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備忘録 最後の折り返しは右上が良い理由の言語化

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machine322
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何故良いのかの言語化が一応出来たので、小難しい感じになったけど一旦書いたものを出してみる。きっかけは一か月前くらいのmomokenさんの動画(https://youtu.be/X0vnA0E8IbQ?t=187)だけど、この説明でいまいち納得できなかったのでここ最近ずっととこぷよしながら考えてた。

まず、最後の折り返しというのが何なのか。
第二折りすら作らない完全なU字構築なら、第一折りが最後の折り返しになる。
よくある左折りの先折GTRなら、第三折りまで作ることは少ないので第二折りが最後の折り返し。
後折りだと飽和の為にもう一つ折り返しを作ることがあるが、その場合は第三折りが最後。

で、上記の動画での説明では
「第二折り(最後の折り返し)が左側だとそこから伸ばす際に3列目に到達するまで2列分しか使えないけど、右側なら3列分使える」
という内容で表現されていた。
じゃあ何故2列分しか使えないと伸ばしづらくて、3列分使えると伸ばしやすいのか。

①短い連鎖を無駄ツモ無しで完成させるのは難しい
図で説明するのが難しい部類の理屈なのでこれは全部文字で。
飽和直前の頭伸ばしでは、無駄ツモの発生が大きなデメリットになる。暴発要因にもなるし、発火も遅くなるし、置き場によってはそのまま発火できずに窒息してしまう。
そして、無駄ツモの発生は狙った連鎖数が小さいほど増える。
例えば5連鎖を最速で作ろうとした場合、ちぎりも使えばだいたい12~14手前後で作れると思う。無駄ツモは1~2手程度で、それも連結を足すためなどに使えばそうそう無駄ツモは発生しない。1連鎖ぶん狙う大きさを小さくすれば、要らないツモの安全な置き場も2手分用意できる。
これが4連鎖、3連鎖・・・1連鎖と小さくなっていった場合、無駄ツモの数は増えていく。わかりやすく言えば、『1連鎖を無駄ツモ無しで作ろうとしたらジュウロクイチが2回連続で来ないといけない』ということ。運がどれだけあっても足りない。頭伸ばしの場合は無駄ツモ無しだと"(既にある発火色と他の色の7/16)*(その他の色を新しい発火色にするための1/16)*(新しい発火色が含まれる8/16)=7/512(1.3%)"が大抵のパターンになるので、まあ無理。
で、肝心の狙う連鎖数は最後の折り返しから頭伸ばしをする際に残り何マスあるかで変動する
例えば最後の折り返しが左上にあった場合、使えるマス数は"使える段数*3-2(窒息マスとその上のマスぶんのマイナス)"となる。なので、残り段数が4段だった場合は残り10マスなので頭伸ばしで2連鎖を即座に作る必要がある。1連鎖に比べればマシだけど、それでも4~6手で完成して発火まで行くことは少ないと思う。残り10マスの状態で良いツモを待つ為に単発を狙うのもあまり良い選択肢ではなさそう。
一方で右上に折り返しがあった場合、窒息マス分のマイナスが無いので使えるマス数はそのまま"使える段数*3"となる。なので残り4段なら3連鎖を狙いに行ける。狙える連鎖数が大きいほど確率的に無駄ツモは発生しづらいので、こっちの方が安定して飽和する。実際の発火マスは窒息マスの場所でも良いので、上記の計算式に+1しても良いくらい。

②3列分のマスを多重折りだけで何段も使い切るのは難しい
こっちの理由はどちらかというとおまけみたいなもの。
4個つながったら消えるというシステム上、一連鎖で3列使おうとするとどこか1列だけ1段ぶん高くなる。座布団等のクッションを使って高さを稼ぐ場合は一般的に端の列に順番に色を置いていく必要があるため、右折り土台の場合は一連鎖ごとに6列目が1段ぶん高くなってしまう。そのぶんの高低差を4・5列目での連鎖構築で埋めなければならないが、6列目に置く色の順番は決まっているため、巻き込まず巻き込まれずを意識しながら組む必要があり非常に難しい。
例図。この場合、4列目を最上段まで使い切るのが非常に難しい。
中盤戦に使える形を保持しなければこういったこともできるけど、中盤もできるようにしようとすると早く連鎖を確定する必要があるので最上段まで使うのは難しい。
上の図に比べれば、左折りで多重を作って最上段まで埋めるのは2列分だけで良いのでだいぶ難易度は下がる。3列目は11段目までしか使えないので無理に2・3列目だけで連鎖を作って1列目と高さを合わせる必要はないし、何なら3列目は開けておいて第二折りの頭伸ばし後の発火点用スペースとして残しておいても良い。

2022/03/22 誤字修正
更新日時:2022/03/22 17:59
(作成日時:2022/03/19 14:04)
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