【ちぎり分布＆ランキング】ちぎらない積み　ちぎれる？【オンラインプロリーグAグループ編】

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01.もくじ
　01.もくじ
　02.はじめに
　03.測定ルールについてのアレコレ
　04.各プレイヤーのちぎり分布
　05.おまけ①-ちぎらない度ランキング-
　06.おまけ②-土台構築でちぎらない人ランキング-
　07.おわりに



02.はじめに
　　こんにちは、秋雨です。今回のテーマはちぎりです。


　　ぴぽにあさんがちぎりを極限まで減らしたプレイスタイルをとることは有名ですが、他のプレイヤーのちぎり事情についてはあまり詳しく知らないなーと思ったのが今回筆を執ったきっかけです。毎度のことながら完全に「僕が知りたい」という気持ちからスタートした記事ですので、もし「誰がどのくらいちぎる」という情報が僕以外には広く深く知れ渡っているようであれば僕は泣きます。

　　そんなわけで、今回は色んなプレイヤーがどのくらいちぎっているのか調べました。ついでに何手目でちぎることが多いのかも調べてみました。

　　土台構築や中盤戦の行動指針として「ちぎりの少なさ」を特に強く意識している方は参考にするプレイヤーを決めるための参考になるかもしれません。


　　調査対象についてはタイトル通り、飛車ちゅうさん主催のオンラインプロリーグに参加された方々です。飛車さん楽しい企画をいつもありがとう。リーグ概要→【リンク】　リーグ対戦表→【リンク】

　　　※今回はAグループなので冒頭でネタにした上に記事のきっかけの張本人であるぴぽにあさんは出てきません。なんじゃそりゃ(*；◯；*）って僕も思ってます。


　　ではまず、測定ルールについて少し説明させていただきます。冗長に感じる方は【04.各プレイヤーのちぎり分布】まで飛ばしていただいても全く問題ありませんので読みたい方だけどうぞ。



03.測定ルールについてのアレコレ
　　一人のプレイヤーにつきプロリーグ初戦の最初の10試合だけのデータを取りました。いつもの分析からするとかなりデータが少ないのですが、予めご了承いただけると幸いです。プレイヤーの数が多いぶん一人一人に掛けられる時間や労力が少なくなってしまいました(*；◯；*）


　　①ちぎり分布
　　　ちぎりが発生したとき、そのちぎりが試合開始から何手目に起きたかを記録し、1手目～6手目、7手目～12手目、…と6手ごとにグループ分けをし、それらを10試合分合計したものをグラフに出しました。6手というとキリが悪いように感じられるかもしれませんが、COMすけとうだらみたく詰めて置いて行ったときにちょうど2段分ずつになるって寸法です。平たく組んでいけば大体12手までで土台が完成するくらいです。

　　　わかりづらい説明すみません。多分見た方が早いです(説明の意味…うそ…)。


　　②ちぎらない度ランキング
　　　プレイヤーごとに「(ちぎった手数/引いた手数)×100」を計算して並べただけです。簡単。



04.各プレイヤーのちぎり分布
　　さて本題です。紹介順は↑のリーグ表の順番と同じです。紹介文は僕が勝手に持ってるイメージを多分に含みます。文の内容についての自信はないです。


　　プロプレイヤー①　ヨダソウマ
　　　Twitter　YouTube
　　　97世代の一角。「とりあえずつよいの打つ」みたいな動きばっかするのでやっぱりつよい。対戦相手ひとりひとりのプレイスタイルを分析しており、それぞれに合わせた戦い方をする。最近自滅しない。YouTube配信が終わった後にしれっと追加されるサムネが面白い。ソウマ放送すき。【覇王の慧眼】

　　　　
　　　　○ちぎり率：14.0%
　　　　○土台構築序盤からそこそこちぎるが、中盤の始まりくらいが攻守一体っぽい中盤の手を作ろうとするためややちぎりが多いか。表の見方ですが、製作者の僕もよくわかってません。多分ソウマさんに対しては13～18手目くらいにｲｳﾞｧﾙﾙﾙｧ!!!ってやれば刺さってくれる確率が高いんだと思います。


　　プロプレイヤー②　めいせつ
　　　Twitter
　　　個人的にはフィーバーのイメージが強いけどぷよクロの通レートでも確か3000行ってたと思う。つまり超つよいぷよぷよクィーン。高い本線火力が持ち味で、中盤は後手に回って対応しに行く印象(しっかり分析したわけじゃないので違うかも)。右から後折組んだりと時々手順が独特になる。

　　　　
　　　　○ちぎり率：17.8％
　　　　○鍵っぽい土台を組むことが多く、そのために序盤からかなりちぎりが多いが、その引き換えに(定型ゆえ)思考時間をカットしたり、フィールドを余すことなく使うことで高火力を得ていたりするようだ。


　　プロプレイヤー③　MATTYAN
　　　Twitter　YouTube
　　　左折のGTRに加えてフキゲンや宇宙チックな形といったL字がたくさんのグネグネした連鎖を組む印象(ちょっと昔かも)。キャンセルをｷﾞｭﾝｷﾞｭﾝ多用するので、毎手「そこ置くんだ…」→「ｱｯ違った…」って物理的に騙される。

　　　　
　　　　○ちぎり率：12.9％
　　　　○土台構築段階~中盤の最初の方ではかなりちぎらない。そのうえ上述の通りキャンセルを決めまくるので積みの体感速度はかなり速い。ただ中盤以降は攻め手をつくるためにも素直にちぎることが多い。


　　プロプレイヤー④　へーょまは
　　　Twitter　YouTube
　　　動画や配信であまり見かけないので詳しくはないのですが、プロリーグの動画を見る限りだと先折GTRから終盤で連鎖尾にﾎｲﾎｲってツモ突っ込んでぶっぱなすスタイルに見える。そこそこの頻度で叫ぶ。カメラの人。情報不足でごめんなさい。

　　　　
　　　　○ちぎり率：12.7％
　　　　○「ちぎっても良形」をかなり強く意識しているのか序盤ややちぎりが多いが、結構たくさんツモって本線をゴリゴリ伸ばすタイプなためか、総合的なちぎり率は意外なまでに低い結果になった。


　　プロプレイヤー⑤　fron
　　　Twitter　YouTube
　　　はいこんばんは。
　　　　
　　　このPVももはや懐かしいですね。プロの座を手にし、影響力を拡大している’97世代の核弾頭。そういえばおいうリーグがないので最近はｲｳﾞｧﾙﾙﾙｧが強い!!!ってあんまり聞かなくて寂しいなあ。あと97世代物語の更新待ってます。今↑の画像貼ったときに改めてじっくりとfronさんのこのポーズを見たんですが、じわじわ込み上げてくる笑いがありますね。

　　　　
　　　　○ちぎり率：13.5％
　　　　○土台構築の最序盤ではあまりちぎらないですが、fron積みは連鎖尾側が膨らんだり、逆に折り返し側に谷ができたりしやすいので、土台構築終盤(13~18手目)でそれを解消するために多くちぎるようです。彼もMATTYANさんと同様割とキャンセル決めるので特に序盤は連鎖構築が速めです。


　　プロプレイヤー⑥　トムソン
　　　Twitter　YouTube
　　　古くから多くのリスナーを牽引するぷよ配信界の重鎮。後折のイメージが強いが、最近(だと思ってたけど最早そこそこ前)は先折GTR手順も、研究の末にモノにした。今回は先折GTR手順での分析となっております。フェーリ復活してほしい。切実に。

　　　　
　　　　○ちぎり率：11.1％
　　　　○19~24手目の中盤中期以外は安定してちぎりが少ない。序盤あまりちぎらない分+中盤のタネをつくるために、フィールドを整えだすのが中盤中期ということになるか。総合的なちぎり率も低く、技術力の高さが窺える。


　　プロプレイヤー⑦　coo
　　　Twitter　YouTube
　　　弥生手順をベースにしているようだが、かなり独自色が強い印象。プロリーグ中一時期新しいことをやっていたが最近また戻った。クソ脱線余談なのですが、最近(4か月くらい前)僕もプロデューサーになりました。ある程度そっちのネタの知識を入れてからぷよm@sを観るとすごく楽しいですね。まあ僕の所属事務所ぷよm@sとは違うんですけど。クソ脱線余談でした。

　　　　
　　　　○ちぎり率：14.9%
　　　　○ちぎりは序～中盤に偏在している。本線を組みつつ相手に動きが無ければ割と自分から仕掛けていくので、そのタイミング(13~24手目くらい)で仕掛け手を作るためのちぎりが多くなるっぽい。


　　プロプレイヤー⑧　飛車ちゅう
　　　Twitter　YouTube
　　　今リーグ戦の主催。いつも楽しいイベントを企画してくださる、悪を束ねる定形コアラ。僕は彼に「変幻自在の定形連鎖」という印象を持っています。なんだか表現があべこべなようですけど、ほんとにそうだと思うんです。

　　　　
　　　　○ちぎり率：13.2%
　　　　○序～中盤の最初の方はちぎり控えめだが、中盤から終盤にかけてのタイミングや発火間際によくちぎるようだ。また、彼のちぎりは定形を組む都合上高いところからのちぎりになることが多く、ちぎり1回のタイムロスが比較的大きい。ただ定形ゆえ思考を連鎖の部分以外に割けるため判断が早く、ツモ差はそこまで感じない。


　　プロプレイヤー⑨　selva
　　　Twitter　YouTube
　　　「飽和した！」の掛け声とともに本線を発火する30000点の支配者。彼は中盤の間合いが独特で、そしてその間合いに相手を引きずり込んで戦うので慣れていないと苦戦すること必至。小さな攻撃は受け、鬼の凝視と追い打ちを以て敵を追い詰める、荒れ地で戦うプレイヤー。

　　　　
　　　　○ちぎり率：14.1%
　　　　○とにかく先手を取って場の支配権を握りに行くため、速やかに土台を組んだ(最初の方はちぎりは多くない)後は中盤の手を作りに行くために急激にちぎりが増える。ただ、上述の通りなのでそのちぎりは隙と言うよりかは攻撃のサインと取った方が正確かもしれない。また、攻め続けるために止まらずガンガンツモるのでちぎりの総回数に対して引いた総手数も多く、総合的なちぎり率はそこまで高いわけではない。ただし初手まわりで全消しが絡むと手が止まる


　　　以上、ちぎり分布でした。



05.おまけ①-ちぎらない度ランキング-
　　ざっくりです。
　　　1位　トムソン　　　11.1%
　　　2位　へーょまは　　12.7%
　　　3位　MATTYAN　　 12.9%
　　　4位　飛車ちゅう　　13.2%
　　　5位　fron　　　　　13.5%
　　　6位　ヨダソウマ　　14.0%
　　　7位　selva　　　　  14.1%
　　　8位　coo　　　　　 14.9%
　　　9位　めいせつ　　　17.8%

　　失礼を承知で申し上げますと、意外な結果になった、という感じです。この辺の数字をどう読み取るかは皆さんにお任せします。ただ最初のほうでも書かせていただいた通りデータ不足感は否めないので参考程度に。仮に2回のちぎりで1手分の差が付くとすると、全く同じスピードで組んだトムソンさんとめいせつさんは、30手目で1手分の差が付くくらいですかね。この差を大きいと取るか小さいと取るかも皆さんにお任せします。

　　僕の考えとしては、中盤を する / した なら割とデカいし、終盤に突入してるなら(そこで下押しっぱなしを維持し続けられる人間はほぼいないので、ちぎりよりも単純な落下速度の方が大事そうという理由で)そこまで大きい差ではないと思います。



06.おまけ②-土台構築でちぎらない人ランキング-
　　1手目～12手目までの合計ちぎり回数の少なさを見ます。
　　　1位　トムソン　　　4回
　　　2位　MATTYAN　　 6回
　　　　　  fron　　　　　　　
　　　　　  飛車ちゅう　　　　
　　　5位　ヨダソウマ　 　8回
　　　　　  selva 　　 　　　　
　　　7位　coo　　　　　 10回
　　　8位　へーょまは　　11回
　　　9位　めいせつ　　　20回

　　トムソンさんちぎらないわねぇ。




07.おわりに
　　ここまで読んでくださった皆さん、お疲れさまでした＆ありがとうございました。

　　少し前からちぎりに焦点を当てた記事は書きたいなーと思ってたんですが、なかなかうまい構成が見つからず、というか今のコレも紆余曲折を経てなんとか形にしたものなのでコレがうまい構成だとも思いませんが、まあそんなこんなでようやくとりあえず完成できました。

　　次回予告は詐欺にしかならないとようやく学習したので未定とさせてください。ちぎり分析のBグループ編はやりたいですが。

　　気分次第でしか投稿されないうえに構成も文章も稚拙な記事ですが、これからも楽しんで読んでくださる方が一人でもいれば幸いです。


　　余談なんですが、僕の最初の記事「ぷよぷよ初心者は階段積みの夢を見るか」に添付した画像が全て消えてしまっています(少なくとも僕の環境だとひとつも表示されない)ね…。どのサイズでどうやって添付していたかの情報がもう残っていないので大変申し訳ないのですがそのまま放置させてください…
　　もし読みたいという方がいらっしゃれば、멍충한 여우(Stp. Fox)さんが韓国語に翻訳してくださった記事【リンク】のほうに画像も残っておりますので、お手数ですが適宜そちらを参照していただけると幸いです。
　　→なんとか復旧しました。今は問題なく閲覧いただけるはずです。どうぞよしなに。

　　※データについて。YouTubeに上がってる誰でもアクセスできる動画から取ってきたので大丈夫かと思われますが、もし「自分のデータが数字として出るのが嫌だ」等の問題がありましたら、お手数ですがこの記事のコメント欄か、僕のTwitter(@Akisame_16)にご連絡ください。データを消すなどして修正させていただきます(当事者からの申告に限ります)。






2019/08/28 Akisame16