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【長文】ぷよぷよリーグを妄想する

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gesoir91
gesoir91
 先日ぷよぷよ最強リーグ終了がお知らせされました。
 毎試合楽しみにしていた身としては本当に残念でなりません。
 残念ではありますが、ぷよ界に数々の功績を残し視聴者に楽しみをくれた企画に感謝しつつ、是非この経験を活かして次に繋げて欲しいと願うばかりです。
 次があってくれ! 頼む! また最強格の真剣勝負が見たい!!

 そうは言っても残念な気持ちが消えないので、その気持ちの穴を埋めるべく新しくぷよぷよリーグを妄想しようと思い立ちました。
 最初に言っておきますが、これは『ぷよぷよリーグを企画します!』という記事ではなく、こういうリーグにしたら見ていて私が楽しめそうだなというのを妄想しただけの記事になります。
 ただ私の妄想を書くだけの読み物的な記事にはなりますが、そう妄想した根拠や考え方も極力書いていくつもりではありますので、もしこれからぷよぷよのリーグを企画してみようなんていう人がいたとしたら、少しでもヒントになってくれればいいなと思います。


●コンセプト 

 まず最初に『私がリーグを企画する前提で妄想する』と伝えておきますが、私が企画するからには全力でやりたいと思いますし、やるからにはたくさん視聴者を集めたいです。
 私の都合や集められる人員、コストを考えて現実的に出来そうなものを書いても記事として参考にならないと思うので、とにかく全力で楽しめる理想的なものを追究して書いていきます。
 そして基本的にはプレイヤーの為ではなく視聴者の為の企画で考えるという点も留意して下さい。
 私が見たい企画を妄想する記事なのです。

 それを踏まえた上でリーグのコンセプトとなる話をしていきます。
 確か最強リーグでは『ぷよぷよの最強を決める』というコンセプトのもと、最強格のぷよらーが集い最上級の戦いを行うことで視聴者を魅了してくれました。
 正直これに勝るコンセプトはないと私は思っています。
 最強を決めるというのは競技の本質の頂点ですので、そんなの競技者全員が見たいに決まっています。

 ただ、これにも短所があります。
 それは最強格のプレイヤー有りきのもの、企画がプレイヤー個人に大きく依存する内容になってしまいます。
 最強格のプレイヤーあっての企画だと思うので、それがいなければ成立しないということにも成り得ます。
 最強リーグ終了のアナウンスも確か『辞退者が出て最強格を決める戦いが~』という話でしたので、この短所の影響をモロに食らった結果となってしまったことでしょう。

 では、どうすればいいのかって話なんですが、私は思いきってこの最強のプレイヤーを決めるというコンセプトを捨てました。
 視聴者の興味をそそる最大の武器を捨てるのは死ぬほど惜しいですし、最強同士の戦い以上に魅力のあるものを作れる感じはしませんが、それでも盛り上がるコンテンツは作れるだろうという算段があるからです。

 私が妄想する企画のコンセプトはズバリ『人に選ばれる舞台を作ること』です。
 これは文字通り、みんながこの舞台に立ちたいと思うような舞台を作り上げることが目標です。
 高校球児が甲子園を、芸人がM1グランプリを目指しているのと同じ感じです。
 あれは甲子園という舞台に魅力があるから出たいですし、魅力があるからみんな見ているのです。
 人に選ばれる舞台と舞台の盛り上がりというのは密接に関係していると思うので、人に選ばれる舞台を作れれば自然と盛り上がる企画になるはずだという算段です。

 開き直って言ってしまいますが、プレイヤーの実力なんて舞台の盛り上がりとそこまで深く関係ないのです。
 野球は実力で言えばメジャーリーグが一番ですが、国内においてメジャーリーグと日本のプロリーグとどちらが人気かと言えば実力の劣る後者が圧倒的です。
 もっと言えば、アマチュアでしかない高校野球もプロ並に盛り上がっています。プロほど実力がないのに。
 ということは、別に最強格同士が戦うということにならなくとも、客が熱狂できる舞台を作ることは可能ということになります。
 そういった所から盛り上がる要因を分析して盗み、最大限に盛り上げる舞台を作り上げることが目標です。

 最初は初心者同士の戦いになってしまうことでしょう。
 精一杯最善を尽くしてさえいれば、最初は参加者5人、視聴者10人で構わないと思います。
 だってみんなそれが『最高の舞台』だと知らないのだから仕方ないです。
 しかし、最高の舞台を味わってもらい『プレイ出来て楽しい』とか『見ていて楽しい』ってのが伝染していけば強いプレイヤーも出たいと思ってくれるので、自ずと最強格同士の戦いになってくれることでしょう。
 そうなれば舞台が財産となるので、プレイヤーに依存して企画が崩れてしまうようなことも防げます。
 ですので、とにかく精一杯最高の舞台を作り上げるということを目標にしてリーグを作ることを考えていきましょう。


●チーム戦にすべし 

 ぷよらー個人の最強格を決めるというコンセプトを捨てたので、後は何でもありです。
 何でもありなので最早個人戦であることすら捨てて、とにかく一番見ていて楽しそうなものを考えました。
 その結果チーム戦がいいとなったのですが、実はこれ私が過去に記事にした考えになります。
 詳しくはその記事を参照して欲しいのですが、チーム戦はスポーツ的なエンターテイメント(視聴者が楽しめるもの)を考えた時に一番有利に働くと改めて思ったのです。

 その最大の理由は特定のプレイヤー個人に依存しないという点です。
 チームなので誰が辞めてもリーグは成立しますし、プレイヤーとしても重圧は分け合えます。
 仕事があってもモチベが落ちても他のチームメンバーを頼れるので気軽に参加出来ることでしょう。
 そういう風に融通が効くというのは運営側としても大きなメリットで、例え対戦相手に欠員が出たとしてもチーム内で補欠を出せばいいので、スケジュール変更などのイレギュラーが起きなくなります。
 これは視聴者に対する信頼という点で物凄く有利に働きます。
 不意に試合がなくなるようなことが頻繁に起こると「今日は試合あるんだっけ?」みたいな感じになりますし、ないならいいやっていうのが続くと継続視聴者が離れていく原因になってしまいます。
 スケジュール通り定期的に試合が運べば、視聴者は「今日は何時からぷよの試合があるな」と自分の予定に組み込みやすくなります。
 見たい試合、注目チームが出る試合は○月○日○時からというのが予め分かっていれば、その日は予定を空けてくれることでしょう。
 スケジュールがしっかりしているというのは、思っている以上に視聴者を繋ぐ役割を果たしてくれているのです。
 プロ野球もシーズン始まる前に全日程が組まれていますからね。

 他にもチームプレイ的な友情が垣間見えたり、チームにすることで互いに切磋琢磨出来たり、自分の為ではそこまで力が出せないけど人の為(チームの為)には頑張れるなんて人が輝けたりと、個人戦にはない様々なメリットがあると思いますが、詳しくは過去の記事を参照して下さい。
 それ以上に飛車ちゅうさんが既に飛車リーグでめちゃくちゃ面白そうな団体戦を開催しておられ、一定の手応えを掴んだ様子です。
 私にはその様子は記事からしか分かりませんが、私の想定していたチーム戦のメリットは実際に感じられたようです。
 是非ともチーム戦に、また飛車ちゅうさんの考える団体戦にも注目して下さい。

 理想を言うのであれば、ぷよぷよの輪が全国各地に広がると良いです。
 ぷよぷよは個人競技なので一人で黙々とプレイしがちですが、目標に出来るチーム戦の大会があると「じゃあチーム組もうか」となり、ぷよらー同士の交流が活発になります。
 友達同士でも、高校の部活でも、大学のサークルでも、地域の交流でも、全然違うゲーマーの枠組みでも良いと思います。
 ぷよぷよは一人では中々成長が難しいゲームなので、そうやってぷよらーの輪を作ることで初心者をたくさん巻き込めれば最高です。
 ぷよぷよは元はと言えばパーティーゲーム、人を繋ぐツールとしても活きてくれることでしょう。

 デメリットとしては、逆にチームなんか所属したくない、個人でやりたいって人が出なくなることや、ぷよらーの友達がいない人が参加出来ないこと、音楽性の違いや不和による解散、また『momoken VS マッキー』のような極上の戦いを多く堪能できなくなるといったものがありますが、それを補って余りあるメリットはあると思います。
 とにかく『視聴者が楽しめる舞台を作り上げること』を考えたら、私はチーム戦の方がいいと思いました。


●プレイヤーのモチベを作る 

 先述の通りプレイヤーの強さは割とどうでもいいので、正直プレイヤー個人のモチベはどうでもいい所です。
 プレイヤー個人には様々な事情があるでしょうし、それを運営側で管理することは難しいです。
 プレイヤー個人としては出たければ出ればいいし、出たくなければ出なくていいという姿勢でいいでしょう。

 ただ、コンセプトにあげた通り『プレイヤーに出たいと思わせる』ようなリーグにしなくてはなりません。
 これはプレイヤー側の話ではなくこの企画を運営する側としての責務です。
 何の考えも報酬もなしに適当な大会を開いても、ぷよぷよが好きな応募者は一定数来てくれるかもしれませんが、それでは草野球と同じです。
 甲子園のように出たいと思わせるようなリーグにすることが目標なので、そこを何とか考えなくてはいけません。

 賞金というのも一つの方法だとは思いますが、ない袖を振ることは出来ません。
 それに『賞金1億円の大会を開けば良い』なんて記事を書いても何の参考にもならないので、賞金はない前提で考えます。
 賞金がない大会なんて誰も来ないとお思いのあなた、果たしてそうでしょうか?
 甲子園は賞金がないにも関わらず、多くの参加出場校が集いますよ?

 報酬は何も金でなくてもいいのです。
 プレイヤーが楽しむことが出来れば参加する動機になると思いますし、成長出来ることが出来れば参加する動機になりますし、多くの人が見ている舞台であっても参加する動機になります。
 極端に、10万人が見ていて滅茶苦茶盛り上がっているぷよぷよの大会があったとしたら、多くのプレイヤーが出たいと思ってくれることでしょう。
 出場の動機になるものはお金以外にも色々とあるのです。

 そういう風に出場したいと思わせるような動機を作る為の第一歩は、まず運営がしっかり運営することでしょう。
 グダグダになってしまうと『所詮遊びか』ってなってしまい、リーグの権威は落ちてしまいます。
 細かなところまでしっかりと計画とスケジュールを組み、それをちゃんと受け手に示し、それを何が何でも完遂することです。
 個人の都合に合わせて融通を効かせてしまうと視聴者含め大勢の人間に影響がいってしまうので、極力例外は認めない方向で発表した予定通りカッチリ進めていくことが望ましいです。
 出場選手が足りないチームは即不戦敗、集合時間に間に合わなかったチームも即失格くらいの厳しさはあっていいと思います。
 プレイヤーに選ばれる甲子園もそういった運営をしているのではないでしょうか。
 逆に参加するプレイヤーは無責任でもいいと思います。
 途中でチームが棄権しても対応し、リーグを成立させるだけの準備が運営側に必要です。
 一番難易度が高い所ですが、これは運営の努力次第で何とか出来る所です。
 運営がしっかり頑張るだけリーグの権威が上がっていくと思って、ここは最大限頑張りましょう。

 あとは『視聴者が見ていて楽しいものを作ること』も非常に大事になってきます。
 見ていて楽しければ直接人が集まる要因になりますので、舞台も大きくなり、参加したいと思うプレイヤーは増えることでしょう。
 それには一重に『実況解説のMC陣』が一番大事だと私は思っています。
 コンテンツとして一番表に見えるのは実況解説MC陣だからです。
 実況解説MC陣が死力を尽くして試合を最大限盛り上げなくてはいけません。

 実況解説については私自身過去に記事を書きまくっているので割愛しますが、ここに一番重点を置いて考えたい所です。
 これが達成出来ないと企画が成立しない、それだけ力を入れなければいけない所だと私は考えています。
 これが実現出来たとき、楽しい実況と共に多くの観客の中でプレイしたいと思ってくれるプレイヤーはきっと大勢いることでしょう。

 更に、表彰やデータの提示もモチベに繋がるのではないでしょうか。
 野球のように一つのシーズンが終わるごとに優勝チームを称えると共に、MVPやベストナインのようなものを決めたり、データから導き出された各種タイトルを設定して表彰すると、やっている方も見ている方も楽しめそうです。
 私も興味を持ってぷよぷよのスタッツを考えたりしていましたが、とりあえず最高勝率や最多勝、中盤王、連鎖王、全消し王などのタイトルは作れそうです。
 もっとちゃんと考えれば、頑張って目指したくなるようなタイトルも作れそうですね。

 個人に対する詳細なスタッツを作ってあげるのも参加の動機になってくれるはずです。
 漠然とぷよぷよしているだけのプレイヤーも『実は俺こんな所が強いんだ、弱いんだ』と気づけるのはメリットです。
 自分のデータを取って欲しいが為に参加するっていうふうにもなってくれるかもしれません。
 また、チーム戦なので個人に『リーグ内での個人ランクを付ける』などをしてもモチベに繋がってくれることでしょう。
 勝率や30万TAなどからランク付けしてやれると、ぷよを頑張る動機にもリーグ参加への動機にもなってくれると思います。

 プレイヤーのモチベーションを作るため、運営側でこういった用意をする努力が必要になるでしょう。


●実際に妄想してみる 

 以上の考え方を踏まえて、実際にぷよぷよのリーグを妄想してみます。
 具体性があった方がしっかり考えている感が出る気がするので、この要件ですぐ始められるってくらい詳細まで考えてみます。

○リーグ概要 

 個人的に2リーグ制にしてシーズン最後に頂点を決めるっていう戦いが大好きなので、それを採用します。
 見ている方もそっちの方が盛り上がれることでしょう。
 メジャーリーグのように1リーグ3地区の2リーグ制にしてワイルドカード有りのトーナメント式ポストシーズンを採用したい所ですが、それをやると必要チーム数が30チームとか大変なことになりますし、日程や運営、実況解説のクオリティ担保という観点から現実的ではない感じがしてきます。
 やれるものならやってみたいですけれどもね。

 最強リーグの状況から現実的な線を考えていくと、1日2試合を週2日くらいになるでしょうか。
 それを考えると1リーグ4チームずつの2リーグ制くらいにして、1シーズンで4,5巡にすると大体3,4ヶ月で終わるので、それくらいが現実的で丁度いいのかなと思います。
 1リーグに4チームしかいないのに4,5巡もするって飽きるだろと思うかたもいるかもしれませんが、確かにこれが個人戦なら飽きるかもしれません。
 ぷよは短期間で個人の能力が劇的に変化するようなものではないので、短期間で同じ相手と勝負しても似た結果しか出ず、対戦前から「もうこのカードはいいよ」みたいになる人が出てきてもおかしくはありません。
 ところがこれはチーム戦を想定しています。
 チーム戦となると個人戦よりは『ただぷよで戦うだけ』みたいにはなりにくく、同じ相手の繰り返しでも楽しめる要素が出て来ます。
 というのも、後述しますが試合は『先鋒、中堅、大将』という形を取ったチーム戦になります。
 そのポジションは試合当日に決めることが出来るので、前回の対戦と組み合わせを変えれば全く同じ個人同士の戦いにはなりません。
 相手メンバーの弱点や相性を見極め、出してくる順番を予想し、組み替える事が出来ます。
 補欠がいる場合は相性を考え、入れ替えてみるのも手でしょう。
 負けた方は工夫を凝らさなければならないので、そうすることで前回とはまた全然違った結果になることでしょう。
 この辺もチーム戦を採用した理由になります。

 そういう訳で同じ相手と戦ってもそう飽きないので、スタッツのことを考えると出来ればプロ野球のように10巡くらいはしたい感じしますが、あまり試合数が多すぎると先述の通り問題も出てきてしまいます。
 ですので、こうしましょう。
 1リーグ4チームの2リーグ制で、レギュラーシーズンは総当たりを2巡→別リーグとの交流戦1回→総当たり2巡。
 1チームにつき計16試合で2リーグ合計全64試合。
 最後にポストシーズンで各リーグの優勝チーム同士が戦う天下分け目の最終決戦を行い、シーズン制覇チームを決める。

 これをぷよぷよ妄想リーグの概要とします。

○チーム要件 

 チームの要件は3人以上で人数に上限はありません。
 それだけです。
 実力にも一切制限はありません。

 もちろんこれを読んでいるあなたもチームを作ることが出来ますし、チームに参加することが出来ます。
 仲が良い人と3人で組んでもよし、売名の為に企業でチームを作っても良し、大学のサークルで参加しても良し、高校のeスポーツ部として組んでも良し、親子3人で組んでも良し、海外でチームを組んでも良いです。
 是非仲の良い友人、切磋琢磨出来る人を選んでチームを作りましょう。
 ただし、シーズン開始時に出場登録出来るメンバー(ベンチ入りメンバー)は5人で、実際に試合に戦うメンバーは3人です。
 試合開始直前に5人のうち誰を出すか決めることが出来ます。
 チームに人数の上限がないので50人くらいの団体でチームを組んで、レギュラー争いをして、その中から5人のベンチ入り(と3人のレギュラー)を決めるみたいなやり方も有りです。

 ただ、1人が複数のチームに所属することは認めません。
 また、チーム移籍などは自由ですが、シーズン中の移籍は認めません。
 シーズン開始時の出場登録5人に変更がなければいいです。

 何が何でもたくさんの人に見られる大会にしますので、ぷよの腕を上げて是非とも売名して下さい。
 これは個人の戦いではなく、チームの名前を背負った戦いなのです。
 また、是非ともぷよぷよ初心者を巻き込んで、シーズン制覇を目指し、互いに切磋琢磨しながらぷよを楽しんでいきましょう。
 別に今強くなくて良い、仲間の手を借りてこれから強くなっていけばいいんだ!
 強豪校だってそうでしょ!? 新入部員がいきなりレギュラーなんてのはまずないんだから!
 ほら! 放課後はチームで集まって勝つ為にぷよぷよの研究と練習だ!

Q.ももけん、マッキー、ともくんがチームを組んだらどうすんの?
A.知りません。想定外です。アンチ活動でもして誰かのモチベーションを落として下さい。
 でも、そうなると『絶対このチームを倒してやろう』と燃える人も出てくるでしょうし、それはそれで楽しいと思います。

○試合概要 
 
 試合の形式は以前の記事で書いたものとほぼ同じですが、改めて書こうと思います。
 試合開始前にチーム内で先鋒、中堅、大将の順番を決めます。
 最初は互いのチームの
先鋒同士が15先で戦います。
 次は
中堅同士が20先、最後は大将同士が25先です。
 スタッツ的には一律20先の方が良いと思ったのですが、戦略の立てようや見ている側からしたら後半に重みをつけた方が楽しいと思いこうしました。

 勝負の決め方は各試合で先に2勝した方が勝ちではなく、チーム全体の合計勝利本数で決まります。
 ですので、大将戦は25先ではなく先鋒戦と中堅戦の結果によって必要勝利本数が変動します。

 例えば先鋒戦15-10、中堅戦20-17だった場合。
 ここまでの本数は35-27で8本リードしている状態です。
 この場合大将戦で18本取れば25本取られても53-52で勝ちになるので、大将戦で18本目を取った時点で勝ちが確定し、コールドゲームとなります。
 17-25になった場合は1本延長で次の1本を取った方が勝ちとか、特別延長の5先とかをするといいと思います。
 ということなので、仮に先鋒戦と中堅戦で既に26本以上の差が付いてしまっていたら、大将戦を行わずにしてコールドゲームが成立します。大将だけが強いワンマンチームはその辺考えて戦略を組みましょう。
 
 何でこんなややこしい形にしたのかというのは、前回の記事にも書いたのですが、その方がエモいからです。
 仮に勝敗を各試合で計2勝したら勝ちにした場合、先鋒中堅で2連勝したら終わってしまいます。
 また、1勝1敗で大将戦にもつれ込んだとしても、対戦カードが『私 VS momokenさん』だったら100%私が負けますのであまり燃えない感じがします。

 ところが、この形式なら弱い人2人と鬼のように強い人1人のチームであれば、毎試合確実に盛り上がれます。
『大将戦を前にして20本差で勝っていて、大将戦で6本取れば試合に勝てるけど相手はmomokenさん』みたいなシチュエーションになったらクソエモくないですか?
 そんな試合だったらめっちゃ盛り上がれそうですし、momokenさんも6本取られてはいけないヒリヒリした戦いを楽しめるんじゃないでしょうか。
 こうすることで『大将のために1本でも多く本数を~』みたいなチームプレイが演出できるので、エモいです。
 あまり強くない大将が『先鋒中堅が頑張って勝ってくれたから勝てました』ってなってもエモいです。
 大将戦に入る前にスコアを確認し『これいけるのか~』みたいにワクワク出来るのもエモいと思います。
 自分の為ではなく、チームが勝つために自分が頑張らなくてはならないというシチュエーションはエモいです。

「お前が負けたせいじゃない、俺が本数を取れなかったから負けたんだ――」

 ルールがややこしいというのは見ている方からしたらマイナス要素になるとは思うのですが、そうしてでもスポーツ的なエンタメ感を出そうと考えた時この方が良い仕組みだと思ったのでこういう形式をとりました。
 実況解説が大将戦の前にちゃんと説明出来ればそう大きな問題にはならないと思います。

○シーズンオフ 

 各リーグの順位とシーズン制覇チームが決まり、表彰も終わればシーズンオフです。
 シーズンオフは参加リーグチームの激しい入れ替え戦が繰り広げられます。

 まず、シーズン中はスタックチームというリーグに参加出来ていないチームを常に募集しておきましょう。
 その中で順位を付けられる仕組みが出来れば理想です。
 裏で対戦でもしてもらい、スタックチームの中で1位から順位つけておくと良いでしょう。
 シーズン中に棄権したチームがあれば、いつでもスタックチーム上位から代替参加出来るような感じにします。
 更に、シーズンオフになったらそのスタックチームの上位から道場破り(入れ替え戦)の参加優先権が与えられることとします。

 2部リーグみたいなのにしない理由は、1部リーグ(表舞台)に全てをかけているので、それ以外は割と自由で良い気がしたからです。
 参加優先権みたいな制度も、別に道場破りしたくないならしなくていいよ的な緩さを残す為です。
 ぷよぷよのチームはまだ黎明期、言わば戦国時代です。
 潰し潰され、消滅やら合併やらが頻繁に起こることを想定して緩い感じにしています。
 どうしても表舞台に立ちたいチームが合併してリーグ参加を目指すとか普通に起きそうですしね。
 あまりに参加希望チームが多くなってくるとこの制度では色々問題が出てきそうなので、別に考える必要は出てきそうですけれども。


 シーズンの各リーグ3位のチームは1回、4位のチームは3回道場破りを受け立つ義務があるとかにするといいでしょうか。
 シーズンオフになったらスタックチーム上位から優先的に道場破りを受け付けているチームを指名し、リーグ参加権をかけて勝負を行います。
 スタックチームは1度だけ道場破りが行え、勝ったら負かしたチームと入れ替わってリーグに参加することが出来ます。
 また、入れ替わったチームに道場破りを受け立つ義務はありませんし、道場が破られてしまったら対戦相手として指名できなくなります。

 こんな感じでより強いチームがリーグに参加出来る仕組みがあると、回を重ねるごとにリーグ内の実力が上がっていくでしょう。
 また、絶対的なエースが引退とかしてもすぐ落ちてしまうので、正に戦国時代のように覇権チームが入れ替わっていくかもしれません。
 プレイヤーでなくマネージャーとして有力な選手を説得してかき集め、チーム練習を指示して全国制覇を目指すのも面白いかもしれませんよ。
 プレイヤーとしてはもういいやってなって隠居している古豪プレイヤーも、マネージャーとして輝けることでしょう。
 こういったリーグがあることで全国各地にどんどんチームが出来上がり、ぷよ初心者から熟練者までぷよらーの輪が出来上がって行ければ最高ですね。


●スタッフや報酬について 

 ここまで私が見たいぷよリーグを好き放題書いてきましたが、これを運営するのはかなり労力が必要です。
 特に私が想定している実況やスタッツ集計の労力は甚大なものになるででしょう。
 適当に運営して成立するリーグではないのは明白なので、運営には責任能力と高い運用能力が問われます。
 しかし実際にやるとなっても元手がないので報酬は0です。大変な仕事だというのに。
 そんなもん誰もやりたがる人はいないでしょう。
 私だって無理です。

 なので、開き直ってこれを仕事ではなく部活やサークルみたいにしたらどうでしょうか。
 eスポーツストリーム研究部みたいな。
 やるもやらぬも自由、各自が意見を出し合って出来る人が出来る役割をやっていく感じです。
 そういう感じで『俺たちの力で同時接続1万のぷよぷよ配信を作り上げる研究会』を作った時、集まってくれる人はいないでしょうか。
 それだったら私も興味を持って空いた時間に参加出来そうな気がしてきます。
 それにしても部長的な総責任者は必要ですけれども。

 最強リーグのようにスポンサーを見つけたりクラウドファンディングで資金を募ればいいじゃんって感じはしますが、信用のない企画に出資する人はいないと思いますし、何もしていないうちにお金が入ってきてしまうと向上心に影響する感じがしてきます。
 お金を貰うから仕事をするのではなく、お金を稼ぐ為に仕事をしなくてはならないのです。
 適当な仕事をしてもお金が貰えるから満足ではいけません。
 適当な仕事をすれば人が集まらないからお金が入ってこない、だから自分達は一生懸命考え、必死になって仕事を全うし、人を集めなくてはいけないとするのが正しいです。
 適当な仕事でお金を貰う権利がないのは、どの業界でも同じ事でしょう。
 スタッフは雇われて仕事をするのではない、自らお金を稼ぐ為に知恵を振り絞り、全力で仕事を全うし、その成果に見合っただけの報酬を貰えるという構図にした方が結果として良い物が出来上がると思いますし、やる気も納得感も出てくると思います。

 なので、私が企画するのであれば報酬は0です。
 やりがい搾取上等!
 その代わり私も全力で稼げる仕組みを作り上げていきます。
 実況担当もスタッツ担当も「俺がこの企画を盛り上げるんだ」という意気込みさえあれば知識0の未経験者で構いません。
 何十時間でも納得いくまで一緒に練習しましょう。タダで。もちろん私もタダ働きします。
 誰が聞いても面白い、これなら絶対盛り上がれる、ってなるまで研究し尽くして、最大限試合を盛り上げましょう。
 稼ぐためにはそうしなくてはなりません。
 報酬はないですけれども、この経験で身につけたスキルは今後の人生で何かしらに生きると信じて、誰か来てくれることを願います。

 強豪校の部活と同じでつらく大変な道もあるかと思いますが、多分成果が出たときは楽しいと思いますよ。
 ブラック企業の社長みたなこと言ってますけれどもね!
 形になったら収益出るんだから、頑張り次第では報酬0どころか満足な生活が出来るようになると思おうぜ!


●で、結局この企画は実現するの? 

 しません。
 悲しいことに大人はみんなそれぞれ生活があるのでお金を稼がなくてはいけませんし、暇がありません。
 なのでこんな計画を打ち立てた所で参加したいと思う人はそういないでしょう。
 私だって無理です。

 そもそもこの記事は企画を実現する為に書いたのではなく、こういう考え方があるよというのを示したものになります。
 なので、部分部分でも「なるほど」と思ってくれる人がいればそれでいいですし、少しでも何かの参考になってくれればそれでいいのです。

 ただ、そうは言っても私は私なりに盛り上がれそうだと思える企画を精一杯考えたものになっていますので、仮にこれと同じようなことをしたいと考えているかたがいたとしたら、全力で応援したいと思います。
 っていうか、こんな企画があったら視聴者として1番見たいと思っているのは私なので、協力は惜しみません。

 ということなので、どなたか最強リーグに代わるぷよぷよの娯楽を私に提供して下さい;;
作成日時:2022/10/13 22:31
カテゴリ
日記
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