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スポーツ報知、 ぷよぷよファイナルズ。 📰

by
横えび
横えび
 ぷよぷよファイナルズSEASON5鹿児島の翌日、2023年3月5日早朝。

 急遽の日帰り出張で疲労困憊の横えび氏は、眠気以上の猛烈なる空腹に苛まれ美濃下宿を出奔。ファミリーマートで朝食とスポーツ報知を買い込み、速攻で帰宅した。この日の報知には将棋の棋王戦第三局(挑戦者が藤井聡太竜王、本局に勝てば最年少六冠王)と報知杯弥生賞ディープインパクト記念(競馬のGⅡ競走、スポーツ報知がスポンサー)記事が載っていたが、主目的はそれではない。前日のファイナルズが紙面記事になっているか否か、確認したかったのである。
 ともくんプロ連覇記事は、Yahooニュースや報知公式サイトを見て知っていた。「(まあ多分今回も)」とは思いつつ眠気や空腹と格闘しながら20分ほどで各記事を飛ばし読み、弥生賞は本命ワンダイレクト単複ルメールも楽しメール・・ ではなく!軽い絶望感に苛まれた横えび氏は、朝食代わりのキットカットと新聞紙を放り投げオンボロ布団へ突っ伏し。
 数秒後、やや間延びした汚い高音が、漫画本と古新聞その他で荒廃した独居中年寝室に響いた。


 「・・ダメだ、やっぱ載ってない!」


 🗞スポーツ報知がぷよスポを扱い始めたのは、確か2019ぷよぷよ国体からだろうか?(違っているかもしれない。求む情報!)読売新聞社の若手記者にぷよぷよガチ勢がいるのか、セガが協力しているのか、はたまたチャンピオンシップ勢にゴーストライターがいるのかはわからない。贔屓目かもしれないが文面のクオリティは毎回なかなかのもので、この手の記事にありがちなガチ勢視点ならではの意地悪な指摘とは無縁に見える。
 しかしながらネット記事オンリーの現状は、どうにもモドカシイ。ともくんプロらガチ勢や北陸東海関西の各種運営勢、果ては米光一成ぷよぷよ & 魔導物語 原作者(現・デジタルハリウッド大学教授)にも同様の質問をしてみたのだが、帰ってきた答えはほぼ同じ。すなわちバラエティ番組や一般新聞紙面やゲーム雑誌に取り上げられた人や団体は多数あるものの、スポーツ新聞の紙面に掲載された人や団体は確認できず、であった。
 識者諸兄へヒアリングする前からなんとなくそんな気はしていたが、どうやら現時点でeスポーツにとってスポーツ新聞やフィジカル系スポーツ専門誌面は、思った以上にハードルが高いものであるらしい。4年経っても紙記事にならないのは、読売グループから「ぷよぷよに、そこまでの話題性や経済効果はないでしょう?」と見切られているようにも思える。

 まあ令和平成の若者には、昭和中年の主張は理解し難いかもしれない。既存メディアの立ち位置はネットに取って変わられつつなって久しいし、自宅ではテレビや新聞を見ない方も増えてきた。
 かく言う小職も拙宅に地デジテレビは置いておらず(貧乏だからとかではありませんよ!)、各種映像はもっぱらYoutubeかニコニコ動画かAbema TV。しかし新聞は新聞巻取紙をオフセット輪転機とカラーインクにかけてこそと信じる横えび氏としては現状はやはり寂しく、スポーツ報知編集局には一歩前進を願ってやまない。

 

  
名古屋GAME BOX.Q3、AC通対戦台drapomスコアアタック。 2023年1月3日


 発行元によって違いはあるが、スポーツ新聞の購読平均年齢はだいたい48~53歳。ぷよぷよ黎明期世代、もしくは現役ぷよらー層の親御さん世代だろうか?直撃世代でないのは承知の上だが、購入層(実際に代金を支払う立場)としては大きな差はないのではないかと思われる。また、ぷよキャンユーザーと報知購読層は被っていない(被っている方は小職までご一報を!)ので、スポーツ報知の特徴を列挙しておきたい。

・1872年創刊、1949年末にスポーツ新聞へ転換。1日発行数は約140万部
・女性や小学生でも読める誌面
(カラー写真多数、R18記事なし)
・読売ブランドとの繋がり(日テレ,読売ジャイアンツ,東京ヴェルディ,将棋竜王戦,囲碁棋聖戦,歌舞伎,ジャニーズ,宝塚歌劇,東京マラソン,箱根駅伝のゴール直後に行われる川崎競馬場の報知オールスターカップetc.)

 意外に思われるかもしれないが、スポーツ報知は社会人誌特有のアダルト記事は一切掲載していない。元旦や5月5日は野球キッズ向けひらがな記事を押し出すなど、(ぷよぷよがそうであるように)小中学生を意識した広報も多い。
 ネット記事のみでは掲載元の特色は掴みづらいが、ペーパー記事なら他競技と比較しやすいし新聞紙はスキャンもしくは切り抜き保存も容易である。そのため、他ジャンルの古参ファンがぷよぷよを再認識する機会が広がり、「あー昔よく遊んでた、プロ化したんだ!」とプレイヤー掘り起こしに繋がる、かもしれない。

 簡単でないのは承知で、スポーツ報知が紙面ぷよぷよ記事を取り扱うようになるにはどうすればいいかを箇条書きしてみた。


スポーツ報知ツイッターアカウントを全ぷよ勢がフォローする
・スポーツ報知ぷよ記事をつぶやく、もしくはリツイート
・WBCやワールドカップ開催時等、可能な範囲でスポーツ報知を購入
・マスコミ志望の大学生ぷよらー全員が読売グループ専願

・SEGAうまぷよレースセガ競馬コンテンツと報知杯弥生賞ディープインパクト記念が全面コラボ
・朝刊を毎日購読しているご家庭は新聞販売店と結託し、スポーツ報知にこっそり変更


 ・・これだけではとても無理でしょう、何か良案がありましたらご一報ください。スポーツ報知は1部130円、ごく稀に150円。横えび氏は元旦と毎週土日、東京優駿(日本ダービー) & グランプリ有馬記念の開催週は毎日買っているから、1年間に使っているのは2万円くらいだろうか?学生諸兄には安い買い物ではないかもしれないが、社会人なら大きな負担にはならないはずだ。
 フィジカルスポーツ中心のSports Graphic Numberが、藤井聡太を契機に将棋特集を定期刊行するようになった。スポーツ専門誌や新聞がeスポーツを取り扱う土壌は、少しずつ着実に整いつつある。金銭負担しろとまでは申しませんが、可能な範囲で皆様のご協力やアイデアご提供を是非おねがいいたします。

 14歳でぷよぷよを知った横えび少年も、もうすぐ46歳。いつの間にやら、スポーツ新聞平均年齢に追い付いてしまう事実に震えております。コンパイル倒産からあと1週間で四半世紀、旧AJPA(全日本ぷよ協会)が新聞囲碁将棋欄 & ぷよぷよ欄を目標に掲げて28年。今こそ主張したい、スポーツ新聞1面トップにぷよぷよeスポーツを!




(ここから先は余談)
 IPSから岐阜転居して間もなく3年。GTR宗家タナカッチ発掘はコロナ禍もあってか(?)ヒントすら掴めず、苦戦を強いられております。4年目こそは成果を!
 1988年元旦。今は亡き京都祖父母実家に帰省していた小学5年生の横えびくん(当時は巨人ファンの新潟市民、この7ヶ月後に横浜転居)は暇を持て余し、親戚からもらった報知スポーツ(ぷよぷよ誕生の1991年に“スポーツ報知”へ改称)の日本初の屋根付き球場こと東京ドーム特集(この年の3月に開業)を読み耽っておりました。両親は「10歳児がスポーツ新聞なんて!」と憤慨しておりましたが、スマホどころかファミコンすらない祖父母実家では最高の娯楽でございました。
 東京ドーム開業とほぼ同時期、岐阜県の小さな競馬場からJRA移籍した競走馬が破竹の快進撃。既存の競馬のイメージを根底から覆し、武豊と共に現代も語り継がれる芦毛の怪物神話が始まるわけでございますが、それについてはこちらを。

(余談の余談 2023/3/18追記)

 本日開催されたぷよぷよランキングプロ選抜大会 SEASON5にて、ちゃるめらー & なしー両選手がライセンス権を獲得。これまでと同じくスポーツ報知Web記事でも報じられておりますが・・ これまで同様、明日の紙面に載ることはないのでございましょう。掲載されるか否かに関係なく、小職は阪神大賞典の予想(小職の本命はジャスティンパレスです、JRAのアレは所謂スト破りなのです??)で購入いたします、希望を捨ててはイケマセン。

 阪神競馬場パドック、スポーツ新聞見開き展示。 福永祐一騎手 栄光の軌跡
更新日時:2023/03/18 23:38
(作成日時:2023/03/11 16:17)
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