SAKI式の手順がどういうことなのか、
もう少し踏み込んで考えてみましょう。
理解が進めば、先折りGTRから連鎖尾を積む際にも、
手順として参考にすべき点がありそうな感じがします。
前回も少し触れましたが、
まず初手AABB、あるいはABABのときは、
2,3列1,2段目に横2を重ねて、
右折りに向かう形になっていきます。
で、問題はこの後の話。
たとえば3手目AAのときは、12ちぎりか、
4手目によっては、折り返しに使うか、
からの、右折りGTRをメインに見ていけば、
それほど大きくずれてはいないと思う。
たとえば3手目ABのときは、1縦で横3を重ねれば、
右折りGTRで良いし、やろうと思えば、
左折り新GTRやメリ土台などもできる。
じゃあ、3手目ACは?
そも、何故私の手順が外れているかを考えるに、
初心者が基本として学んだ積み方と差異がある。
色々なサイトや、初心者向けの座学や知識だと、
平らに積む、高さのバランスを良くしようとか、
谷が大きいのは良くないとか、端を高くだとか、
そうやって学んだ経験は皆さんありませんかね。
初心者向けの理屈からしたら、
2縦はなんとなく不安になる。
平らじゃない、2列目だけ高い、
1列目に4段分の谷で端が0段。
学びが拒否反応を示してしまう。
でもそれは、初心者用の学びで。
平らに積もうと思ったら、
そりゃ1縦に刺しますよ。
実際この手順でも、続くツモが良ければ、
そう問題なく連鎖尾っぽい形に仕上がる。
問題ないケースもあるからこそ、
うまくいかない場合のことから、
目をそらしてしまうのかもとか。
具体例を挙げてみるなら、
ここから次手がABだと、
それでもう形が悪くなる。
2縦なら繋がるけど連鎖尾がちょっと積みにくい。
12横だと端の段差はないけど赤がもう1個必要。
左右逆の12横だと連鎖尾がもっと積みにくい。
4手目のABを見てから3手目のACを動かせる技術があれば、
左折り新GTRにするという手がなくもないけど大変そう。
折り返しに使うと全消し逃すし赤の必要量が多い。
ちなみにこれ実は、ちょうどいいサンプルが、
ここの1試合目にあります。御笑覧ください。
2P側は4手目で一瞬悩んでから置きますが、
1P側の「手順」で解決できているわけです。
この手が、2縦からだとどうでしょう。
ネクストABね、じゃあ1縦で。
万事解決です。素晴らしい。
こういうことの積み重ねが、
受け入れの広さなのかなと。
そういうわけなので、少々時間はかかりますが、
ある形から受け入れられる配ぷよがどうなのか、
いくつかじっくり見ていってみようと思います。
何故初心者に平らに積むことを薦めるかというと、
連鎖の組みやすさもそうですが、ちぎりを減らし、
速度を落とさず積めるという理由もあるでしょう。
逆に言うと、一見4段分の谷で悪い形に見えても、
縦置きの受けが多い積み方になっているのならば、
ちぎらず、速度を落とさず積めるので問題がない。
という理屈になるんではないかなと思うのでした。