ぷよぷよは成功した人が勝つゲームではなく失敗した人が負けるゲームです.
そして失敗することは負け筋を知らないことと謂うことも出来ます.
自分が失敗しなければ負けることはなく,自分が負けない限り試合は続きいつか相手が負け筋を作るのでその瞬間にあなたは勝ちます.
負け筋(勝ち筋)とはなにか,ということについてはGTRPriestさんの
こちらの記事を確認すれば良いと思います.
これで全てとは言いません(特にミスを誘うことは書いてあっても相手が勝手にミスをすることを前提としたものは書いていない)が大凡こんなものだと思います.
最初に,お互いに負け筋を作らない限り試合は続くと言いました.
しかしぷよぷよのフィールドには限りがあり,最大でも19連鎖6連結までしか連鎖は組めません.
ですので極論を言えばお互いに負けないで試合が進んだ場合,19連鎖6連結を打ち,リセットされ,また試合が始まります.
この時点でどれだけ中盤をミスなくこなしても本線火力で負けているプレイヤーは負けが決まるため,勝ち筋がないのに負け筋から逃げるために確立攻めをする必要が出来てしまい,不利になります.そのため,
本線火力はぷよぷよをする上で必要不可欠な技術であります.どれだけ中盤戦がうまくても本線が13連鎖しか組めなければ画竜点睛を欠くというものです.
次に中盤戦における負け筋ですが,先程紹介した記事の⑩,⑪が特に重要になります.
これについてはあきゅあさんが
こちらの記事で触れられています.
あきゅあさんはこのことを「
自分で自分の手を制限する」と言っています.
自分で自分の手を制限した結果,相手の行動に対して理想的な対応が取れず⑩,⑪のような負け筋を取るということです.
このことに少し注釈すると,自分で自分の手を制限することは必ずしも悪ではありません.
相手の手を全て把握していればそれに対して必要のない手を除去しても問題がないためです.
しかしながら,実際にはいくら凝視をして相手の手を見ようとしても全てを見れるわけではないため,制限は少なければ少ないほど良いです.
あなたが相手の連鎖を相手以上に知っているという自信があるのであればその限りではありませんが.
最初にも言ったとおり,ぷよぷよは失敗した方が負けるゲームです.相手が負ける理由を作った時,則ち
勝つべき時に勝てば勝つ.それだけのゲームです.
勝者には理由はなく,敗者にのみ負けた理由があります.しかしながら勝つべき時に勝つための行動を取らなければ試合は続くため,勝つために必要な行動は取る必要があります.
8万点しか打てない相手に対して先に10万点の連鎖を組んでも打たなければ勝ちませんし,相手が不本意な対応しか打てない状態の時に短い催促を飛ばさなければ不本意な連鎖を打たせられず勝ちは拾えません.
ですので,ぷよぷよでは,負ける理由を作らないために自身の手の制限を減らし,相手の手の制限を理解し相手の生んだ負け筋を姑のように突くことが必要になります.
ぷよぷよで負けないために知る必要のあることはこれだけです.
本線火力を出すための連鎖の組み方や,制限の少ない形とはなにか,負け筋,勝ち筋とは具体的にどのような状態なのか.
そのようなものはプロを始めとした上級者の方々の対戦を見ていれば自ずと理解出来ることでしょう.