目次
・はじめに
・本線先打ちとは
・何故本線先打ちなのか
・勝つ為に必要な四つの知識
・おわりに
はじめに
初心者向けというとまず階段とかカギとかが出てくるけど、それをとこぷよで組めるようになったからといって実戦で勝てるわけではありません。
何故なら、実戦ではゆっくり組んでいたら相手から14連鎖クアドラプルが飛んでくるし、発火点を埋めた瞬間に2連鎖クインティプルが飛んでくるからです。怖いねえ。
そんな魔境で初心者が戦うにはどうすればいいのか?階段やカギを組めるようになったら次は何を練習すればいいのか?
私は本線先打ち戦術を習得するべきだと思います。
こちら
https://puyo-camp.jp/posts/54099でGTRpriestさんがぷよ通の様々な勝ち筋について書かれていますが、ここに書いてある勝ち筋よりもまず、対戦初心者には
本線先打ちという勝ち筋を狙って欲しいんです。
本線先打ちとは
一般的に、本線は大きい連鎖のことを指します。
図1
これは5連鎖本線です。
そして、
相手の本線よりも先に自分の本線を発火することを本記事内では本線先打ちと呼びます。
何故本線先打ちなのか
本線先打ち戦術は、実行するだけなら簡単ですが、それを実行したうえで勝つには
いくつかの知識が必要になります。
ぷよぷよ通の
対戦の基礎になるのがその
いくつかの知識です。これを知ることで対戦がまともに成立すると言っても過言ではありません。
例えば、あなたが上の画像(図1)のように階段5連鎖を作って即発火したとします。これも立派な
本線先打ちです。
しかし、それでは恐らく負けてしまいます。何故なら、普通は相手が本線を伸ばす余裕があるからです。
図2
仮に相手が同じように階段を組んでいたとしたら、相手は適当に同時消しを連鎖尾に足すだけであなたの5連鎖を返すことが出来てしまいます。
つまり、
相手のほうが大きい本線を組める可能性が高いのに先打ちするのはダメということです。
では、相手よりも大きい本線を先打ちするにはどうすればいいのか考えてみましょう。
勝つ為に必要な四つの知識
一番確実なのは、最後に6連結で消える19連鎖を打つことです。しかしそんなのは初心者どころか、世界で一番上手いプレイヤーでも多分今のところ無理です。
じゃあ18連鎖は意味が無いのか?そんなわけないですよね。大抵のプレイヤーは対戦で18連鎖は組めません。
それなら10連鎖は?ちょっと不安ですね。一年くらいやってる人なら10連鎖組める人はまあまあいます。
何連鎖必要なのかを断言することはできません。それは
相手次第なんです。相手が3連鎖までしか組めないなら5連鎖の本線でも十分です。
相手よりも大きい本線を打つには、相手が何連鎖組めるかを予想する必要があります。これがまず最初に必要な
勝つ為の知識です。
安心してください、相手の連鎖を予想するのはとっても簡単です。
相手は19連鎖を組めると予想しましょう。
相手は19連鎖を組んでくるバケモノだと思ってください。
では、そんな相手に先打ち本線で勝つ為にどうすればいいのか?
相手の本線を小さくする必要があります。これが二つ目の
勝つ為の知識です。
あなたは何連鎖組めますか?18連鎖?10連鎖?5連鎖?
仮にあなたが10連鎖を組めるなら、
相手に11連鎖を組ませた時点であなたの負けです。ですから、相手に11連鎖を組ませないようにしなければいけません。
相手に11連鎖を打たせない確実な方法は、相手が11連鎖を組む前に小さな連鎖でお邪魔ぷよを34個以上送る事です。
フィールドは78マス。11連鎖に必要なぷよは4×11=44。78-44=34。34個以上のお邪魔ぷよを相手のフィールドに設置した時点で、本線10連鎖先打ちで勝てる可能性が生まれます。
しかし当然、相手は34個もお邪魔が降ってくるのを黙って見ているわけがありません。お邪魔ぷよが降らないように相殺を狙ってきますし、もし沢山お邪魔ぷよが降ったら整地をして消そうとするはずです。おそらく、34個もお邪魔ぷよを相手のフィールドに置くのはかなり難しいと思います。
ここで選択肢が発生します。
まず、あなたは相手に小連鎖でお邪魔ぷよを送りました。
相手はそれを相殺して(あるいはお邪魔ぷよを受けた後に整地して)、逆にあなたにお邪魔ぷよを返そうとしています。
そこであなたは
a.送られてくるお邪魔ぷよを受ける(あるいは小連鎖で相殺する)
b.本線を先打ちする
のどちらかを選択しなければいけません。
ここであなたは、本来であれば
どちらの選択肢の方が勝率が高いのか判断する必要があります。これが三つ目の
勝つ為の知識です。しかしこれには、とある超高等スキルが必要になります。
凝視です。
相手の連鎖が2連鎖で止まっているなら受けたり相殺する判断が出来ますし、2連鎖といっても2連鎖ダブルだったら本線を打つしかないという判断もできます。しかしこれらは凝視で相手の連鎖量を把握しているから出来る判断であって、凝視が出来なければ正しい判断をするのは不可能です。
もしあなたがまだ凝視をするのが難しい場合、こういう時にどうするべきでしょうか?
b.本線を先打ちする です。
何故なら、
本線先打ちで勝率が0%になる事は無いからです。これが四つ目の
勝つ為の知識です。
a.送られてくるお邪魔ぷよを受ける を選択した場合、もしそのお邪魔ぷよが12段分あったらあなたは負けます。その場合、カウンターを構えていない限りあなたの勝率は0%です。1%もありません。
b.本線を先打ちする を選択した場合、相手が本線発火直前で置きミスしたらあなたは勝てます。あるいは、色が異常に偏って発火色が来ずに相手は本線を発火出来なければあなたは勝てます。1%の確率かもしれませんが、勝ち目が残されています。
勿論、凝視が出来るようになった後はbに拘る必要はありません。aとbのどちらの方が勝率が高いのか考えて、より強い選択肢を選ぶべきです。
しかし、まだあなたが凝視スキルに不安を感じているならbを選んでください。それが
現時点であなたが出来る勝つ為の戦い方です。
おわりに
凝視をなるべく早く習得してください。
https://puyo-camp.jp/posts/58972