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中級者向け 思考リソースを節約する為の経験則や仕組みについて

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machine322
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以前dioさんという方が補助輪理論というものを動画(https://youtu.be/TLjzInFRgQI)で紹介して話題になっていたりしました。
こういった思考リソースを節約するための経験則や仕組みはあまり言語化されていないような気がしたので、認識している範囲で適当にまとめます。赤文字が大事なところです。
※本記事に使用している画像が多すぎるため、全部を上手く読み込めない場合があるようです。その場合は読み込みに失敗した画像アイコンを右クリックをして"画像を読み込む"を左クリックしてください。

目次
1.段差がよく分からないけど連鎖尾を適当に足したい時
2.土台構築時のハチイチ待ちを減らしたい時
3.土台構築時に特定色への依存度を下げたい時
4.ゴミぷよの発生を減らしたい時
5.中盤でぷよの置き場がよく分からない時







1.段差がよく分からないけど連鎖尾を適当に足したい時

この三つを見た時、8割くらいの人は一番上の形を避けるように思います。なぜ避けたがるのかを説明すると長くなるので端折ると、雪崩が入れづらいからです。
更に言うと、Y字から雪崩へ接続する場合は大抵一回はどこかで下の消え方が発生するので、この段差が発生する前提で連鎖尾を足してもまあまあ消えます。
真ん中と下の両方をカバーできる消し方をしたい場合は、菱形の法則というやつを使います。

消える予定のぷよを菱形に囲うように別の色ぷよを配置することで、2連鎖が作れます。これが消えないのは4列目が下がるタイプの段差であるか、段差が3段分以上であった場合のみです。3段分のズレは、カギ積みで斎藤連鎖尾などを多用する場合を除いてほぼ発生しない(発生させようとすると最終的な飽和が減りやすいので大抵は無意識に避ける)ので考慮しなくてもよい場合がほとんどです。
大事なのは、
・段差の位置が分からない時は端かその隣の列がズレるととりあえず仮定する
・ズレる段差数が分からない場合は2連結を斜めの関係になるよう並べる(2段以下のズレなら消える)
・2連結を並べた後、菱形の関係になるよう一番上に一個ぷよを置いておく(2段ズレだった場合でも5個消しで次の連鎖が確定する)

ということです。3連結と1連結の組み合わせでも良いですが、3連結は認識外の消え方による暴発のリスクが高いのでそこだけ念頭においてください。
活用例を示します。
ぐちゃぐちゃですね。今回はズレる段差が分かりやすいので、5列目がズレて赤が消えるタイミングで上で同時消しを挟み、そこから連鎖を伸ばすことを上で述べた3点を意識しながら考えてみることにします。
http://ips.karou.jp/simu/pe.html?o00w00k00k00y00q02rg4chsaibx9rx
・端かその隣の列がズレると仮定する(今回は連鎖尾が階段の消え方で5列目が下がるズレ方であることが明白なので、その前提で構築)
・2連結の緑を斜めの関係に並べる
・菱形の関係になるよう黄色で緑を囲う
・その下に青の三連結があるので、とりあえず一番上に青を足してみる(足した時点では青が消えるかどうかは私も分かっていませんでした)

消えた後の形をシミュレートしなくても、このように思考リソースを節約しつつ順番に消える連鎖尾を足すことが可能です。






2.土台構築時のハチイチ待ちを減らしたい時

そこそこ一般的なGTR土台です。これを作る際、種ぷよの縦置きの受けを用意しておくことでハチイチ待ちを減らせます。種ぷよが分からなくても一応読めるようには書きましたが、ダメそうだったら種ぷよでググってください。
紫はどの色でも問題ありません。
・土台の一番上の段は埋める優先度を低くする
文字に表すとこうなりますが、これが分かりづらい場合は土台の大きさに合わせてこのように認識を変えましょう。
・折り返し側は2段目までを優先する
・連鎖尾側は3段目までを優先する

もっと分かりやすくしたい場合は、やや語弊もありますが
・現在手を置けそうな場所が二つ以上あったら、低い列から優先して埋める
これを意識して組むことで種ぷよを縦置きできる場所が格段に増えるため、ツモの置き場に困る回数が減ります。
二段空けてしまうと、縦置きでハチイチやジュウロクイチが必要になってしまいます。挟み込み部分については横置きもハチイチ待ちになり、ハチイチを回避するにはちぎりが必要になります。

実際にありうる場面での活用例を示します。
このような時どちらに置くべきか判断に困ったとき、3・4列目は土台部分の一番上の段なのでハチイチでなくとも縦置きで埋めることが可能だから6列目へ置くという判断が出来ます。
注意点として、これはあくまで思考リソースを節約しつつハチイチ待ちを回避するための仕組みです。なので特定の色への依存度が一瞬上がるとかはあり得ます。
……色への依存度も下げたいんですか?






3.土台構築時に特定色への依存度を下げたい時
まずは、順番に連鎖を伸ばしていくときの色制限を見てみましょう。


この鉄ぷよのように作りたい形は分かってるけど、まだ何色を置くか分からないという場合があります。
当たり前の話ですが、鉄ぷよの部分に赤ぷよを置くことはできません。これを言い換えると、鉄ぷよのマスには必ず赤以外のぷよが配置されます。
例えば青を配置したとします。その場合、このお邪魔ぷよの部分には青を置くことが出来ません。
黄を配置した場合、得点ぷよの部分には黄を置くことが出来ず、紫ぷよの部分には青を置くことが出来ません。これが連鎖を順番に伸ばした時の色制限です。


では、順番に伸ばさない時の色制限を見てみましょう。
黄ゾロと緑ゾロを端に置いた直後を想定しています。これを置いたプレイヤーの脳内では、以下の図が完成形として浮かんでいます。
綺麗な土台ですね。では、最初の画像時点での色制限を見てみましょう。
この時点で、鉄ぷよに使える色は青しかありません。黄か緑でここを作ろうとした場合、形を妥協する必要があります。
青待ちになっているということは、特定色への依存度が高いという事です。これを回避するために、最初の時点で菱形の法則(広義)を活用します。
赤が菱形の関係になるよう4・5列目へ配置しても、鉄ぷよの部分における色は制限されません。こう置く前提で土台構築をする場合、先ほどの黄ゾロ緑ゾロの置き方も変わります。
4・5列目の赤の置き場を邪魔しない前提だとこうなります。つまり、色の依存度を下げたい時は一般的に連鎖を順番に伸ばすことが求められます。


しかし、順番に伸ばすことにこだわってこのように置いてしまうと、先ほど土台構築時にハチイチ待ちを減らしたいで述べたツモ捌きの優先度と矛盾が生じてしまいます。整合性を取るためには連鎖尾の形にレパートリーを持たせる必要があります。
こうすることで青だけでなく黄で鉄ぷよの部分を埋めることが出来るようになります。緑は鉄ぷよ部分で使えなくなりましたが、二色待ちならそこまで色への依存度は高くありません。

鉄ぷよ鉄ぷよ言ってるのでそこのマスが大事であるように見えるかもしれませんが、一番大事なのは4・5列目の赤です。
順番に連鎖を伸ばせない場合、必ず作る部分(この場合はGTRの折り返し部分の赤)と菱形の関係にあるマスに同じ色を置く前提で連鎖構築をする

GTR以外でもこれを活用することで色制限が緩和され、特定色への依存度が下がります。ただし、順番に連鎖を伸ばせる場合は無理にこれを意識しなくても問題ありません。



4.ゴミぷよの発生を減らしたい時
連鎖尾で発生する人と中盤での伸ばしで発生する人の大きく2パターンがあります。
まずは連鎖尾から。

・連鎖尾は3色(3連鎖)で一旦完結させることを目指す
ここから雪崩で上へ連鎖尾を伸ばしていくのは問題ありません。この形なのに一段目に緑とかが混ざってると4色前提の連鎖尾になってしまうので避けようという趣旨です。

・4色にするか検討しても大丈夫なタイミングは、連鎖尾が完成する1~2手ぶん手前(だいたい3段目まで作り終わったとき)
こういう時は赤の次に雪崩で緑を狙うとか、黄の次に緑を消して赤を潜り込ませるとか検討しましょう。
これも長くなるので端折りますが、3色で一旦完結させるのを目指すことで1/4待ちがたくさん来ます。なのでゴミぷよが減ります。
折り返しで座布団作りたいから要らないツモを連鎖尾によけたいのは分かりますが、連鎖尾のゴミぷよを減らしたいなら折り返し側の3列目とかに縦置きしましょう。
なお、連鎖尾のレパートリーがある程度あるプレイヤーなら4色目を雑に連鎖尾へ混ぜても大丈夫です。



次は中盤の伸ばしについて。

①足りない高さをゴミぷよで埋めているパターン
折り返し側は、2列で連鎖が完結しています。1・2列目で2連鎖を作っただけで4段の高低差が発生するので、この時点でカギ積み等で横へ伸ばすのは無理です(4個消しのカギ積み(派生形含む)でカバーできる高低差は2段まで)
また、連鎖を順番に伸ばさず先に第二折りが完成しています。これを合体させようとするとツモ次第で高低差が生じてしまう場合が多く、ゴミぷよの発生原因になります。

②ちぎりが多いパターン
上の図から高さを埋めるためのゴミぷよを置かずに連鎖構築をするとなった時、この形を狙ってしまうととんでもない量のちぎりが発生します。

ハチイチではないツモのちぎりが多ければ多いほど、一般的にゴミぷよは増えます。
これはそもそも狙う形が悪いので、クッションを活用することで多少ちぎりを減らせます。

一応こうすれば全回収できますが色制限が厳しいです。そもそも、思考リソースを節約するにはもっと前の段階で積み方を変える必要があります。

・折り返しの上でL字を縦に重ねない
・先折なら第二折りを作るのではなく連鎖尾を足す

L字を縦に重ねてしまうと連鎖が2列で完結しやすくなってしまうので、縦ではなく横へ重ねます。また、先折なら第二折りを作るのは遅くて良いので連鎖尾をもっと足します。





5.中盤でぷよの置き場がよく分からない時
いくつかあります。

・土台のキーぷよの上に、そのキーぷよと同じ色が含まれるツモを連結しないように縦置きする
土台のキーぷよの上にこのようにツモを縦置きします。そして、青→紫(紫は任意の色)の順番に消える連鎖を作ります。こうすることで色関係を良くしつつ、伸ばし方次第では暴発ケアにもなります。
これを活用する場面は、普段と違う土台を組んでしまったときなどです。
紫は任意の色で良いので、今回は緑にしました。こうすることで青が一旦2・3列目で吸収されるので、終盤青を2・3列目へ置いても土台での暴発要因になりづらくなります。
このように連鎖尾側に広げてしまうとあまり暴発ケアの意味をなさないので注意。中盤以降の色関係は良くしてくれます。



次。

・abacは離して置く
こうすることで、2列目に黄緑と青緑の二種類を縦置きすることができます(1/4待ちになる)。
緑赤が来た場合はフィールド状況次第でどう捌くか決めましょう。そこの思考リソースは節約しない方が良いです
念のため書いておくと、ababを離して置く意味はほぼありません。






・干渉点を空けない
干渉点というのは二種類の三連結が隣接しているマスのことで、上の図で言うと3列目の6段目、4列目の5段目です。長くなるので端折りますが、ここが空いているとデメリットが大きいです(イバラが打ちやすい等のメリットもあります)
こうして埋めておくだけで連鎖構築がしやすくなります。
干渉点を把握するのが難しい場合は、
・3連結を作る時は高さを揃える
ということを意識しましょう。

中盤で使うことがあるのは、一番下のようにL字を横に並べるのを折り返しの上でやる時くらいだと思います。
このように高さが揃わないのであれば、3連結に隣接させるのは2連結までにしましょう。
更新日時:2022/04/30 10:33
(作成日時:2022/04/23 13:10)
カテゴリ
中級者向け
コメント( 2 )
しませい
しませい
4月24日 0時51分

>・ズレる段差数が分からない場合は2連結を斜めの関係になるよう並べる(2段未満のズレなら消える)
野暮な指摘で申し訳ありませんが、「2段以下」ですね。

machine322
machine322
machine322
4月24日 8時4分

ご指摘の通りでしたので、修正いたしました。ありがとうございます。

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