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シエルの初手の置き方について

by
やゆやゆ
やゆやゆ
こんにちは、やゆやゆと申します。普段はぷよぷよフィーバーを主にやっています。
本記事ではフィーバールールにおけるシエルの初手を私はどのように置いているのか、
網羅的に紹介したいと思います。
この記事は現時点での私の置き方を紹介するものに過ぎないので、
今後より良い置き方を見つけてそちらに変える可能性は十二分にあります。

この記事を書いた目的は、自分の置き方を記事にして振り返ることで自分の中で整理することですが、
フィーバーを始めたばかりであまり組み方がわからない人にとっても
シエルで組む時の(あるいは他のキャラでも)考え方のヒントになる部分があるかもしれません。
なお、「このパターンはこうした方がいいんじゃない?」といった意見は大歓迎です。
私もより効率の良い初手の置き方を見つけたいと思っています。
ぜひ記事のコメントやtwitterなどで教えてください。


1. 本記事の構成

本記事は以下のような構成になっています。
2節では初手2手の配色のパターンとそれに対する置き方を紹介します。
3節では初手3手の置き方の全パターン早見表を掲載します。
これだけ見れば、とりあえず私がどんな置き方をしているのかを網羅的に知ることができます。
4節ではそのそれぞれのパターンについて自分が何を意識しながらその後の連鎖構築をしているのか解説を加えていきます。

2. 初手2手のパターンについて

ぷよぷよフィーバーでは初手2手の配色に非常に強い制限がかかっています。
1手目は必ず赤ぷよ緑ぷよが落ちてきて、2手目は青ぷよぷよのいずれか一色とが組みになって落ちてきます。
つまり初手2手に関して言えば配色パターンは3パターンしかありません。
 
これか
これか
これ。


 
さらに左の図と中央の図に関して言えばどちらもABACパターンのツモと見ることができるので、

実質ABACとABCCの2パターンしか存在しません。
そしてABACとABCCを私は基本的にこのように置いています。
 
ABACの置き方
ABCCの置き方
 
基本的にはこのような置き方をしますが、3手目の配色次第では例外的な置き方もします。
例外的な置き方は3節の早見表や4節の解説で紹介します。

ABACの置き方について補足をすると、1手目、2手目は必ず3、4列目に横に置き、縦には置きません。
そうすることで例外的な置き方ができるようにしています。
また、ABACのAが緑ぷよのパターンについては配色の組み合わせが違うだけで考え方は同じなので割愛します。

ABCCの置き方についても補足をすると、こちらは1手目を3列目に縦置きして、2手目を4列目に縦置きするのですが、
1手目で緑ぷよを上にするか赤ぷよを上にするかは3手目を見て決めることが多いです。
(どちらでも良い時は私はなんとなく緑ぷよを上にすることが多いです。)
 
3. 初手3手置き方早見表

3節ではシエルの初手3手の置き方を早見表で確認します。
シエルのツモパターンはこうなっています。

シエルの3手目は3こぷよで、2個ぷよゾロ+ぷよ1個の形です。
 
こんな感じ
なので2個ぷよゾロの色(4色)× ぷよ1個の色(4色)で計16通り、
それがABAC、ABCCのそれぞれのパターンについてあるので全部で32通りのパターンがあります。
それを表形式で表したのが以下の表です。

表の見方について説明します。
・表の上側が2個ぷよゾロの色、左側がぷよ1個の色です。
・左上の星は個人的な連鎖構築のやりやすさを表しています。
  ★★★・・・その後の連鎖構築がやりやすく、でかぷよ受けも作りやすい。当たり。
  ★★☆・・・連鎖構築にちょっと頭を使うが、でかぷよ受けは作れることが多い。可もなく不可もなく。
  ★☆☆・・・連鎖構築を慎重にしないと事故ったり、でかぷよ単発消しになってしまったりする。より良い初手の置き方があるかもしれない。
・右上の「例外」の文字は2節の基本的な初手2手の置き方ではない、例外的な置き方をするパターンを表しています。
・1つの枠内に2つあるものは4手目、5手目のツモによって置き方を選びます。

ABACのとき


ABCCのとき


4. 初手3手置き方解説

※注意※ここから長いです。気になるところだけを読んでも良いかもしれません。

4.1. ABACのとき

ABACのときの置き方の特徴として、1手目は必ずAが3列目、Bが4列目で固定されているということがあります。
なので1手目から迷う心配はありません。
 
A=赤ならこう。
A=緑ならこう。


 
4.1.1. 赤ゾロ+α

赤赤赤 ★★☆ 例外
いきなり例外パターン。
1手目を3、4列目に横置きした後、2手目は2列目に立てます。その後3こぷよを4、5列目に置いて右折りの鉤積みを狙います。
初手の置き方の中で唯一右折りになるパターン。
2回来るでかぷよのうち1つは1、2列目に使えるように工夫して置くと事故りにくい印象。

赤赤緑 ★☆☆
3手目時点でまともなでかぷよ受けが存在しないパターン。
7手目にでかぷよが来るのでそれまでに緑が引けていれば右側ででかぷよ受けを作れる(ことが多い)。
緑を引けなかった時にはしっかりネクネクまで見て慎重にでかぷよ受けを作る必要がある。

赤赤青 ★★☆(1つ目) ★★★(2つ目)
比較的珍しい新GTR確定のパターン。
鍵積みやGTRよりも折り返しが低い分しっかり多重を組まないと連鎖が伸びにくくなる。
でかぷよ受けは3手目時点で存在しているのででかぷよ単発消しは免れやすい。
あえて右折りにしてペルシャっぽく積むのはでかぷよの処理に困ることが増えそうなので私はあまりやらない。
4手目、5手目に赤と青がまとまって来ているのが見えた時は積極的にこう置く。
大体GTRの形にでき、GTRにできてしまえばその後の連鎖構築が非常にやりやすくなる。
GTRにできなかった時は鍵積みに。
色が重なっていて少し見づらいが、5手目の3こぷよの捌き方をイメージしながら4手目の2個ぷよを置くとスムーズに置ける。

赤赤黄 ★★☆
不機嫌GTRに行きやすいパターン。
ツモによっては新GTRになることも。
でかぷよを4、5列目にちぎって階段を作るとき、うっかり黄色にしてしまって3手目の黄色と繋がってしまわないように注意。
繋がってしまうと途端に暴発率が上がる。

4.1.2. 緑ゾロ+α

緑緑赤 ★☆☆
こちらも3手目時点でまともなでかぷよ受けがないパターン。
7手目のでかぷよまでに緑を引ければ良形も目指せるが、引けなかった時は慎重に連鎖構築をしてでかぷよ受けを作る工夫が必要。

緑緑緑 ★★★
当たりツモ。でかぷよを5、6列目にちぎって階段にすれば簡単に雪崩連鎖尾の土台が出来上がる。
5、6列目にでかぷよ以外のぷよを置くときは、でかぷよ受けを保ったままにするように心がける。

緑緑青 ★★☆
緑緑黄 ★★☆
 
右側にでかぷよ受けがあるのでこれをどうやって保持するかがポイント。
うっかり6列目に緑を置いて横3にしてしまわないように注意。
緑が1つ来れば4列目に置いて良い感じですが、2つ来てしまった時は
折り返し側で使うか4、5列目に横置きすると良い感じ。
左とほぼ一緒。


 
4.1.3. 青ゾロ+α

青青赤 ★★☆ ★★★
基本的に鉤積みの折り返しを狙うパターン。
ツモの兼ね合いで1列目に赤を置かざるを得ない時は3列目の赤と重ならないように少し慎重に折り返しを組む必要がある。
可もなく不可もない土台。
4、5手目に赤、青が見えているときはこう置いてGTRを狙う。
この形にできるツモが来ているならこちらを狙った方がよさげ。
1列目を赤のでかぷよで埋めるときは
3列目の赤と重ならないように2列目を1段高くする。
このとき、緑か黄色で2列目を高くできると
そのままその後の連鎖に組み込んだり中盤で使ったりしやすい。
 
青青緑 ★★★
青青黄 ★★★
GTRを狙う形。
良形を組める可能性が高い。当たりツモ。
右に同じ。
GTRを組むときにでかぷよを使うなら、
GTRに使わないぷよ(ここでは2列目の緑2個)
を連鎖に組み込むか中盤で使うのを心がける。
本線発火時にGTR部分とまとめて消すと
連鎖効率が下がりやすい。

青青青 ★★☆
関東積みを目指すパターン。
見た目よりは安定する印象。
青ぷよの上にL字にぷよを置く。
折り返し周りは若干色の制約が強く、2個ぷよ、3個ぷよだけではうまく折り返せないこともある。
でかぷよを使ってL字を作ることも視野に入れると折り返しの成功率が上がりやすい。
それほど多くはない印象だが、時折このような階段を含んだ折り返しになる
ことがある。
このときは折り返しの隙が大きくなりすぎないように注意。
関東積みはこの暴発が見づらく起こりやすいので注意。
(ここでは6連鎖目に赤が暴発)
 
4.1.4. 黄ゾロ+α


黄黄赤 ★★☆ 例外
例外的な置き方をするパターン。
1手目を3、4列目に置いたあと、2手目を4、5列目に置く。
このパターンにノータイムで気づけるようになるにはちょっと練習がいるかもしれない。
4色がバランスよく配置されていて受けが広いため、見た目以上にその後の連鎖構築はやりやすい。
でかぷよ受けを4〜6手目で作らないといけないことには注意。
黄黄緑 ★☆☆
全パターンの中で一番事故りやすいパターン。
でかぷよの単発消しも起きやすい。
ただ、でかぷよ受けが4〜6手目で作れれば割となんとかなる。
基本的な連鎖のルートは青→赤→緑か青→赤→黄のどちらかだが、
ツモによっては青→赤の後鶴亀で上から繋ぐこともある。
(もっといい置き方あれば取り入れたい、教えてほしい)

黄黄青 ★★☆
 
可もなく不可もない形。
無難に鉤積みの折り返しを狙うことが多い。
5手目の3個ぷよで青青黄を引いたとき、折り返しに使おうとしないように注意。
そのツモは一見使えそうで、実はどう頑張っても折り返しには使えない罠ツモです。
(一応、3手目を2回転させて上下逆に置けば、折り返しに使えるようになります)
 
(参考)5手目の青青黄


 
黄黄黄 ★★☆ ★★☆
ネクストに黄ぷよが1個だけ見えているときはこっちを使うことが多いです。
その1個の黄ぷよを4列目に置いたり6列目に置いたりして黄ぷよの連鎖を完成させます。
また赤と青など折り返し部分に使いやすいツモが見えているときも割とこっちを使います。
上の形と下の形でどちらが強いというのはあまりないので、ネクストを見てより組みやすそうな方を選んでいます。
なめくじの形を目指すパターン。
ネクストに赤と緑のような連鎖尾部分に使いやすいツモが見えてたらこの形組むことが多いです。
なめくじは折り返し付近の色の制約がやや強いので、連鎖尾側よりも折り返し側を優先的に完成させると事故りにくくていい感じです。


4.2. ABCCのとき

ABCCのときの置き方の特徴は1手目の置き方が3手目によって変わることです。
3列目に縦置きするのは確定ですが、緑ぷよを上にするか、赤ぷよを上にするかは3手目によって変わります。
なので慣れるまでは1手目を置くのに若干時間がかかるかもしれません。
 
こうするか
それともこうするのか
 

4.2.1. 赤ゾロ+α


赤赤赤 ★★★
連鎖尾側を確定させるパターン。赤ぷよが下。
5、6列目にでかぷよを置くだけで雪崩が組める良形になる。
赤ぷよが下なのはうっかり折り返し側で赤ぷよを使ってしまうのを避けるため。
折り返し側はツモに応じて鉤積み、GTR、関東積みなどを組みます。

赤赤緑 ★★★
赤赤黄 ★★★
GTRほぼ確定パターン。赤ぷよが上。
赤ぷよを下にするとメリ土台になる。好きなら使ってもいいかも。
3列目の緑がツモによっては回収しにくいという欠点はある。余裕があったらそこの回収まで気を回したい。
ほとんど上と一緒。
GTRの中が黄ぷよなので上よりも緑の置き場所に困らなくていい。

赤赤青 ★★☆ ★★★
 
鉤積み系の折り返しほぼ確定パターン。赤ぷよが上。
赤ぷよが下でも別に良かったりする。好みの問題。
緑が一個でもきたらこんな感じで置いて、5、6列目のでかぷよ受けを作りつつ、
4列目に緑ぷよ2個必要な形にします。
ちなみにこの「2個必要な形」というのは
多ツモキャラを扱う時に非常に大事な考え方です。
多ツモキャラは3個ぷよや4個ぷよで何かとゾロが来がちなので
その受けを作るべく「2個必要な形」を作る意識が必要になります。
 
ネクストに赤と青が見えていたらこう置いてGTRほぼ確定パターンにします。
赤と青が1個ずつとかでもこう置いちゃって割と大丈夫。


4.2.2. 緑ゾロ+α

緑緑赤 ★★★
緑緑黄 ★★★
GTRほぼ確定パターン。緑が上です。
お気づきかもしれませんが3手目が緑ゾロ+αのパターンは、赤ゾロ+αのパターンを赤緑反転しただけです。
ツモによってはGTRではなく関東積みやL字を逆にしたGTRになったりします。柔軟に組みましょう。
上とほぼ同じ。
3手目緑ゾロが見えた瞬間にすぐさま1手目の緑を上にして置けるようになりましょう。

緑緑緑 ★★★
連鎖尾から確定させるパターン。緑ぷよが下。
3手目赤赤赤のパターンと本質的には同じです。

緑緑青 ★★☆ ★★★
基本鉤積み折り返しを目指すパターン。緑が上。
緑と青がネクストに見えなかったらこの置き方をします。
基本GTRを目指すパターン。
緑と青がネクストに見えたら積極的にこちらを。

4.2.3. 青ゾロ+α
青青赤 ★★☆
青青緑 ★★☆
折り返しも連鎖尾も確定していない未確定領域が多いパターン。赤が上。
5手目に青青青の3個ぷよが来たら1、2列目にしか置けないので注意。
4手目を1、2列目に置くときは、ネクストに青青青が来てないかを確認すべし。
 
上の赤と緑が反転したパターン。緑が上。
わざわざ1手目の上下を意識しなくてもいいのかもしれないが、
個人的にはこうした方が事故や暴発が少ない気がしている。お好みで。

青青青 ★★☆
 
珍しいなめくじ確定パターン。
1手目は好きなように置いてもらって。
 
4手目や6手目の2個ぷよに、3列目2段目のぷよの色(ここでは緑)と青以外でもう1色が来たら
積極的にこのように1列目に置きましょう。
この後7手目のでかぷよを緑にして1、2列目に置くことでかなりスムーズに折り返せます。


 
青青黄 ★★☆ 例外
例外的な置き方をするパターン。
1手目はどちらを上にしても大丈夫。3列目に縦置き。
2手目は3、4列目に横置きしてちぎります。
3手目は4、5列目に置きます。
折り返しは緑からでも赤からでもいけるのでツモに合わせて柔軟に。
大体鉤積みの折り返しが安定しますが、ツモによってはGTR、座布団L字、なめくじなども取り入れるといい感じ。

4.2.4. 黄ゾロ+α
黄黄赤 ★★☆
黄黄緑 ★★☆
 
折り返しは大体鉤積み系になるパターン。赤が上。
折り返し側の制約がやや強いので、折り返しに使えないぷよを連鎖尾側で処理することが増えがちです。
少し発想を広げて単一パターンではない連鎖尾の構築が必要になるかもしれません。
また5手目の赤赤黄のツモは罠なので1、2列目に使うことができません。注意。
(参考)5手目の赤赤黄
 
5手目の3個ぷよで緑ゾロor青ゾロと黄ぷよ1個の組み合わせが来たらチャンス!
1列目にゾロを立てて、2列目に黄ぷよを置きます。
この後7手目のでかぷよを赤にして1、2列目にちぎることで一気に折り返しの完成が近づきます。
必ずこう置きましょう。
赤と緑反転パターン。緑が上。
5手目の罠ツモは緑緑黄。注意。
(参考)5手目の緑緑黄
こっちのパターンのチャンスツモは
赤ゾロor青ゾロと黄ぷよ1個。
迷わずこう置きたい。


 

黄黄青 ★☆☆
黄色をちぎって置くパターン。1手目の上下はご自由に。
星1個判定ではあるが、実は星1.8個くらい。「ちょっといやだな」くらいの感じ。
土台から得られるメリットはあまりないのに連鎖構築にやや頭を使わされるのがちょっといや。
折り返しは緑からでも赤からでもいけるのでまだ自由度は高いが、連鎖尾側がごちゃつきやすい。
連鎖尾のレパートリーが多ければ多分なんとかなる。
7手目のでかぷよは処理しやすいが、11手目のでかぷよ用にでかぷよ受けを作るのがやや難しい。

黄黄黄 ★★☆ ★★☆
ABACの時の黄黄黄とほぼ同じ。違いはほとんどないかも?
1手目の上下はご自由に。
ネクストに黄色が1つ見えてたり、折り返しに使いやすい赤や緑のツモが見えてたらこちらの採用率が上がる。
実は気分だったりする。
なめくじを目指すパターン。1手目の上下はご自由に。
ネクストに黄色がいなかったり、逆に黄ゾロが見えてたらこちらの採用率が上がる。
なめくじは折り返しの制約がやや強いので連鎖尾側よりも優先的に折り返し側を完成させるようにしたい。


おわりに

書いているうちに思っていた以上に長いものになってしまってだいぶごちゃごちゃとしてしまった感がありますが、
私自身としては書きながらある程度整理できました。
手順に迷った時に一旦この記事に立ち返って考えなおす、とかにも使えそうなので
他の人も手順の整理がてら自己流手順の記事をあげたらいいんじゃないかな、なんて思いました。読みます。

誰かの参考になったのならとても嬉しく思います。
作成日時:2022/02/14 10:50
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