多人数でとこぷよしてみて、学んだことをまとめてみました。
目次
1.みんなでとこぷよをやってみた結果
2.指摘されて学んだことまとめ
1.みんなでとこぷよをやってみた結果
みんなで同じツモのとこぷよをやってみようテスト
https://puyo-camp.jp/posts/92152
色んな人が同じツモでとこぷよを組んだ結果を共有すると、
各々にとって役に立つのか?
という思いつきを検証する記事だったのですが、
計11名の方から投稿いただきました。
皆さんありがとうございました。
特に積みの添削指導は本当に役に立ったので、
後半でまとめています。
<個人的に感じたメリットまとめ>
みんなでとこぷよするメリット
①アウトプットすることで積みの意図の言語化が強制される。
それによって思考の整理・訓練になった。
②自分よりも上手い人が何を考えて積んでいるのか知ることができた。
③指摘を受けることで、視野が広がった(観点が増えた!)
④他人の積みに指摘をしようとすると、意図と手順を結び付けて読まなくてはならず、
やっぱりこれも思考の訓練になった。
以上が、とこぷよ結果共有のメリットかな、と思います。
自分よりも上手い人に指摘をもらえると、とても役立つのは言い切れるのですが、
上級者の人にとって役に立つのかは正直よく分かりません。
<人を選ぶかもしれない>
とこぷよの結果を共有するという活動の性質上、
コメントのやりとりが生まれるので、
合うひと合わないひとがいると思います。
これはサークルでやった方が色々といいだろう、ということで、
記事の最後にURLを載せてますので興味のある人は是非。
2.指摘されて学んだことまとめ
サークル告知で終わるのも微妙なので、
後半はとこぷよ共有で勉強になったことを共有したいと思います。
<みんなでとこぷよで教わった成果>
steamのぷよスポで、これまで2200~2400をうろうろしていたのが、
2350~2500くらいになった。
最高レートも更新。(2550)
<上達した理由?>
わずかながらレートが上がった理由を考えてみました。
今まで気にしていなかったところを意識するようにすることで、
形が安定し、発火率が上がったからだと考えています。
別に新しい形を覚えたり何か特訓したわけではないです。
「その手は悪手だよ、理由はこうだよ」、と
指摘してもらったおかげで、
形や手順の良し悪しを判断する基準を獲得した、
別の言い方をすると、
それまで何となく置いていた手を、
理由を持って置いたり・避けたりすることができるようになった、と
いうことだと考えています。
ぷよぷよは初心者、初級者、中級者、上級者で見えている世界が違う。
↓
指摘を受けて、積みの見方が変わった。(見るポイント、観点が増えた)
↓
手順や形の良し悪しの判断が前よりも出来るようになった。
↓
積みが良くなった。
もしかしたら闇雲にただ積みまくっても上達しなかった理由は、
判断基準に変化がなかったからかも知れないと思っています。
ぷよぷよはなんとなく、
形をたくさん覚えて、たくさん積んで、精度を上げたら上手くなるんだ、
強くないのは練習が足りないからだ、みたいに思っていたのですが、
「いつ、どこにぷよを置くか」という判断基準がなければ、
その一手が悪手かどうかの判断もできないわけで、
自分の中に観点が増えることで、悪手を事前察知できるようになり、
結果として手順の洗練につながるのかな、と。
もちろん、観点の数だけ悪手があるわけではないでしょうし、
人によって持つ観点も違えば、その数が単純に実力に直結するわけではないと思います。
ただ、少なくとも初心者~初級者のうちは、
ある程度言語化された観点が無いと、
いつどこに積めば良いのか迷子になってしまう。
積みの速さ、形の豊富さなどの技術の獲得に加えて、
ぷよの上達のためには、新しい観点の獲得も大切ということに気づけたのが大きな収穫でした。
(個人の感想です)
<今回身についた新しい観点の例>
最後に、今回新しく身についた、
形や手順の良し悪しを判断するポイントを、
抜粋して列挙したいと思います。
※あくまでもsteamぷよスポでR2200~2400の実力の筆者に対する指摘です。
「折返しに置こうとしている色がネクネクまでに見えているかどうか」
→
見えていない色を発火点にした場合、色が遅かったときに本線発火率が下がる。
よってネクネク以内に来ていない色を発火点にするという手順は良くない。
以降、2手以内に来ていない色を発火点にするのは避けるように心がけてます。
ただし、相手が速攻保持しておらず、良型を目指せるなら、
色が見えていなくても、思い切って突っ込んで良い。
「折返しに置いたキーぷよは全力で外しに行く」
→
キーぷよを外せない状態を作ると、本線一本になってしまい、良くない。
これを聞いてから、折返し構築後の方針が立つようになり、
キーぷよを2連結にする一手の優先度を上げ、
キーぷよを外せないようにする一手を避けるようになりました。
「連鎖尾が高い場合、カギ積みで高さを合わせる」
→
いわゆるバランスマンション?
連鎖尾が高いなら、カギ積みなどを上手く使って高さを合わせると飽和を維持できる。
自分が積んだ形は、飽和が低そうだなぁと思っていた矢先、
machine322さんが添削してくれた手順を見て軽く衝撃を受けました。
連鎖尾の形はそのままで、折り返し以降の高さを整えただけで10万点オーバー。
バランスマンションが良い良いって言われる理由が初めて腑に落ちた瞬間でした。
左が自分の積み。最後まで積んで11連鎖トリプル82600点
右が添削してもらった積み。13連鎖トリプル109800点
もちろん高さ合わせの技術あってこそですが、
飽和は、土台の形が決めるんじゃなくて、その後の伸ばし方次第なんだなと大いに実感しました。
「連鎖尾の上部は段差がなくなるように、平坦にすると良い」
→
実際の添削例。例えば以下の場面(ネクストは青紫、緑紫)、どっちにちぎるか。
私はどっちでもいいんじゃね、と正直思っていて、なんとなく左を選んだのですが、
連鎖尾の上部を平坦にするという観点で見ると、右が良い手になるみたいです。
紫+何かを6列目に入れることで連鎖尾上部が平坦になる。
↓
第2折返しが組みやすくなる!
これは気にしたことなかったので、本当に勉強になりました。
実践むずくて出来てませんけど
このあたりはどういう観点でみるかで正解が変わると思いますので、
左を選ぶ狙いがあればそれが正解だと思います。
<指摘が役立った理由>
ネクネク確認、キーぷよ外し、バランスマンションという言葉はどれも聞いたことあって、
自分では分かってるつもりだったのですが、
今思うと、必要ないところでキーぷよ外したり、
それが原因で本線がつながらなくなったりしていました。
言葉を知っていても、適切なタイミングで実践できないとダメってことですね。
それが今回、
ここはネクネク確認だよ、
ここはキーぷよ外しだよ、
ここはバランスマンションだよ、と教わったおかげで、
ようやく自分ごととして捉えられるようになったという感じです。
(バランスマンションはまだ難しいですが・・・)
<最後に>
そもそも、とこぷよをみんなでやってみるという実験は、
自分が伸び悩んでいて、どうすればいいのか分からなかったことに端を発します。
人に自分の積みを指摘してもらえるというのは、
想像以上に効果的でした。
わずかとはいえこんな早くレートに成果が表れると思ってなかったし、
とこぷよ嫌いだったのですが、やった方がいいと気づけましたし、
積みを言語化することの効果も実感できました。
あと、教えてくれるひとのありがたさ。
みんなでやると楽しい!
コメ欄で指摘を受けている途中、めちゃくちゃ勉強になったのですが、
記事を書いた自分だけが指摘をもらえていて、
自分だけが得しているような申し訳無さを感じて、
少しでも還元しようと記事にまとめてみました。
もし伸び悩んでいるひとがいたら、
確実に言えるのは、誰かにアドバイスもらうといいよ!ってことです。
ぷよキャンに記事書いてもいいですし、
誰かの配信にコメントしてもいいと思います。
もっと気軽に参加できる選択肢のひとつとしてサークルもあった方がいいだろう、
と思ったので、興味のある人はぜひ!
人が増えてくれると嬉しい・・・
https://puyo-camp.jp/teams/2096
また何かしら還元できることができたら記事にしたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。