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対テトリスのぷよぷよの積み方

by
ADDIE
ADDIE
対テトリスの記事ないなーと思ったのと要望があったので書きました。
もしかして禁止されているのか・・・?そうだったらすぐに消します。


誰か教えて!


『対テトがもう絶望的なんじゃ・・・』となってきた人向けですが、
そういう人はだいたいこの記事の内容を感覚で理解できていると思います。

なのでこの記事は 完全に無駄 なのですが、

そういうものがきちんと文書に残っているかどうかというのは
大きな違いだと思うのでひとまず記事にしておこうと思った次第です。
あと、『高く構える』ということについては対ぷよ(特に全消し戦)にも活かせる
内容になるかもしれないなーということで許してください。

 
  1. 右積み・左積み問題
  2. 連鎖尾とは何か
  3. 露出のススメ
  4. 多連結・同時消しのススメ
  5. 相手に合わせた戦術


1.右積み・左積み問題

皆さんご存知のように対テトリスは、1列~2列のおじゃまぷよが短い間隔で降ってくるゲームです。
あっという間に埋まるので通常の対ぷよぷよをする時よりも高く積んでおく必要があります。



簡単に言えば、左2列と右3列どちらを使って組んでいくのか、ということです。
どちらも緑を消して5連鎖の形になっていますが、
左2列で組んだ方はおじゃまぷよを7段受けても発火できるのに対し、
右3列で組んだ方はおじゃまぷよを5段までしか受けられません。
まぁ、この例はどちらもかなり上手に高く構えられているので、この時点での優劣はその2段だけです。

この時点では、というのがミソです。
発火できるという点ではここでの差はおじゃま2段です。
では実際におじゃまが5段(おじゃま岩ぷよ1個分)降った様子を見てみましょう。







左右にさらに大きな差が生まれてきます。
 



おわかりいただけただろうか・・・。

右に積んだ場合、使用できるフィールドは幽霊を入れて全部で26マス
右の画像の右上は実質使用できないので全部で24マス。
左に積んだ場合、使用できるフィールドは幽霊を入れて全部で30マス


その差6マス

この6マスが勝敗を分けるのです。
だって、6マス違うってことは1段分の攻撃を受けてないわけなので、
それがどちらに有利か、ということは簡単に判断できると思います。
要するに『右に積む左に積む』ということよりも『2列で積むか3列で積むか』の話で

2列で積めば高さを稼ぎやすく、
相手の攻撃力を相対的に下げられる

ということが大切なのです。


同じようなことが対ぷよの全消し戦でも言えます。
次の単発で5段食らう可能性がある状況なので高く積んでダメージを減らしつつ、
フィールドを空けて反撃の準備をしなければなりません。

ただ、まぁ、2列で組むのは難しいんですよ。実際。
なので3列で組んでいく心得もやります。4章です。



2.連鎖尾とは何か
 
どれだけ積んでも1連鎖の図


唐突ですが、連鎖尾とは何でしょうか?
ある時は人々に感動と衝撃を与える龍の軌跡
ある時は嘲笑と溜め息の遺物


それはそれとして、連鎖尾は『段差のズレ』によって発生するものです。
連鎖尾はこれがないと始まりません。
連鎖尾に限らず2連鎖以上は全てです。









ところで、右3か左2のどちらかに高く積んで言った場合の話です。
連鎖尾は必然的にその反対側で組むことになりますが、
2列の連鎖尾と3列の連鎖尾、どちらがより連鎖尾を入れやすいでしょうか。


答えは当然3列の連鎖尾です。


皆さん感覚的に分かるので『そりゃそうだろ!』と言われてしまいそうです。
なぜ3列の連鎖尾の方が入れやすいか、説明すると次の通りです。
 
右3列の連鎖尾

左の画像(右3列の連鎖尾)を見てください。
この時、注目するべきポイントは段差のパターンです。
まず最初の緑が消えて4列目が2段下がります。
次に青が消えて4列目が1段。5列目が2段。6列目が1段下がります。
これを順番に書いていくとこのようになります。
 
連鎖色 4列目 5列目 6列目
2段下がる 0段下がる 0段下がる
1段下がる 2段下がる 1段下がる
0段下がる 1段下がる 3段下がる
1段下がる 3段下がる 0段下がる
1段下がる 2段下がる 1段下がる
1段下がる 1段下がる 2段下がる


 

次に左2列の連鎖尾です。
左2列の連鎖尾
連鎖色 1列目 2列目
0段下がる 2段下がる
3段下がる 1段下がる
1段下がる 3段下がる
3段下がる 1段下がる







注目するべきは下がる段差のパターンの数です。
3列連鎖尾の方が段差のパターンが多いのが分かると思います。
連鎖は段差によって生まれるので、段差のパターンが多いほうが連鎖尾を入れやすいです。
そして、この段差の差が全部0になったら連鎖尾は止まります。

※この例はある程度、意図的に段差を調整しています。

そして『1.右積み左積み問題』の通り、発火点の耐久性は左積みの方が高いので、


開幕は左に 連鎖尾は右に インド人を右に


対テトにおけるぷよの積み方の基本(特に開幕)はおおよそこれで決まりだと思います。
ちなみに上の画像にある右3列の連鎖尾は、対テトでは悪い例です。
その理由の説明は次の章で。



3.露出のススメ
 
右3列連鎖尾

先ほど突然『悪い例』と言われてしまった連鎖尾です。
特に中盤以降では絶対に組んではいけません。
※そもそもおじゃまが来て組めないだろ!とかではありません。

この連鎖尾は一番下の緑が発火できれば7連鎖ありますが、
例えば1段のおじゃまを受けてしまったら1連鎖もできない
最高級なゴミにしかなりません。

あくまで、1章2章の話は
『左で発火点を高く構えつつ、右で連鎖尾を伸ばす』
ということに着目しているのでこの話は少し矛盾してるように感じます。

しかし発火色が来なかったら同じことです。
そんな時、実は先ほどの左2列の連鎖尾のような形が状況を助けてくれます。

 
良い連鎖尾


話を合わせるために、2章の左2列連鎖尾を
そのまま右2列に置き換えた画像がこちらです。

この連鎖尾は何連鎖でしょうか。
一番下の緑が消えれば5連鎖ありますが、
1段おじゃまを受けてしまったら・・・

すでにお気づきの通りおじゃまを受けても
黄色>赤>緑 の3連鎖が残っており、フィールドの清掃と反撃が可能です。





 
良い組み換え


さらにさらに、1段のおじゃまであれば右上に青下緑上を置くことで
黄色からの5連鎖へと復帰できます。

ここで伝えたいことは、『1.右積み左積み問題』に出てきた
発火点を高くかまえるというのとおよそ同じになりますが、
意図した発火点ではなくても

3連結を露出する

ということが、とても大事である。ということです。




 
良い露出の例


2章でギャグっぽく出てきた
『どれだけ積んでも1連鎖の図』ですが、
これが対テトでは理想の形となります。

上の赤から8連鎖
真ん中の緑から3連鎖ダブル
真ん中の赤から5連鎖
下の黄色から3連鎖あります。







 
中空け3連結


これは自分の実践譜ですが、こういう形も3連結と言えるでしょう。
※右上はNEXT 次に1段+2個のおじゃま

3列目をしっかりと空けておいて、埋まったところで中央の青から
しっかりと5連鎖を打つことができます。

NEXTに見えている黄青で右側にさらに3連結を作っていけば
2連鎖や、本線の発火点維持に使えるかもしれませんね。

もしおじゃまが来なければ、
フィールドを整地して大量消しを狙っていきましょう。







4.多連結・同時消しのススメ

ここまで、『左発火』『右連鎖尾』『連結の露出』とやってきましたが。
申し訳ない。

私は右発火メインです

途中でチラッと書きましたが左2列でカウンターのように高く構える形を組むのは
配色にも左右されますし、シンプルにめちゃ難しいのです。
あと、左から右に連鎖尾を繋いでいく、というのも
おじゃまのタイミングなどでつながらなくなったりしますし。ゲキムズです。
ただ、超上級のテトに良い勝負をしたい、という人は左積み右連鎖尾は必須テクです。


じゃあ、それができないクソ雑魚ウンチっちな自分はどうするのかというとこれです。
 
両翼同時消し

左は自分の実践譜です。
中盤なのでフィールドが散らかっていますが
紫から2ダブ3ダブと繋がります。

このように発火色を共通にした連鎖を左右に組むことで
同時消しとして火力をかさ上げすることができます。
6連鎖を組むのが大変な人でも
左右に3連鎖ずつなら組むことが簡単なのではと思います。

発火点を共有するので
埋まらないように気をつけるポイントが少ないのも魅力です。
反面埋まったらオブジェです。気をつけましょう。


 
両翼序盤連鎖
両翼序盤の霊
序盤の場合はこのような形になると思います。

右に5連鎖を組んでいたがおじゃまが降ってきてしまい
これ以上連鎖を伸ばすのが難しい。
右側が高くなっているので連鎖尾にもつなげられない。

そこで発火色の赤を共有して左側にも3連鎖を作ったという状況です。
右側の連鎖に対して頭伸ばしはこれ以上難しい状況なので
この方が安全安心お手軽に火力を増せそうですね。






 


両翼を使う構成については、
3章に出てきた中空け3連結をしっかり意識しましょう



例えば左図の状況で赤黄を引いてきたとき
どこに置くのが一番良い状況を導けるか考えてみましょう。



たまに赤枠にぷよを置いてしまう人がいるのですが
受けを考えたときは青枠が正解となります。

また、NEXTが青や黄に偏っていれば緑枠の形も良さそうです。
赤枠がOKになるのはNEXTネクネクに赤1つと
それ以外の同じ色が3つなど、即伸ばしに使える状況だけだと思います。











5.相手に合わせた戦術

簡単に言うと開幕はしっかり相手のフィールドを見ましょうねということです。
4章の戦術を取った場合は基本的に一撃で相手を仕留めることは難しいです。
(右側だけで8連鎖以上組めればいけるかもしれませんが)

①もし相手が中空けRENだったら
 ⇒相手が消し始める前に5連鎖以上(できれば6連鎖ダブル以上)を打ち込みましょう。
  通常範囲での威力は半減以下となります。
  おじゃまの穴によっては悲しい逆転を食らう可能性があるので気を抜かず
  多連結・同時消し系で追い討ちできる状態に組みなおしましょう。
  あとはRENが切れることを祈りましょう。

②もし相手が4列RENだったら
 ⇒組みあがりに合わせて3連鎖ダブルを狙いつつ、
  単発や2連鎖をしても良いので自分が安定して大連鎖を組める形に整地しましょう。
  相手の形がすばらしい場合12連鎖組めないとジリ貧です。
  あとはRENが切れることを祈りましょう。
  
③もし相手がパフェ積みだったら
 ⇒単発2ダブで1段送ればそれだけで阻止できます。
  たまに相手の2Line消しにぶつかってしまうのでそれだけ注意。
  パフェは修正されて2段少しのおじゃまにとなりましたが、
  3連続取られるとさすがにジリ貧なので早めに阻止していきましょう。
  あとはパフェが取れないツモであることを祈りましょう。

④もし相手がDTRENだったら
 ⇒これが一番ヤバイパターンだと思います。
  DTでフィールドやぷよを削られた状態でRENを綺麗に組まれたらほぼ死にます。
  対策としてはDTの相手の攻撃をきっちり受けきるだけの連鎖を構築すること。
  あるいはDT前にしっかり送ってRENのフィールドを減らしておくこと。
  相手が置きミスすることを祈ることです。



自称中級者が考える対テト対策は以上になります。
結構かいつまんで書いているので少しずつ胡散臭いですが
これが対テトに悩む少年少女とおじさんおばさんの助けになればと思います。

それでは!

※上記の内容に納得がいかない場合は補足記事をお願いします。

※追記
ちなみに、自分が考えるぷよテトのダイヤグラムは
 最上位(TOP10) ぷよ0.5:9.5テト
 上位(上位1割) ぷよ2:8テト
 中級(上位3割) ぷよ3:7テト
 それ以下 ぷよが5以上の有利
となっていて、この記事は中級向けとなっています。
つまりテトリスにボコられ始めたぷよらーが対象です。




 
更新日時:2020/03/07 05:09
(作成日時:2018/09/02 22:09)
カテゴリ
中級者向け
コメント( 5 )
5件のコメントを全て表示する
まーちゃろ
まーちゃろ
2018年9月3日 8時41分

全部フィーリングでやってたので、勉強になりました!
そして5章が全然理解できなかったのでテトの知識不足を痛感/(^o^)\

ADDIE
ADDIE
2018年9月4日 17時24分

私もテトは最近Swap始めたから知識不足
一緒にテトリス駆逐しようず

SAI
SAI
2020年3月2日 23時50分

対テトの積み方を調べたらここしかヒットしなかったのに肝心の画像が見れない。。。

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