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潜り込みの構造を整理してみよう その4

by
ヌリトオ
ヌリトオ
4段程度の3列連鎖尾でも、
実は潜り込みっぽい形もある、
というのを見てきたことにより、
潜り込みアレルギーは緩和しそう。
実は潜り込みは、挟み込みなのです。

では、予め潜り込ませておいたぷよを、
挟み込みとしてどのように回収するか。
連鎖を分解して検討することによって、
シンプルに考えていくこともできそう。

基本形を考えていくために、
まずは複数の段差を作らず、
平らに消える形で見ますか。


その2のGTR横3Y字型を例に、
ちょっと丁寧に見ていきましょう。

左先折りGTR3列連鎖尾の、Sぷよ型。
実戦でもそこそこ見る形になりますね。




まず注目するのはこの部分。



青の横3が消えて、
挟み込みで紫がS字で消えて、
6列1段目に潜り込ませた赤が残ります。

そしてここで、
雪崩の要素を整理してみよう その2 を参照します。

当然のことながら、
6列1段目のぷよを消すためには、
6列1段目を含んだ4連結でなければなりません。

すると形としては、























この11種類しかないということがわかります。


そしてこの11種類は、2パターンに分類することができる。
1段目に隙間がないものと、1段目に隙間があるものです。

ない














ある











1段目に隙間がないということは、
そこでもう潜り込む余地がないということ。
つまり、横3からS字で消えて6列1段目に潜り込みの消え方から、
更に潜り込みを繋げていける形は、5種類しかないということです。

5種類ならなんとか覚えられそうですが、
しかし実戦で使いやすい形、そうでもない形もありそうです。
試しに、先程の土台の上に上記の5種を積んでみましょう。
◎が、連続の潜り込みのためのキーポイントになります。
図形ばかりで長くなり見にくいですがご了承ください。











赤がJ型になる3番目以外は、
ちょっと段差が大きいですね。

端が高い5番目のT型なら、
まあまあ収まりは良さそう。

そうしたら次は◎を回収できるように、
同色のぷよを適当に置ければいいわけ。


ひとつひとつ検討していくと相当な時間がかかりそうですが、
こうして手間暇かけて総当たりで並べてみることによって、
扱いやすそうな型は徐々に絞られてくるかもしれません。

この3番目の形なんかは、
こんな長々と説明しなくても見たことあるよ、
なんて思う方もいることでしょう。

しかしそれはきっと、既に30年を越えるぷよぷよの歴史の中で、
数多のプレイヤーの経験と考察と無数の対戦でふるいにかけられ、
それでも残った形だから誰かの対戦で見たことがあるのだろうと。
長く大勢が使っている型というのは、それなりの理由があるよね。
作成日時:2023/12/16 21:48
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