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手抜きトレースのススメ 前編 第18回 お父さんのためのぷよ講座

by
ヌリトオ
ヌリトオ
手順トレースを練習に取り入れて、
上級者のワザを盗んでみようかな、
なんて経験のあるそこのお父さん、
ちょっと耳寄りなやり方あります。

幸いにしてぷよ譜も探せばあったりするので、
ある試合の手順をひたすら反復していくのも、
序盤の手順の精度を上げるには有効でしょう。

しかし実戦では、全く同じ配ぷよが来る確率は低く、
ある試合の手順を30手ほど完コピできたとしても、
それが技術として活かせるかどうかは難しいところ。
途中でおじゃまが1個でも降れば積み方が変わって、
結局はそういう場面にも対応できる技術も必要です。

勿論、みっちりやり込むことで得られるモノはあります。
ちぎりの少ないGTR土台とか、最速の第二折りだとか。
ある手順を突き詰めて練習しておけば、多少の誤差なら、
少々乱れたとしてもそれらしい形には仕上がりそうです。
基礎が一つ身につけば、全体の技術の底上げにも繋がる。


ただそのためには、自分が欲しい技術の入ったぷよ譜を見つけるか、
自分でどこかの試合の動画を見てぷよ譜を作らなければなりません。

これがまあ、なかなかの労力になるわけで。
初心おっさん勢が目ぼしい試合を見つけて、
ぷよ譜を作るとこからはじめようとすると、
下手したらその段階で挫折しかねませんよ。
ぷよ譜を公開してくれてる方には感謝です。

ただ問題としては、扱いやすさの故か人気の故か、
どうしてもサンプルが先折りGTRに偏りがちで。

他の土台もちょっとやってみたいなと思ったときに、
ちょっとの一歩を踏み出すハードルが案外高いのよ。


さあそこで、手抜きトレースを紹介いたしましょう。
なんと、2手覚えると4手覚えたことになるんです。

何を言ってるのかわからねーと思うでしょうが、
なぜかそういうことになるので説明しましょう。

いくつかポイントがあります。
・全手でトレースするのはあきらめる
・プレイ動画がたくさんあるプレイヤーを選ぶ
・序盤手順に再現性のあるプレイヤーを選ぶ
・好きな初手2手だけに絞る
・4手目までの手順をひたすら調べる
という段取りになります。


たとえば先折りGTRの初手3手までを、
パターンとして覚えて反復練習ってのは、
やってる人が結構いるだろうと思います。

何故3手目までなのかというと、
・2手目までは3色までしか出現しない
という点から、3手目までを丸暗記しても、
全消しや重複を除けば100通りもない位、
ということと、
・2手目までは開始前に見て考える時間がある
ということで、
初心者のうちからでも手順が再現しやすい、
というのがその理由なのかなと。

ところがこれを4手目までやろうとすると、
ざっくり10倍くらいにパターンが増える。
全消しや重複を除けば1000は行かない、
けど、初心者のハードルとしては厳しそう。


では2手固定からなら?
そこから100通りは?

3手網羅で100通り近くを覚えられるなら、
初手2手の思考リソースを軽くしておいての、
そこからの4色2手100通りも覚えられる。


たとえば左先折りGTRで、
AABBを置いたその後の、
上級者の4手目までを見る。

たとえば後折りプレイヤーが、
ABACをくま積みに置いた、
その後の4手目までを調べる。

たとえばAAABを、
弥生型に置いた後の、
4手目まで網羅する。

上述した通り、2手目までは考える時間があります。
その段階で、この初手2手だけは絶対この土台やる!
と固く決意しておくことで、1、2手までの操作は、
全く悩むことなくぷよを積むことが可能になりつつ、
その間に3手目の置き方を考える余裕が生まれます。
3手目に余裕があるので4手目も落ち着いて積める。
なんなら4手目を見てから3手目を変えるまである。
これが手抜きトレースの要点です。


ただ大きな問題点としては、
初手2手を思考から抜いた文字通りの手抜きではあるものの、
やりたい積み方の4手目までの100通り近くのその手順を、
参考にしたい人の動画を延々と見続けて調べなければならず。
決して手軽ではありません。
AABBCDDDだけいつまで見ても出現しないよ、
なんてこともあるでしょう。準備に根気が必要です。

好きな土台でも好きな選手の積みでもいいと思いますけども、
モチベーションを保つ為には自分のやりたい型が良いかなと。
尚、副産物として、見てるだけで連鎖の引き出しも増えそう。

しかもパターンが埋まれば埋まってくるほど、
これは見たことある……そうそうそこに置く、
などと、自動的に思考の反復練習が起きます。
100通りが揃う頃には、プレイする前から、
ある程度の手順が頭に入っていてお得ですよ。


また、土台によって、配色によって、人によっては、
序盤からネクネクまで見てから置き方を変えるとか、
同じ配色でも戦術として積み方を変えるなんてのも、
恐らくは出てくるかと思います。

うっかりそういう人を選んでしまった場合には、
それはそれで考え方を学ぶことはできますけど、
手抜きトレースの教材としては不向きでしょう。

まずは再現性のある手順を模倣していくことが、
基礎力の向上に直結するんではないでしょうか。
あるいは模倣と並行し、ここに置くのはどうか、
などと自分で考えて埋めていくのも楽しそうね。
更新日時:2023/06/09 19:48
(作成日時:2023/06/09 00:45)
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