ここ何日かの界隈への注目を喜びつつも、初心者がつまづくポイントや苦悩も目にする。
しかし課題を投げてくれるというのは、むしろチャンスでもある。
毎度お馴染み、ヌリトオです。
初心者の目に届くことに期待しつつ一応自己紹介しておきますと、
特に大会で成績を収めているわけでもない一般成人ぷよらーですが、
ぷよぷよのイベント主催をしつつ子どもや高齢者に教えたりしてます。
また、ある程度座学を積み上げてきているので、単に持論を述べるおじさんではなく、
それなりの知識と経験に基づいたお話もできるものと思います。
参考までに、一昨年までにこれくらいの学習をしてきました。
https://puyo-camp.jp/posts/179318
ただ勿論、私より上手いプレイヤーは大量に居ますので、
そういう考え方があるのかくらいに思っておいてください。
形の丸暗記ではなく「考え方」のご提案ができればこれ幸い。
あと私の投稿は基本的に文章の量が多くなりがちですので、
面倒なら盤面図がある前後だけを見ても多分大丈夫です。
そういうわけで、私が目にした初心者のつまづきポイントとして、
「階段積みを狙う際のごみぷよの処理」というものがありました。
これは「種ぷよ花ぷよ理論」である程度解決できるのではないかと思います。
が、まずは初心者向けということで、この理論の詳細については後回しです。
名称も別に覚えなくて大丈夫。
ぷよぷよは2個1組でランダムな色のぷよが降って来るわけですが、
大事なポイントとしては、
「今自分が組みたい連鎖のために、2個とも使えるぷよの組み合わせ」
「今自分が組みたい連鎖のために、1個だけ使えるぷよの組み合わせ」
「今自分が組みたい連鎖のために、両方が使えないぷよの組み合わせ」
があるということ。そして、
「今は使えないと思ったぷよを、後で使えるようにするバリエーションを覚えていこう」
というところです。
思ったような階段積みにならなくても、ちょっと崩れた階段積みをいったん受け入れてみましょう。
今後他の土台を練習する際にも、配ぷよによって組みやすいときと組みにくいときがあります。
考えることが多くはなってしまいますが
「組みにくければ形が変わっても大丈夫」です。
「階段積みを綺麗に組むのは、案外難しい」のです。
言葉だけでの説明は難しいので、具体例でいきましょう。
なんなら、プレイしながらポーズをかけながら試してください。
「階段積み」についての説明をはじめると長くなってしまいますが、
「3・1階段」や「2・2階段」と呼ばれる形があり、
いずれも「段差ずれ」によって連鎖が発生するため、
「底上げ」をしても成立させることができる、というのは頭に置いておきましょう。
尚、一つ一つの用語の詳細な説明については省きますので、雰囲気で読んでください。
何かご質問などありましたら、わかる範囲でお答えしますのでどうぞご遠慮なく。
当講座のシリーズでは、「階段積みの5連鎖」を視野に入れつつも、
「来たぷよの色に応じて不定形の3連鎖」を狙って組めればまずはオッケーです。
全くの初心者同士であれば、「狙って3連鎖を撃ち続けられる」のは結構強いので。
また、3連鎖が安定すれば、余ったぷよを連結させたり前後に連鎖を足すことで、
4連鎖や5連鎖にも手が届きます。
4連鎖以上が組めると、相殺で相手におじゃまぷよを返せる割合も増えます。
で、じゃあまず初手がAABBの場合で見ていきましょう。
「折り返し」を考える場合は端から積んでいった方が良いのですが、
今はとりあえず中央から置いてもらって大丈夫です。
AABBでまず階段積みの2連鎖を目指すのであれば、
赤と、その隣にある緑を縦3連結にするイメージですね。
ここから、
こうとか、
こうとか。
赤や緑のみのぷよなら話が早いんですが、問題は別の色が絡むとき。
ここから、赤青とか、緑紫とかの場合もあるわけで。
ただ、もう一手ならまだそれほど悩む必要はありません。
赤と何か、緑と何かの組み合わせなら、隣にぷよをちぎって置くことができます。
このとき、連鎖に使いたいのは赤と緑だったので、他の色は余分です。
ただ、最初のうちは大変かもしれませんが、頑張ってネクストぷよも見てみましょう。
ポーズをかけて、手を止めてじっくり考えても大丈夫です。
赤と緑で連鎖を作ろう!と思っていたときでも、ネクストで同じ色がたくさん来ているのが見えれば、
その色を連鎖に組み込んで積んでいくこともできます。
たとえばこうなってから、ネクストに青ゾロが見えていた場合。
余分と思っていた青ぷよの上に縦に重ねることによって、
最初は考えていなかった色で連鎖ができるようになることもあります。
あるいは、ネクストに紫ゾロが見えていた場合。
紫の2・2階段を狙っても良いですし、
もしネクネクに紫赤などがあれば、もう底上げの階段積み2連鎖の完成です。
今フィールドにあるぷよだけで連鎖を考えるのでなく、
「ネクストも見ながら連鎖にできそうな色を判断する」と良いかもしれません。
また、最初は土台ぷよから積んでいきたくなってしまうので、
下に3個積んでから斜め上に仕掛けぷよを置く、という意識が強いのですが、
完成図を意識しながら積むことで、効率良くぷよを捌くことができます。
下図から青緑が来た場合、「緑を縦に重ねよう」と考えると、
このように置いてしまいがちです。
これはこれで後で左右にわかれた青を連鎖に使うことも可能ですが、
ここで
「連鎖の進む方向」がイメージできていると、
青緑は実は「2個とも使えるぷよの組み合わせ」なので、
赤→緑と消える2連鎖を作りながら青を縦に連結させたり、
青を左にしてちぎることで、緑→赤→青の3連鎖を狙ったりもできます。
こういうことがあるので、
ある程度は階段積みやカギ積みなどの「定型を覚えましょう」ということになります。
囲碁や将棋でも、上達しようと思ったら布石や定跡を覚えなければいけません。
ある程度学びに時間を要することは、それはそういうもんだと思ってください。
先読みして
「連鎖の完成形がイメージできる」ようになることで、
「ゴミぷよだと思っていたものも連鎖に使えるようになる」ことがあります。
あとは、手が進むとまた難しくなってくるんですよね。
こんな風に組み進んだ後の、緑紫とか。
ネクストが何色かにもよりますが、緑を縦3にさえできれば、
意外と好きなように置いてしまってもなんとかなります。
土台ぷよを縦3連結にした階段積みを消していくとき、
仕掛けぷよは3段分落下するため、
「間に余分なぷよが挟まっても大丈夫」です。
この場合は緑の列が3段落下するので、紫が乗っていても赤が消える。
この場合は土台ぷよの赤が消えると2段下がるため、
紫が挟まっていても緑が消える。
実際にプレイすると、
無駄なく綺麗な階段積みが可能なパターンは案外少ないです。
「2・2階段」や「底上げ」が混ざっても、階段積みっぽい形なら良しとしましょう。
また階段積みの特徴としては、
「左右どちらを発火点にしても良い」のです。
たとえばここから、緑を発火点にしたのが上の図でしたが、
赤を発火点にして緑を消すこともできます。
そうするとこのあとの連鎖の伸ばし方としては、
右側に紫が1個と赤が2個残ることになりますから、
次に来ているぷよの色に合わせて、「階段積みっぽく」しましょう。
紫の1・3階段でも良いし、
紫が挟まった赤の2・2階段でも良いし、
紫が挟まった赤の3・1階段でも良いです。
いずれ他の土台を練習する際にも
「連鎖の理想形」をイメージしながらやることになりますが、
思ったように欲しい色が来ないことも非常に多いです。
階段積みは連鎖の仕組みを覚えるには適していますが、
前提として
「毎回必ず綺麗に組めるものではない」ということは心得ておいてください。
また、ちょっと難しいかもしれませんが、
階段積みと並行して一つ覚えて欲しい形があります。
こんな風に、赤→緑と消える階段積みのあと、青ゾロが来たとします。
階段積みとしては緑の横に青を縦に置いて、
下図のような赤発火の3連鎖を目指すのがわかりやすいです。
でもこれ実は、青の上に赤を置いても、
青→赤→緑と消える3連鎖になるんですね。
連鎖の進む方向は必ずしも一方通行ではなく、
右から左へ、左から右へと、連鎖の途中で方向が変わる積み方もあります。
覚えた方が良い形というのは確かにあるんですが、
ゲームとしてはマニュアルの丸暗記じゃない楽しさがあるはずで。
階段積みの定型は覚えながらも、
「こんな消え方もあった!」「この置き方でも連鎖が繋がった!」「消えると思ったけどこの段差はダメだった!」
という、自分の気づきに一喜一憂しても良いんじゃないかなあ。
いずれは皆さんGTRには手を出すことになると思いますが、
上記の消え方は多重折り部分で使ったり、連鎖尾で似たような構造があったりします。
最初は覚えることばかりで大変かとは思いますが、
引き出しを増やしておくと、後で役立つ場面もきっとあります。
ゴミぷよを端に捨てる、というのも練習法の一つではあります。
しかし、定型から外れても良いからゴミをリサイクルして連鎖に組み込む、ということを意識してみると、
対人戦とは違う
「パズルゲームとしての連鎖の楽しさ」を感じられるかもしれません。
ゴミぷよのように見えても、それは次の連鎖の種になり得ます。
目標が「対人戦で勝つこと」であるなら、この記事はもう閉じてまずGTRから覚えても良いです。
あんまり種ぷよ花ぷよの話にならなかったのはゴメンですが、そこはまあ追々で。