JAPANNEXT屋台村ぷよぷよeスポーツ大会のお礼かたがた、
SAKIプロ主催の千葉ぷよぷよ交流会に顔を出してきました。
千葉ぷよでお会いする顔ぶれが、イベントに来てくれたり、
当日も会場では初心者の相手や指導をしてくれたりもして。
打ち合わせなどで体験コーナーを私が離れていたときにも、
現場で体験会参加者への声掛けをしてくれて助かりました。
それを受けての話というか、
初心者にぷよぷよを教えるにあたって、
どこまでを指導し、何を楽しんでもらえばいいのか、
なんてことを考える機会がありまして、
一応書き残しておこうかと。
まず、初心者というのも結構幅があると思いますが、
ぷよぷよどころかゲーム自体が初体験というひとから、
ぷよぷよで遊んだことはあるけど階段積み知らないとか、
動画で見たりしてはじめからモチベーションが高い人まで、
下地があるかどうか、向上心があるかどうか、どこが目標か、
相当個人差が大きいということを意識しておかないといけない。
ではあるんですけど、経験者の側としては、100%の善意から、
階段積み2連鎖とか、GTRの折り返しだけとか、連鎖をさせたい。
だけど全くの初心者の子に体験してもらうときは、教えるというより、
まず自由にやって楽しんでもらった方がいいかも、というご意見があり、
言われてみれば確かにそれはそうかもしれないと、色々と考えてみました。
プレイヤーの根本的な動機として、
何故連鎖を組もうとするんだろう?
そこにぷよがあるから、という境地は、
初心者には理解しがたいことでしょう。
もう少し具体的に、わかりやすく考えてみるなら、
「対人、CPU戦問わず、対戦で相手に勝ちたい」
「対人、とこぷよ問わず大連鎖を作るのが楽しい」
「定型の美しい連鎖が消えていくのを見ていたい」
「タイムアタック、連鎖数などの数値目標がある」
ひとますパッと思いついたのはこんなところです。
皆さんも初心者の気持ちになってご意見ください。
勝利だとか、高得点だとか、新記録だとか、
それらはぷよに限らず人々を興奮させます。
あるいは、一杯ぷよが消えると気持ちいい!
というのも、精神的には高揚感がありそう。
要は、まずはぷよぷよのプレイを通して、
脳内で快楽物質が生成されればいいのか?
そう考えると、体験会で全くの初心者に連鎖を教える際は、
経験者からすると、階段積みなら階段積みの正解の形があり、
そのために、不慣れな操作でそこから外れた置き方になったら、
「そこじゃない」「その隣」「違う」「惜しい」などのワードで、
初心者には「間違いを指摘された」というストレスがかかるのでは?
教えている側は全く悪気がないにも関わらず、初心者からしてみれば、
「4連結の1連鎖がちゃんとできた」という成功体験が失われかねない。
まずは楽しく、気持ちよく遊んでもらって、
ドーパミンでもなんでもドバドバ出させて、
そこから徐々に沼に、ぷよぷよ道に導いて、
「練習」も「座学」も、それからでも良い。
という風に考えておいたほうがいいのかも。
そうするとやはり、初心者にまずやってもらうこととして、
あらためて「カエル積み」の性能の優秀さが際立ちますね。
操作方法が簡単→ストレスが少ない→楽しく遊べる
覚えることが少ない→ストレスが少ない→楽しく遊べる
形の正解も間違いもない→ストレスが少ない→楽しく遊べる
適当でもまあまあ連鎖が起きる→気持ちいい→ドーパミン出る
まあまあ多連結でいっぱい消える→気持ちいい→ドーパミン出る
まあまあ同時消しでいっぱい消える→気持ちいい→ドーパミン出る
初心者同士の対戦ならまあまあ勝てる→気持ちいい→ドーパミン出る
完璧過ぎないか。
一度連鎖の楽しさを知ってしまえば、
一度勝利の喜びを知ってしまえば、
あとはもう引き返せない道へと!
また、成功体験という点でいうのなら、
体験会でもミニ大会はした方がいいかも。
初心者大会でも、必ず「優勝者」がいます。
子どもの頃に近所の大会で優勝しましたとか、
経験としてはかなりインパクトあるんじゃない?
試合の緊張感とそれを乗り越えての勝利とか、
アドレナリンとかなんか色々出ちゃうでしょ。
負けた側も悔しさで火がつくかもしれないし。
あとはなんだろうね、明かりを強くするとか、
音量を少し大きめにするとか、わるい大人の、
よくない小細工もやれば色々とできそうです。
大脳生理学とかの有識者でもいないものかな。
ただ、ドーパミンの出過ぎによる中毒や依存症には気を付けましょう。
指導するだけではなく、その辺のルール作りの方が大切かもしれない。