよの中盤戦は,ヒューリスティクスによるところが多く,相手の催促には+1連鎖で返すであるとか,4連鎖を構えているところに2ダブを打つのは悪手であるとか,なんとなく定石のように存在する上級者の判断を表面上真似て行うことが多いと思います.
実際,多くの場合,相手が4連鎖を構えているところに2ダブを打つことは悪手となりますが,そうではないときもあります.
ヒューリスティクスではなく,論理的に考えると,相手が4連鎖を構えているところに2ダブを打ったときにそれが悪手になるのは,2ダブに4連鎖で対応されるからです.(対応されれば絶対に不利になるのかと聞かれると戦術の細かい話になり,両者有利になるだけなので書きません.)
では,実際4連鎖に2ダブを打ったときに4連鎖の発火色を引かれる確率がどれくらいであるのかを考えると,確率の話になります.
ここで忘れがちなのが,ぷよぷよでは次に引くぷよが表示されているということです.
つまり,確率による部分は,相手の現在既に引いている手を含めて4手目からということです.
どうですか?凝視したくなりませんか?