ぷよ大会がそろそろやってくるので、それとなく要望とか願望みたいなことをダラダラ書いていきます。
例によって
全てが私見です。自分はそうは思わないみたいなことも多く含まれているので、その点はご留意を。
こういう考えを持っている観戦者もいるよということで、何かの参考にしていただければ幸いです。
■見る人が楽しめる大会を目指して欲しい
大会が何を目指しているかと言えば、
より多くの人を巻き込んで盛り上げることでしょう。
その『多くの人を巻き込む方法』というのは突き詰めれば
『見る人が楽しめるものにする』という所に帰結すると思うんです。
見て楽しめる大会であれば、見る人は絶対に増えます。
見る人が増えればスポンサーも付きやすくなります。
大型のスポンサーでもつけば、賞金も多く出せるようになるでしょう。
賞金も多く出れば参加者も増えます。大会もより華やかなものに出来ます。
参加者が増えれば白熱した試合も増えますし、大会が華やかになれば、見る人もより増えます。
幸せの好循環です。素晴らしい。
逆に見てもそれほど楽しめないのであれば、せっかく見てくれた人も定着することなく、見る人は一向に増えません。
見て楽しいものでなければ未来は絶対にやってこないんです。
では、どうやったら見て楽しいものを作り上げることが出来るのか。
それを一番左右するのはぷよの競技性が楽しいか楽しくないかっていうところな気はするのですが、それを話してもどうにもならないので今回はおいておきます。
以前
ぷよの楽しさを伝えるためには実況が重要だよという話もしたので、それも今回はおいておきます。
今回は今までの大会を見てきた流れで、逆に
こういうことをしたら白ける、見てる方が楽しくないというのを、私の要望も込みで話してみたいと思います。
■グダグダな雰囲気を見せてはいけない
絶対にやっちゃダメです。真剣勝負だから面白いんです。
日本でも随一の盛り上がりを見せる夏の全国高校野球甲子園大会は、賞金もないのにあれだけ多くの人を巻き込んで盛り上がっています。
あれは勝っては喜び、負けては泣く、勝ちにこだわって全力を尽くす選手の懸命な姿がこれでもかって程に真っ直ぐ伝わってくる所に、見ている方は心を打たれるんです。
もし出場している選手が試合中ヘラヘラ笑って怠慢な動きをしていたり、段取りがグダグダだったり、審判が曖昧なジャッジしてたら、例えいい試合をしていても応援したいとは思えなくなってきますし、見ている方は白けます。
大会を通して笑いを取ったり勝負とは関係ないパフォーマンスを見せるなということでは断じてありません。
むしろそういうのは積極的にやっていくべきだと、私は思っています。
そうではなく、
試合の最中に水を指すようなことは、見ている方が白けるので絶対にしてほしくないということです。
ぷよの大会では前々回の大会以外、全ての大会において
ゲームトロフィー獲得表示がされていた試合がありました。
これ、運営している方はどう捉えているのか分かりませんが、
私的には絶対ダメなやつです。
仮に私が運営をまとめる立場だったら
激怒するレベルだと思います。
せっかく良いところなのに興ざめも良いところですし、万一競技者の邪魔になってそれが原因で負けたりでもしたらどう責任取るつもりなんでしょうか。
何より、見ている側に『大した大会じゃないんだな』という伝わってはいけない意識が伝わってしまいます。
目指している方向と真逆、
致命傷です。
将棋で新しくタイトル戦を掲げていざ始めようってところで、将棋盤に値段のシールが貼ってあったらどれだけの人がどう思うか考えてみて下さい。
何だこの大会、恥ずかしいな、雑だな、力入ってないのかな、競技者も気の毒だな、ってなると思います。
私からの要望ですが、これは大会や競技者の威厳に関わることなので以降絶対にやめて欲しいです。
■勝負をアンフェアに見せてはいけない
例えば甲子園大会でA高校だけ連続して毎日試合があって疲労でゲームもままならないまま敗退してしまったら、見ている方はよく頑張ったとか労いの気持ちよりも『おかしくね?』とか『大会の運営が悪い』のような、不平不満を抱きます。当然です。
出場したA高校もこんな大会に出るかってなります。
見ている方は公平、公正な元で行われる真剣勝負に集中したいんです。
勝った方には盛大な拍手を、負けた方にも盛大な拍手を、勝っても負けても気持ち良く、後味良く、です。
ぷよの大会では少し前、勝負が1つの画面で1Pと2Pに分かれて対戦が行われていました。
普段ゲームで戦う時は1Pで戦う環境にあるので、明らかに2P側の人は違和感を持つことになり不利です。
一人一画面使って勝負をするという形で是正されていましたが、ああいうのは見てる方にもいらん気を使わせることになります。
大会の組み合わせも、現状どういう決まり方になっているのかよく分かりません。どうなっているのでしょうか。
これも公平性を示すという意味で、
組み合わせの決まり方を見ている方に分かるようにして良いんじゃないかと思います。
例え公正な抽選で行われていたとしても、それが公正だとみんなが分からないのであれば、シードになったことがない人やたまたま強豪ばっかに当たっているような人から不満が出てしまいます。
見ている側としても贔屓にしている特定選手がいた場合、不満に繋がることだと思います。
また、実況解説をするプロの方もどういう選定がされているか不明瞭です。
実況を担当されているプロの方も大会に備えて練習を重ねてきている競技者なので、
自分の試合前に責任ある仕事に気を取られ、十分に試合に集中できる環境にないのはあまりフェアじゃないと感じます。
試合を目前に控え神経質になっているボクサーが自分の試合前に解説なんて絶対しません。
本来なら出場している競技者に担当させるべきではないと思うのですが、実況解説するにもぷよぷよの実力がある程度備わっているプロでないと役割を果たせないというのは理解できます。
なので、せめて1回戦は試合のないシードの方、2回戦以降は既に敗退して試合を控えていない方にお願いするなどして、競技者の試合を出来るだけ尊重して欲しいなと思います。
既にそうなっているのだとしたら、余計な心配申し訳ないです。
また、そんなの競技者の方もそんなの全然気にしてないよとか、むしろもっとやりたいと思ってるから余計なこと言うなという感じだとしたら、行き過ぎたことをお詫びします。
実況解説の選定は中々融通がきかなく難しいところもあるのかもわかりませんが、もしそういった競技者の都合に気が回っていないようだったら配慮して欲しいなと、見ている側としては思うのです。
改めて言いますが、見ている方が楽しめないと先述した幸せの好循環の軌道に乗りません。
こういうのもなんですが、言ってしまえば運営してる側は
見ている人のために全力を尽くすべきです。
見ている人は選手が何の憂いもなく全力を投じた試合を期待しているので、もちろん選手に対しても、ですが。
見ている人は試合を純粋に楽しみたい、
余計なことに気を取られて水を差されたくないという人がほとんどだと思いますので、そういった人たちを満足させる為に力を使うことは決して無駄ではありません。
私自身も完全に見ている側の人間なので、自分を満足させろみたいな差し出がましくも横柄な意見だと思われるかもしれませんが、長い目で見た時にそれが大会の利益に必ず繋がると信じて、ぜひご一考をと思います。
■観戦者のいない所で試合が行われると小耳に挟みましたが――
12月の大会は専用のブースを用意して?観戦者のいない場所での試合になるという話を聞きました。
運営が頑張っているというのは伝わってはくるのですが、これはどうなんでのでしょうか。
中身を見ていないので何とも言えないですが、見ている方としては少し寂しい気もします。
というのも、前回は良いプレイをすれば歓声が上がったり、観戦者から「頑張れ!」とか「諦めるな!」という声が会場内に響いたりと、そういった観戦者の声が配信を見ている側にも伝わってきました。
個人的にはこれ、凄く良かったんです。
競技している側としても大勢の観戦者を目の前にすることで、舞台に立っている空気感や独特な緊張感を肌で感じられたのではないでしょうか。
観戦者あってのスポーツ、私もあの場でその空気感を感じてみたいと思ったものです。
それがなくなってしまうのは、少し残念なのかなぁと思いました。
まだまだ試行錯誤の段階だとは思いますが、そういった点も是非考慮していただければなと思います。
物凄い文句を撒き散らしたみたいな記事になってしまって恐縮です。
あくまで、数いる観戦者の中のひとりがこう思っているよということで、何かの参考にして頂ければ幸いです。
私としては別に文句を撒き散らしたい訳ではなく、良い大会になってほしいし私自身も純粋にぷよぷよの試合を楽しみたいと思ったからこそ、こうして見られるような所に書いたということだけは伝えておきたいです。
今度の大会もさらなる盛り上がりを見せてくれると、大いに期待しております。