色への気遣いについて
今回はほとんどのGTR講座において何故か触れられていない色についてのお話をします。
と、いきなり言われても実感が湧かないと思うので早速ですが次の図をご覧ください。
図A
図B
一見同じに見える図Aと図Bですが、この2つは別物です。
この違いが分からない限りは土台構築は上手くいきません。
図Bに着目してほしいのですが、青が分離しています。界隈ではこの様な状態を色を散らすとよく表現されています。
それの何がいけないかというと、このまま土台構築を進めると青が二箇所で必要になってしまいます。
初心者は図Aと図Bの違いが分からず、図A時の成功体験を頼りに図Bの様な色の分離を行ってしまいます。
ネクストに青ゾロが来ている場合は図Bの様に置いても良いと思いますが、青が偏って来ないツモパターン時は必然的に土台構築が失敗するでしょう。
この様な色への気遣いなしに土台を作るのは大変難しいです。
土台構築は、有効パターンを覚えるだけではなくアンチパターンへの理解を深めることも必要なのです。
座布団の罠
色を散らす以外にも、色への気遣いのなさによって生じる事故があります。
それは、
座布団の
タブーです。
皆さんは座布団はご存知でしょうか。大抵のGTR講座はこの座布団を勧めているので知っている人は多いでしょう。
そんな座布団ですが、タブーが存在します。
まずは座布団ですが、
図C
GTRの上に横3の形で置かれている緑が座布団ですね。
では次にこちらの図をご覧ください。
図D
みんな大好き階段GTRです。(私は大嫌いですが)
察しの良い方はもう何が言いたいか気付いているかもしれませんが、図Cと図Dを合体させます。
図E
はい、お察しの通り図Cと図Dの合体は成立しません。
では、これが階段GTRだから発生したタブーなのかというと半分正解で半分不正解です。
着目してほしいのは左から4列目下から4段目の緑です。
この4列目4段目に座布団色を配置する必要が生じると図Eの様にタブーとなります。
これを読んでいるほとんどの人はこのタブーを侵したことがあると思います。しかし、4列目4段目について特別意識したことはないと思います。
それは何故かというと、配色次第では図Eは成立するからです。
初心者は過去の成功体験を基に何度でもこのタブーを侵し続けます。
が、配色によっては何が悪いのかが分からないため、この事実に気が付くまで恐らく修正することはありません。
座布団タブーを意図的に回避する術
座布団におけるタブーの暴露により、皆さんは座布団への評価が下がったことでしょう。
しかし、座布団は強いパーツです。皆さんも極力手放したくないでしょう。
そんな皆さんに朗報です。とある意識付けによってこのタブーはある程度回避することが可能です。
次の図をご覧ください。
図F
GTRと、13個の鉄ぷよです。
この鉄ぷよは何かというと、土台のシルエットです。
またまた察しの良い方は気が付いたかもしれませんが、この土台は4列目4段目にぷよを必要としない土台です。
この鉄ぷよ13個の箇所に色ぷよを敷き詰めて青発火5連鎖の土台を理想形とすることによって、
4列目4段目に座布団タブー色を置く可能性を抑制出来るのです。
皆さんが今から行わないといけないことは、このシルエットに当てはまらない土台をアンチパターンとして極力避ける意識付けをすることです。
もちろん、ツモが酷く仕方なく階段GTR等になってしまうこともあるでしょう。
しかし皆さんは4列目4段目の恐ろしさを知っています。もうタブーを侵すことはないでしょう。
次回は、図Fについてもう少し解説します。
- その0
- その2 接続パーツ編
- その3 タイトル未定
図Bの色を散らす置き方について質問があります。
これは赤青、黄赤、青黄(俗に言うAB AC BC)の3手で
先折GTRを組む手順かと思いますが、
仮に3手目の青黄4タテが
青を頭と尾に散らす悪手だとすれば、
青黄はどこに置くのが適切と考えますか?
もし青黄を1タテして青を2連結させても
今度は黄色が頭と尾で散ってしまい、
青黄4タテの手と大差ないように見受けられます。
AB AC BC初手3手で先折GTRを組もうとすると、
色が散るのは避けられないという認識でしたが、
もし良い手をご存知であればぜひ教えていただきたいです。
ご質問ありがとうございます。
AB AC BC 時に色が散るのは避けられないというのはごもっともだと思います。
もしそれをどうしても嫌うというならそもそも先折りGTRを早々に捨て、BC2縦からのfron積み移行という選択肢もあり、個人的にもその手を使っていますが、初心者向け記事の予定だったのであえて紹介は避けておりました。
後に紹このシリーズで紹介させていただく予定ですが、図Bに構えつつ散らした青を使わないという選択肢ももちろんございます。
実際色を散らさざるを得ない場合もあると思いますがはっきり言ってネクスト次第なので私の意見としてはネクストを考慮せずにこの3手のみで答えを導きだすこと自体がよろしくないと考えています。